悲しみなんて何の役に立たないと思っていた/槇原敬之
本日から、本格的に更新再開です!
更新再開第1弾となるアルバムは、マッキーのニューアルバム「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた」!!・・・ちょっと前のアルバムになってしまいますが、今後は、9月の更新休止以降に聴いていたアルバムについても、順次取り上げていきたいと思います。
悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。
アーティスト:槇原敬之 | |
このアルバム、一言で言うと「説教臭さがなくなった」
最近のマッキーのアルバムって、以前の純愛路線のラブソングが減って、どうも説教臭い曲が多かったんですよね。まあ、例の覚せい剤での逮捕の一件があった以降の話なんですが。
でも、このアルバムは、聴いていてそんな説教臭さをそう感じませんでした。
特に、シングルカットされた「赤いマフラー」なんかに至っては、「好きな子のために買った赤いマフラーをわたせなくて、そのマフラーをしながら銀座の街を歩いた」なんて、まさに王道路線のマッキーワールドが炸裂!(笑)ファンとしてはうれしくなってきます。
ただ、全体として、決してラブソングが増えた、という訳じゃないんですよね。先行シングルの「GREEN DAYS」にしても、本作最後に収録されている「五つの文字」にしても、ラブソングというよりも、「説教」系の前向きソング。でも、どの曲も、以前と比べて、「大切なもの」やら「感謝の気持ち」やらをストレートに表現するというよりも、オブラートにつつんで、またドラマ性を持たせて表現しています。
また、メロディーも、シンプルかつ、比較的初期の作風を彷彿とさせるナンバーが多く、それも「説教臭さ」を薄れさせている要素でしょうか。
最近の作風に少々敬遠気味だったのですが、これは久しぶりのヒット!!お勧めです。
評価:★★★★★
こんな感じで、いままで同様、アルバムの感想を書いていきたいと思っています。また、それ以外にも、最近聴いたアルバムについて、簡単な感想を。こちらも、更新休止以降に聴いた曲なんで、ちょっと古いのですが・・・。
Castle in the Air/OCEANLANE
以前よりもよりポップになったかな。洋楽色がますます強くなった一方、独自性という点からはマイナスかも。また、曲も似たタイプが多く、飽きも早いかも。
評価:★★★★
Hummingbird in Forest of Space/吉井和哉
イエモン時代の勢いとポピュラリティーを取り戻したように感じられる作品。かなり聴きやすかったし、彼らしい、「妖しさ」も楽しめる作品でした。
評価:★★★★
夏は終わりぬ/東京60WATTS
かなりゆる~い雰囲気のアルバム。ジャズやソウルをおもいっきりポップにまとめあげた作品。そのゆるい雰囲気が妙に耳にひっかかりました。エセHIP HOPの「HEY!ねえちゃん」はちょっとひいたけど・・・。
評価:★★★★
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