「ヴィジュアル系」が最近、また注目されてきていますね。
DECADE2003-2007
アーティスト:Dir en grey | |
デビュー10年を記念して、2枚同時にリリースされたベスト盤。もう10年もたつんですね。デビュー当初、大物バンドとして注目され、YOSHIKIプロデュースでデビューしたものの、他のミュージシャンと同様(例 GLAY、北野井子)、YOSHIKIがプロデュースしているうちはあまり売れなかったなぁ・・・ということがやたら印象に残っています。
その後、地道に活動を続け、いつの間にか、海外で注目を集めるバンド、なんてことになりました。最近、またヴィジュアル系バンドが一部で注目を集めるようになっていますが、そんな動向の先駆け的なバンドと言えるでしょう。
でも、正直なところ、「DECADE 1998-2002」の方は、全然おもしろくありませんでした。
つーか、おそらく、典型的なヴィジュアル系の音といって想像していただければわかるような曲で、ちょっとメタルの影響を受けた、歌謡曲風ビートロックを、やけに仰々しく歌い上げるというパターンが続いていました。
一方、そんな曲調がグッと変化し、一気におもしろくなったのが「DECADE 2003-2007」の方。
ハードコアやメタルのハードなサウンドを全面に押し出した、ゴリゴリのロックサウンドが展開され、おそらく、slipknotとかKornとかが好きなら、はまってしまいそうなタイプのサウンド。一方で、どこか歌謡曲のテイストが入ったメロディーとのアンバランスさがユニークで、ここらへんのおもしろさが海外でも受けたのかなぁ・・・なんて思ってしまいました。
いい意味でも悪い意味でも癖のあるバンドなので、好き嫌いはわかれそうですが、「DECADE 2003-2007」だけでも、ハードコア系が好きならチェックしてみて損はないかも。
ただ、なんでヴィジュアル系のバンドって、揃いも揃って、あんな鼻にかかるような歌い方をするんだ?もっと素直に歌えばいいのに??
評価:
「DECADE 1998-2002」★★★
「DECADE 2003-2007」★★★★
ほかに聴いたアルバム
KEEP ON,MOVING ON/ウルフルズ
ソウルやロックンロールの原点を目指し、なおかつポップスさとユーモアさを追及している、彼ららしい作品。特に、本作は、原点志向を強く感じられました。おそらく本人たちのことを歌ったラストナンバー「四人」は、おもわず聴き入ってしまいます・・・。
評価:★★★★★
PAYDAY/THE HELLO WORKS
スチャダラパーとSKY MONGOOSE、ロボ宙によって結成されたユニット。雰囲気としては、バンドサウンドを取り入れたスチャダラって感じかな?ハナレグミを迎えてセルフカバーした「今夜はブギー・バック」は懐かしくも、今聴いても新鮮味を感じます。
評価:★★★★
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コメント
初めまして!
k@inと申します
(自分は初めましてという感じはないのですが)
いつもレビュー見させて貰っています。。
書き方も参考にしたり・・・
役立たさせて頂いてます
突然ですがリンクを張らさせて貰ってもよろしいでしょうか?
投稿: k@in | 2008年3月 9日 (日) 18時09分
>k@inさん
はじめまして~。書き込みありがとうございます。
リンクの件、もちろんOKですよ!
これからも、よろしくお願いします!
投稿: ゆういち | 2008年3月 9日 (日) 23時28分
ありがとうございます!!
レビュー頑張って下さい
投稿: kain | 2008年3月10日 (月) 12時08分
>kainさん
ありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いしますね~。
投稿: ゆういち | 2008年3月10日 (月) 23時14分