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2008年2月19日 (火)

空洞です/ゆらゆら帝国

      
空洞です

アーティスト:ゆらゆら帝国

空洞です

この土管をただ並べただけのようなジャケット

そしてタイトルが「空洞です」

ジャケットみながらかみしめるようにタイトルを言ってみてください。

僕は、かなり笑えました。

「ゆらゆら帝国」という名前も含めて、このタイトル、ジャケットに、おそらく彼らのことをまったく知らない人たちは笑ってしまうのではないでしょうか。

ってか、ゆらゆら帝国って、実は、かなり「笑えるバンド」なんじゃないかなぁ。

例えばギターウルフなんかが典型例なのですが、カッコいいロックというのは、えてして、「笑い」という要素と表裏一体な側面があったりします。

このアルバムだって、よく考えたら、かなり笑えるアルバムなんですよね。

先行シングルになった「美しい」なんて典型例。

歌詞の内容も内容だし、アニメをパロったPVも、ある意味、ふざけまくっています。

「美しい」PV(You Tubeより)

「美しい」の、このシモネタ満載の歌詞に、「意味」をもとめてもっともらしく解釈するのは簡単ですが、でも、これ、笑っちゃう、というのが素直な反応だと思うんですよね。

まあ、ジャケットを見ていたりアルバムを聴いていたりして、ふと、そんな

「ゆらゆら帝国って笑えるじゃん」

という結論になってしまったんですが、でも、この正直、今のところ、

なぜロックのカッコよさと笑いの要素が表裏一体であるのか

に関してその答えは自分では結論が出せないでいます。

ロックというのはあくまでもエンタテイメントであるから

なんでしょうか。それとも、

「笑い」の持つ、「常識とのギャップ」という要素が、ロックという音楽が追求するものとイコールだから

なんでしょうか。

うーん・・・わかんない。

以上。ゆらゆら帝国の「空洞です」を聴いて、私が漠然と考えたこと、でした。


あの・・・こんな書き方しちゃって、誤解されちゃうと困るんですが・・・本作、間違いなく、2007年を代表する傑作です。

いままでの、音を詰め込んだ爆音路線から一転、音を絞りに絞り込んだ作風が特徴的な本作。しかし、音を絞ったからこそ、ひとつひとつの音が、その世界を雄弁に語っています。

それだけに、このアルバムの中を流れる緊張感は半端なものじゃありません。

聴きこめば聴き込むほどその世界にはまりこんでしまうアルバム。音数が少ないにも関わらず・・・いや、少ないからこそ、聴けば聴くほどあらたな世界を発見できる、そんな作品です。

ゆらゆら帝国というバンドが、さらに一皮むけた、そんなアルバムだと思います。

評価:★★★★★


ほかに聴いたアルバム

TALKIN'/土岐麻子

基本的にはポップなんだけど、ジャジーな雰囲気が魅力的な作品。大人のポップ、といった感じなのですが、土岐麻子のかわいらしい魅力が、キュートな雰囲気を作り出していて、そのアンバランスさもおもしろい。

評価:★★★★

ウタジカラ~CORNER STONE 4~/佐藤竹善

カバーアルバムの第4弾。

今回は、日本の、誰でも知っているヒット曲をカバーしています。

彼の、その美しいボーカルが心地よい一方、全体的に、ちょっときれいにまとめすぎているかも。上手すぎて、ある意味面白みがない、といったらちょっと酷かなぁ。それなりに、曲の良さは生かしたカバーだとは思うんですが。

評価:★★★★

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