ピアノの音は相変わらずパワフルで心地よいけど・・・
Shock On The Piano(初回生産限定盤)
アーティスト:SUEMITSU & THE SUEMITH | |
メジャー3枚目となるニューアルバム。
SUEMITSU&THE SUEMITHといえば、デビュー当初から、濃厚で、疾走感のあるピアノサウンドが魅力的でした。
かくいう私も、デビュー作は、かなりはまってしまっていて、一時期、毎日のように聴いていた時期もあったのですが、その時から思っていたのは
「このアルバムはいいけど、こういうスタイルが続くとすぐ飽きそうだなぁ」
という感触でしたが
飽きちゃった(笑)。
いや、多分、これからも彼の曲は聴き続けるとは思うのですが、さすがに、これだけコッテリとしたサウンドの曲を、続けられるのは正直厳しい(苦笑)。
本人も多少は意識しているのか「ID」みたいなホーンセッションを導入した曲もあるのですが、ともかく、音を詰め込んだようなサウンドメイキングは、即興性はあり、インパクトはあるのですが、これが続いちゃうと、飽きが来るのも早いんですよね。
ピアノの音にしても、基本的には、ベタっとした湿感のある音を出していて、これがまた、曲の「濃さ」に拍車をかけています。
個人的には、もうちょっと薄味にしてもいいと思うんですけどね。なんか、ステーキとかとんこつラーメンとかが連続して出されて、たまにはあっさりとしたおそばを食べてみたいような、そんな気分になってしまうアルバムでした。
評価:★★★★
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コメント
SUEMITSU&THE SUEMITH聴かれましたか~。
レンタル解禁になったら是非借りてみよう・・・と思ったのですが、ゆういちさんの評価はなかなか厳しいようですね^^;
この手のピアノロックのスタイルって、ある意味アレンジのバリエーションがないと、「どれも似たような曲調」という印象を受けてしまう弱点があるんですよね。
私もインディーズ盤、メジャー1stと聴きましたが、
>「このアルバムはいいけど、こういうスタイルが続くとすぐ飽きそうだなぁ」
というゆういちさんのご意見にまったく同意(苦笑)でして、そろそろバリエーション広げていかないと今後辛いかな・・・と思っていました。
今作も引き続きコッテリという感じのようですが、とりあえず借りて聴いてみることにします。こういうジャンルの音楽も、もっとメジャーシーンに出てきてくれると嬉しいですね。
投稿: SASA | 2008年3月30日 (日) 18時11分
>SASAさん
そうなんですよね。やはりSASAさんも同じように感じましたか・・・。彼みたいなタイプは、パッと聴いた感じだと、すごく心地よいんですが、飽きが早いんですよね・・・。
前作で、「飽き」を感じたなら、本作はちょっと厳しいかもしれないですね。がんばってほしいんですが・・・。
投稿: ゆういち | 2008年4月 1日 (火) 00時09分