C.O.W./MO'SOME TONEBENDER
Title:C.O.W.
Musician:MO'SOME TONEBENDER
なんか、ここ最近のモーサムって
「1曲だけ聴くと衝撃を受けるけど、アルバムを通して聴くと飽きる」
という感じのアルバムが続いているような感じがします。
正直言ってしまって、このアルバムもそうでした。1曲1曲の出来は決して悪くない。いや、むしろ名曲が揃っているとすら思う。しかし、アルバムを通して聴くと、いまひとつピンとこない・・・。
なんでだろう・・・と考えてみると、結局のところ
「曲の作り方がどれも似ているのではないか」
という結論に至りました。
いや、パッと聴くと本作、「どの曲も似ている」というよりも、むしろ「バラエティー富んだ作風」という印象を受けるかもしれません。
冒頭の「Bad Summer Day Blues」からして、テクノ調の作風で、いままでのモーサムの雰囲気と大きく異なりますし、その後もポップテイストの強い「ルルル」や、ダンスミュージックである「Lost In the City」など、様々なタイプの曲が収録されています。
でも、どの曲も、基本的に爆音で音を詰め込み+百々和宏のシャウト というスタイル。特に、彼らのスタイルは、初期衝動をそのまま音にのせた曲が多いんで、1時間近いアルバムにされると、飽きが来ちゃうんですよね。
個人的には、もっと曲数を絞って、30分程度のアルバムにすれば、飽きも来ず、楽しめると思うんですけどね。
だけど、たぶん次のアルバムも、先行シングルがすごく良くて、アルバムを期待して、結局、アルバムは期待したほどじゃなかった、ということになっちゃいそうだなぁ。ここ数作、ずっとこのパターンだからなぁ・・・。
評価:★★★★
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