Pixiesの新譜になったかもしれない1枚
Title:Bluefinger
Musician:Black Francis
ご存知Pixiesのボーカリスト、ブラック・フランシスのソロ作。Pixiesは2004年に再結成し、日本にもフジロックや単独ライブで来日し、ファンをわかせました(つーか、私もライブを見に行きました、もちろん。)
そんなPixiesのボーカリスト、ブラック・フランシスは、Pixies解散後は、フランク・ブラックの名前で活動していましたが、本作は、Pixies時代に名乗っていたブラック・フランシスの名前でリリース。なんでも、Pixiesの新譜としてのリリースを考えていたとか。残念ながら、Pixiesでの復活はなりませんでしたが、Pixiesファンなら、気に入りそうな、軽快で、ポップなロックナンバーが並んだ作品となっています。
そして、Pixiesの新作になる予定だった、と考えながら聴くと、確かにPixiesを意識したかのような作品が並んでいました。
1曲目「Caotain Pasty」から、ノイジーだけども軽快なバンドサウンドは、Pixiesを彷彿とさせますし、2曲目「Threshold Apprehension」のシャウトなど、Pixiesの名曲「Debester」あたりを思い起こさせます。
このアルバムは、オランダのミュージシャン、ハーマン・ブルードに捧げるという形で、彼の曲「You Can't Break A Heart And Have It」のカバーも収録されていますが、これの女性コーラスは、ひょっとしたらキム・ディールを意識したのか?
なぁんてことを、Pixiesファンとしては思い浮かべながら聴いていると楽しい作品。中盤の、どこかルーツ志向を感じさせる作品は、ちょっとPixiesとは雰囲気が異なるかな?なんてことも思うのですが、それも含めて、ポップでロックという、実にPixiesの精神をそのまま引き継いでいる作品になっていたと思います。
評価:★★★★★
ほかに聴いたアルバム
beyond/Dinosaur Jr.
再結成第1弾アルバム。以前の作品は、「Green Mind」しか聴いていないんですが、その時と同様、ポップなギターロックが楽しめましたが、「Green Mind」に比べると、もっと骨太に、アメリカンロックテイストが強く出ていたかな?
評価:★★★★
IT'S ALL AROUND YOU/TORTOISE
以前より音づくりがシンプルになって、音もなめらかな感じになったかな?変に肩肘はらなくて、聴きやすくなった印象が。
評価:★★★★★
WIRE 06 COMPILATION
ご存知レイブイベントWIREのコンピレーション。様々なテクノのミュージシャンの曲を網羅的に聴けるのが楽しい。個人的によかったのは
石野卓球「abuchMORTORHEADPHONECABLEGUY」
ケンイシイ「Megnesium 40.2mg」
どちらも非常にビートが効いていて、テンポがよく、耳をひきました。また
Alter Ego「Transphormer[My My's Alter Eso Remix]」
音の作り方が、独特で、特徴的でおもしろかった。
あと、RYUKYUDISKOみたいに、聴けば一発でその人の曲とわかる個性を持っているのは、やはり強いですね・・・。
評価:★★★★
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