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2008年3月23日 (日)

実はブリグリのポップスセンスって、すごいんじゃないだろうか。

Title:the brilliant green complete single collection’97-’08
Musician:the brilliant green

私が、the brilliant greenというバンドに出会ったのは、今はなきラジオ番組「JAPANESE DREAM」でのこと。デビューシングル「Bye Bye Mr.Mug」を聴いたは、とても衝撃的だったのを覚えています。

全英語詞のそのナンバーは、とても洋楽テイストが強く、特に、その当時(っていうか今もだけど)はまっていた、oasisあたりのイギリスのギターロックバンドの影響をストレートに感じるサウンドは、邦楽離れしており、その当時は、「日本人で、こんな曲を書けるバンドがいるんだ!」と驚いた記憶があります。

そうその当時は

その「Bye Bye Mr.Mug」と、2ndシングル「goodbye and goodluck」という、最初期のナンバー2枚がアルバム初収録となったこのベスト盤。この最初期のナンバーが収録されている、というだけで、うれしくなって聴いてみました。

で。それから10年たって聴いてみると

あれ?こんなにポップで、ベタなメロディーの曲だったっけ??

なんか、思ったより全然邦楽っぽいし(いい意味でも悪い意味でも)、バンドサウンドも、そんなに迫力がない。むしろ、ブレイク後の「冷たい花」「CALL MY NAME」あたりの方が、よっぽど洋楽テイストが強いし、サウンドもおもしろい音出しているよなぁ。

まあ、あの当時は、まだそんなにたくさん、いろいろな音に触れてなかった、ということで。

さて。

ブリグリ初のベストアルバムは、デビューシングルから最新シングルまで、そのまま発売順に並べただけ、のシングルコレクション。

しかし、こうやってシングルを並べて感じるのは、ブリグリの奥田俊作のメロディーセンスは、天性のものだよなぁ、ということ。

デビュー作から最新作まで、「洋楽テイスト」を残しつつ、しっかりとフックを入れてくるメロディーラインは、天下一品。デビュー当初から最近の作品まで、そのメロディーのクオリティーがほとんど低下していない点、本当に天性のセンスを感じます。

ブリグリとしての人気が一段落した後、Tommy Febuary 6などでも大ヒットを飛ばすことが出来たのは、彼の天性のメロディーセンスがあってのことでしょう。

このベスト盤は、見事チャート1位を獲得。ブリグリの人気をあらためて証明しました。このメロディーを持っている限り、まだまだヒットは飛ばせそう。これからにも期待したいところです。

評価:★★★★★


ほかに聴いたアルバム

The VOICE/KOKIA

全体的に、オペラ調、クラッシック調の重厚な雰囲気の作品が多く、KOKIAの原点を追及したような作品。一時期は、相当ポップス路線に走っていた彼女でしたが、本来やりたかった音楽はこんな感じだったのかなぁ。前作同様、少々オーバーアレンジ気味なのと、似たタイプの曲が多いのは気になりましたが。

評価:★★★★

MUSHROOMCAT RECORD/SHAKKA RABBITS

全編、ポップで、パンキッシュな雰囲気のポップスロックナンバーが楽しめるベスト盤。メロディーラインのインパクトは十分だけども、曲のタイプが似ていたのと、ポップ路線、ロック路線のバランスが、少々中途半端だったのが、最近、人気が不調の原因かな?

評価:★★★★

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