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2008年2月 3日 (日)

ゆういち的KAN論(??)

ARABAKI ROCK FES.08にKAN出演決定!!

最近、KANが熱い!!

なんか、このところ、KANに関するニュースを、いろいろなところで見ているような気がします。

例えば

平井堅に曲を提供したり。

Bank Bandにカバーされたり。

(以上「ナタリー」より)

話題に事欠きません。

そんな中、昨年にリリースされたのが、このベストアルバム。

 

IDEAS~the very best of KAN~/KAN

      
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アーティスト:KAN

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また、彼の過去の名曲の数々を聴いて、彼の世界にはまってしまいました。


KANというミュージシャンの良さ、それはまず、彼の書く歌詞の世界、特に恋する心境を見事に読み込んだラブソングにあるのではないでしょうか。

そして、彼の歌詞の大きな魅力のひとつが、

感情をストレートにあらわさず、その周りの描写や心象を描くことによって、その状況を浮き彫りにしていく点だと思います。

具体的に言うと、例えば本作にも収録された「プロポーズ」という作品。歌詞は下のような描写からスタートします。

「 ぼくの街に 大きな公園があるよ
緑の芝生も野球場も 噴水もある
天気のいい日には 自転車に乗ろうよ」

(「プロポーズ」より 作詞 KAN)

その後も、風景の描写や、心境の描写が続いていきます。プロポーズらしい言葉は、最後の「ぼくのとこにおいで」の一言くらい。

しかし、逆にストレートに表現していないからこそ、2人の間に流れる素敵な空気や、プロポーズをするその瞬間の、男性の心境をリアルに感じられることが出来るのです。

また、本作には残念ながら収録されていないのですが、これまた名曲の「Regret」という曲。

「 つれて行きたかった West Home Town
むかしはできたんだ Butterfly
東京18:00発の Wondering Flight」

(「Regret」より 歌詞 KAN)

このように、彼女に見せたかったもの、彼女と行きたかったところをただただ並べることによって、別れの辛さを表現しています。

こういう風に並べると、KANの代表曲と思われている「愛は勝つ」の歌詞は、彼の中では、むしろ異質なものだ、ということを感じるのではないでしょうか。


そして、一方で彼のメロディーの面での大きな魅力、それはリズムやテンポの良さ。歌詞と見事にマッチングして、ユニークで楽しいテンポの曲を聴かせてくれる点でしょう。

例えば名曲「言えずのI LOVE YOU」では

「あのね うんとね」という、告白が出来ない男の気持ちをそのまま歌詞にのせ、それをリズミカルなテンポで歌い上げています。

また、前述の「プロポーズ」にしても、メロウなリズムながら、プロポーズしようとする男の言葉を、複雑ながらも見事にメロディーに載せています。


とかく「愛は勝つ」の一発屋と誤解されがちな彼。しかし、その一方でミスチルの桜井や、aikoなど、ミュージシャンや、多くのファンの熱烈な支持を受けています。

ある意味、世間的な評価と、音楽ファンをはじめとした層との評価が、もっとも乖離しているミュージシャンのひとりだと思います。(他には、たまなんかが、そのタイプかな。)

そんな、KANの魅力を、このベストアルバムで是非味わってください。彼の魅力を再確認できるかと思います。

・・・なんていいながら、私個人のこのベスト盤の感想と言うと

「比較的最近の曲が多いなぁ」

という感想。

前述の「Regret」とか「秋、多摩川にて」とか、いろいろと他にも入れて欲しい曲も多かったんだけどなぁ・・・

なんて思ってしまうほど、名曲が多いんですよね、彼は(笑)。

とりあえず、手軽に聴けるベスト盤なので、是非。

評価:★★★★★

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