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2008年2月29日 (金)

甘く切なかったあの時代へ

十七歳

アーティスト:Base Ball Bear

十七歳

「十七歳」

どこか、甘く、切ない感情がよみがえってくるような、あの頃。

そんな年頃を、そのままアルバムタイトルとしたBase Ball Bearの新作は、アルバム全体を通じて、中高生の頃を思い出させてくれます。

とても幼くて、いまから考えると「恋に恋していた」のかもしれないけど、一途にあの人のことを思っていた、そんな頃に・・・。

デビュー当初から、そういうノスタルジックな感情をうまく曲にのせてきた彼らですが、Base Ball Bearらしさが、結実したのが本作だと思います。

「十七歳」をはじめとするどこかセピア色の雰囲気を持ったラブソングを、ハードなギターロックと、それに反するようなポップなメロディーラインで歌い上げており、Base Ball Bearとしての個性をしっかり出したアルバムになっていると思います。

ただ、全体的に似たようなタイプの曲が多く、少々ワンパターン気味なのがマイナスかな?その点、RADWIMPSやチャットモンチーみたいに大ブレイクに至っていない要因かも。

さて、以下、アルバムとは直接関係ないのですが

Base Ball Bearの曲って、中高生あたりが聴くと、どう感じるんでしょう?

というのは、彼らが歌っているラブソングって、どこかノスタルジックな雰囲気が魅力なんですが、「十七歳」という年齢にノスタルジックを感じるのって、少なくとも、20歳を超えたころからだと思うんですよね。

そういう意味で、彼らの曲って、ストレートに、彼らと同世代(22~3歳)あたり以上向きの曲。私が17歳だったころ(はるか昔ですが、一応あったんですよ(笑))を思い出すと、彼らの曲って、あまりピンと来なかったんじゃないかなぁ、と思ってしまいます。

そこらへん、中高生から大学生あたりが中心のヒットチャートの中で、彼らが不利になってしまうんじゃないかなぁ、と思ったりして。逆に、彼らより上の世代って、彼らみたいなタイプの新人バンドって、なかなか聴かないだろうし・・・。どうなんでしょうか?

評価:★★★★★

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