2019年5月22日 (水)

初のソロ作が1位獲得

今週のHot100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

本日、元KAT-TUNの田口淳之介が大麻所持で逮捕という衝撃的なニュースが入ってきましたが、よりによってそんな日に1位を獲得したのは、かつての同僚のソロデビュー作でした。

今週、初登場で1位を獲得をしたのはKAT-TUNの亀梨和也の初のソロシングル「Rain」でした。本人主演のフジテレビ系ドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」主題歌。CD販売数、PCによるCD読取数、Twitterつぶやき数1位で、そのほかは圏外という結果になっています。オリコンでは初動売上13万6千枚で1位獲得。ちなみに田口淳之介逮捕で過去のKAT-TUNの楽曲の扱いはどうなるのでしょうか?彼が所属していた頃の作品のみ出荷停止とか、そういうまたバカみたいな扱いになるんでしょうか?

2位は俳優、菅田将暉「まちがいさがし」がランクイン。フジテレビ系ドラマ「パーフェクトワールド」主題歌。米津玄師作詞作曲プロデュースによる作品。ミディアムテンポでしっかり歌い上げるナンバーになっており、米津色はちょっと薄めだったような。ダウンロード数で見事1位を獲得。ラジオオンエア数19位、Twitterつぶやき数は14位に留まりましたが、総合順位で配信オンリーながらもベスト3ヒットに輝きました。

3位はOfficial髭男dism「Pretender」が先週の8位からCDリリースに合わせてランクアップ。CD販売数で9位に食い込んだほか、ダウンロード数、ストリーミング数いずれも2位。さらにはラジオオンエア数で1位を獲得。PCによるCD読取数6位、Twitterつぶやき数21位、You Tube再生回数11位と満遍なくヒットを獲得し、総合順位でベスト3入りを果たしています。オリコンでも初動売上1万2千枚で9位初登場。シングルアルバム通じて、初となるベスト10ヒットを獲得しました。

続いて4位以下の初登場曲です。といっても初登場組は1曲のみ。10位にEd Sheeran&Justin Timberlake「I don't care」が先週の26位からランクアップしてベスト10入りです。イギリスの男性シンガーソングライター、エド・シーランと、アメリカの男性シンガーソングライター、ジャスティン・ティンバレイク。どちらも絶大な支持を得ているSSWがタッグを組むという、まさに夢のコラボ。楽曲的にも非常に爽快で気持ちの良いポップチューンに仕上がっています。ダウンロード数20位、You Tube再生回数23位に留まりましたが、ストリーミング数6位、ラジオオンエア数では2位を獲得。配信オンリーですが、総合順位でベスト10入りとなりました。

また今週、HKT48「意志」が先週のランク圏外から8位に突如ランクイン。5週ぶりのベスト10返り咲きとなりました。CD販売数2位で残りは圏外。例によって握手券対象のCDの通販分がまとめて計上されたのでしょう。

一方、今週も強いロングヒット曲。まずあいみょん「マリーゴールド」ですが、今週は残念ながら2位から4位にダウン。ただ、ストリーミング数がついに20週目の1位を獲得したほか、You Tube再生回数が3位から1位にランクアップ。4月1日付チャート以来8週ぶりの1位返り咲きとなっています。また、「ハルノヒ」も4位からダウンしたものの7位にランクインし、今週も2曲同時ランクインを記録しています。

米津玄師「Lemon」も3位から6位にダウン。ダウンロード数は4位から7位、PCによるCD読取数は2位から5位、You Tube再生回数も2位から3位と今週は軒並みランクダウン。とはいえまだまだカラオケ歌唱回数1位を含め、多くのチャートで上位を維持しているだけにロングヒットはまだ続きそう。

一方、King Gnu「白日」は先週と変わらず5位をキープ。ダウンロード数は8位から12位とダウンしていますが、You Tube再生回数は4位をキープ。ストリーミング数も2位から3位とダウンしているもののベスト3をキープしており、こちらは根強さを感じさせます。これからさらに伸びそうな予感も。

今週のHot100は以上。明日はHot Albums!

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2019年5月21日 (火)

買って応援

今年3月、あるニュースに衝撃が走りました。ピエール瀧逮捕。最近では役者としての活躍も目立った彼の薬物犯罪での逮捕というニュースは連日、ワイドショーを中心に大きく取り上げられました。そんなニュースを受け、電気グルーヴの所属するソニーレコードでは電気グルーヴの過去のCDの回収・出荷停止を決定。さらにサブスプの配信も停止されたことから大きな衝撃が広がりました。ただ、これについては音楽という作品と、それを作った本人の犯罪とは別物という当然の議論が巻き起こり、出荷停止に抗議する署名活動も起きたほか、著名人からこのレコード会社の行動に対する疑問の意見も相次ぎました。

実は今回の電気グルーヴのCD回収・出荷停止騒ぎの中であまり指摘されていない事実があります。それは、電気グルーヴに関する書籍については回収・出荷停止という事態は全く起こっていないということ。例えば今回紹介する今年2月に発売された「電気グルーヴのメロン牧場ー死神は花嫁<6>」も現在、普通にAmazonでも取り扱いがされていますし、書店で購入することもできます。

邦楽専門誌「ROCKIN'ON JAPAN」に長年連載を続けている電気グルーヴの対談集を一冊にまとめた単行本のこれが6冊目。ちなみに回収・出荷停止にしていないというのは明らかに意図的で、ピエール瀧逮捕直後の「JAPAN」誌の中でもはっきりと「好評発売中」と宣伝されていました。ちなみにこういう方針なのはロッキン・オンだけではなく、誠文堂新光社が5年前に発刊した「電気グルーヴ×アイデア―電気グルーヴ、石野卓球とその周辺。」も問題なくAmazonで取り扱いがありますし、それこそピエール瀧本人名義の「ピエール瀧の23区23時」すら、問題なくKindleで配信されています。

これは思うに、単純に「CDに比べて目立たないから」とかではなく、おそらく自ら言論・表現の自由を担っているという自負が出版社にはあり、簡単に自らの出版物を回収したり出荷停止にしたりはしないとい、出版社としての矜持があるからはないでしょうか。そう考えると、レコード会社が簡単にCDを回収・出荷停止してしまうというのは同じく表現の自由を担わなければいけない立場であるはずなのに、あまりにも情けなく感じてしまいます。

私が今回、本書を買った最大の理由はそんな出版社の心意気に対して買って応援したいと思ったから。電気グルーヴのCDやDVDをいままでいろいろ買ってきた私ですが、正直、トークをまとめただけの内容に1,400円はちょっと高いかなぁと思っており、発売当初は手が出ませんでした。そんな経緯がありつつ今回、購入してみた訳ですが・・・これが予想していたよりおもしろかった!いやぁ、十分1,400円+消費税という価値のある満足度の高い一冊でした。

身の回りの日常ネタにサブカルネタや下ネタなどを交えた毒のあるトークが終始冴えわたっていて、特に今回、単行本として読んでみると、トークの主導権を握っているのはあくまでも石野卓球ということに気が付きます。ただ一方、様々なサブカルネタなどを入れつつ飛びまくっている石野卓球のトークをしっかりと受け取っているピエール瀧との相性の良さも抜群。本書の中でも「うちらは、一緒になってからアイデンティティを得てるから、そこがブレない」(p358)と語っていますが、そんな2人の仲の良さが会話の節々から伝わってきます。

また、そんな中でも世の中の常識・良識に対して疑いの目を向け、時としてそんな常識のうすっぺらさをおちょくっているやり取りも印象に残ります。「ファン」を否定して「結局世の中は、客か、客じゃないか!(笑)」(p62)なんて衝撃的な発言があったり、「結婚式とかやる奴、信用できないんだよ、誰ひとりとして(笑)」(p268)と結婚式(というよりは披露宴?)の無意味さを指摘したり、「変な奴とかが楽屋挨拶に来たりするじゃん。どうでもいいのにさあ。」(p29)と芸能界のしきたり的なものに疑問を呈したり、デビュー当初からの「世の中の良識をおちょくる」というスタイルは、2人とも50歳を超えた今でも一切変わりません。

そして今回、今となってこの本を読むと、2人の・・・というよりも石野卓球のスタイルがピエール瀧逮捕という衝撃的なニュースを経ても全く変わっていないことに驚かされます。特にTwitterでの飄々とした発言は一部のメディアに批判されつつも多くのファン(客?)にとってはそのぶれない姿勢を絶賛されています。そんな中でも石野卓球本人にからんでくるイタイ発言に対して、彼はスルーすることなく反論しているのですが、本書の中に石野卓球のこんな発言が登場します。

「SNSとか放っときゃいいっていうけど、そうはいかないぜ?放っとけないやつもあるし、追い詰めたほうがいいやつもあるんだよ。俺、追い詰めるから(笑)。だって追い詰めないとさ、これOKなんだっていうふうになるから。自由な校風になると学級崩壊っていうか」(p299)

まさに今の彼のTwitterでの姿勢はこの発言そのものですし、瀧逮捕のニュースでおかしな奴が大量に集まるようになってもスタンスを全く変えない彼の姿勢には素晴らしいものがあります。また、この発言もそうなのですが、電気の2人は一見すると飄々とした態度を取りながら、実はしっかりとした考えの下で行動を起こしており、今回、メディアなどで話題となったTwitterでの石野卓球の発言も、しっかりとその影響を考えての上なんだろうなぁ、と実感しました(と思っていたら最新のROCKIN'ON JAPAN6月号の「メロン牧場」でちゃんとTwitterの発言の趣旨を語っていましたね)。

ただ、2人が、というか特に卓球自身がどちらかというと論理的に語るというよりは感情的に語っている部分が多いため、読んでいて若干わかりにくくなる部分もなきにしもあらずなのですが(笑)、それもある種の味として、本当に楽しくって、過去の書籍も遡って読んだみたくなりました。どうも「メロン牧場」自体も事件に関係なく今後も連載が続くようですし、まだまだ彼らのトークは楽しめそう。ピエール瀧はしっかりと罪を償って、そして電気グルーヴとして活動を再開することを、ファンとして待っています!

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2019年5月20日 (月)

轟音に圧倒

Title:Life Metal
Musician:Sunn O)))

アメリカのドゥームメタルバンド、Sunn O)))のニューアルバム。ドゥームメタルとはヘヴィーメタルのサブジャンルのひとつで、遅いテンポと重い音作りを特徴とするジャンル。Sunn O)))はそんなドゥームメタルの代表的なバンドのひとつだそうですが、そのため一般的にヘヴィーメタルといってまず思い浮かぶような、テクニック重視のハイテンポなギターにボーカルの高音シャフト、ハイテンポなドラミングという展開は全くありません。

今回のアルバムは1時間8分という長さの中にわずか4曲という構成。そのためその4曲は短くて11分台。ラストを飾る「Novae」に至っては25分という長尺の曲となります。そんな彼らのアルバムを聴いてまずは最初に耳に飛び込んでくるのは、埋め尽くすような轟音のギターノイズ。非常に重いギターノイズの和音が響き渡ります。1曲目「Between Sleipnir's Breaths」はまず、アルバムの幕開けを告げるようなダイナミックなサウンドからスタート。へヴィーなギターノイズが展開されるのですが、中盤、アイスランドのエレクトロニカバンド、mumのメンバーでもあるHildur Guðnadóttirがボーカルとして参加。重く暗い世界の中の一筋の光のような美しい歌声を聴かせてくれています。

基本的に轟音で埋め尽くされるギターの和音がゆっくりと少しずつ展開されるという構成はその後も同様。4曲あるのですが、正直なところ、1曲目に女性ボーカルが参加している以外は4曲とも音楽的には大きな変化はありません。ある意味、淡々としたギターノイズの世界が1時間以上続いていく、そんなアルバムになっていました。

そんな中に1曲目の女性ボーカルだったり、2曲目の「Troubled Air」にはトライアングルのような音が入っていたり、途中、ギターノイズの中に異質な音が混じってくるのもユニーク。ラストの「Novae」も後半にシンフォニックな雰囲気の音がふっと入ってきたりして、突然あらわれる違和感がアルバムにさらなる面白さを与えています。

また、肝心の轟音のギターノイズなのですが、微妙に不協和音が混じっているような音の作りになっており、妙に耳にひっかかってきます。さらに楽曲を通じて少しずつそんな和音が変化していくのですが、どこかメロディアスでポップスさを感じられるのが大きな特徴。この轟音に身をゆだねるのがただただ気持ちよく、同じような構成の楽曲が並びながらも、合計1時間強のアルバムに最後まで耳が離せませんでした。

ちなみに今回のアルバム、かのスティーヴ・アルビニと一緒に制作。レコーディングもシカゴにあるアルビニのElectrical Audioで行ったとか。どちらかというとオルタナ系の印象の強いアルビニと彼らのようなメタル系のバンドが一緒に仕事をするというのはちょっと意外な印象もあるのですが、サウンドに意外と人なつっこさを感じられるのはアルビニならでは、なのかもしれません。

圧倒的な轟音を長尺の曲でゆっくり聴かせるという意味ではメタルというイメージよりノイズミュージックに近いタイプでしょう。またバンドとしてはgodspeed you black emperorやMOGWAIのようなポストロックバンド系に近い立ち位置にも感じます。そういう意味では「メタルバンド」というカテゴライズの彼らですが、普段メタルを聴かないようなリスナー層も楽しめそうなアルバムになっていました。

久々となった新譜ですが、今年はもう1枚アルバムをリリースする予定ということ。今回のアルバムとはまた違った雰囲気のアルバムになるそうで、そちらも非常に楽しみ。私も今回、Sunn O)))のアルバムを聴いたのはこれが初めてだったのですが、その音に圧倒。次のアルバムも是非聴いてみたいです。

評価:★★★★★


ほかに聴いたアルバム

HOMECOMING:THE LIVE ALBUM/Beyonce

同タイトルのNetflixオリジナル映画の公開にあわせて配信オンリーでリリースされたBeyonceのライブアルバム。コーチェラ2018のパフォーマンスがおさめられたアルバムで、全40曲というボリューム。ただし、インタリュードやメドレー的にワンコーラスのみ披露した曲も多いため、長さ的には1時間50分程度におさめられています。とにかく終始、迫力満点のBeyonceのボーカルに圧巻されるアルバムで、特に黒人の女性の権利について意識的に主張するパフォーマンスも多く、男性としては「は、はいそうですね」としか言えなくなってしまいそうな迫力も(笑)。ちなみにDestiny's Child時代の曲も披露されているのは古くからのファンにとってはうれしいところ。圧巻のパフォーマンスという表現がピッタリくるような内容でBeyonceのミュージシャンとしてのすごさをあらためて見せつけられたライブアルバムになっていました。

評価:★★★★★

BEYONCE 過去の作品
I Am...Sasha Fierce

I AM...WORLD TOUR
Beyonce
Lemonade

Fudge Beats/Prefuse73

アメリカ・アトランタのミュージシャン、スコット・ヘレンのPrefuse73名義による新作。全15曲入りながらも41分という長さのため、1曲あたり平均3分弱という短さ。そのため、曲が次々と展開していき、そういう意味では最後まで飽きさせない構成になっていました。ただ、Prefuse73といえばエッジの効いた鋭いビートが特徴的なのですが、今回のアルバムに関しては比較的ビート感は弱めでメロディアスでポップという印象が。その分、アルバム全体に聴きやすくなった反面、聴いていて刺激が薄いというか、ちょっとインパクトは薄くなってしまったような気もします。最後まで文句なしに楽しめるアルバムではあったと思うのですが・・・。

評価:★★★★

Prefuse73 過去の作品
Everything She Touched Turned Ampexian
The Only She Chapters
Every Off Key Beat

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2019年5月19日 (日)

魅力的な客演が数多く

Title:ベストバウト2 RHYMESTER Featuring Works 2006-2018
Musician:RHYMESTER

この音楽サイトで紹介しているように、個人的にいろいろなタイプの音楽を紹介しているのですが、そんな中、もっともゲストミュージシャンとして最もその名前を聴く機会が多いミュージシャンのひとつが間違いなくRHYMESTERです。以前からジャンル問わず様々なミュージシャンのゲストとして参加する彼らですが、そんな彼らの客演集を集めた企画盤がリリースされました。もともと2007年に「ベストバウト」として同じく客演集がリリースされていますが、本作はその「ベストバウト」の第2弾アルバムとなります。

ゲストミュージシャンとしての彼らが目立つのは、やはりその数も影響しているのでしょうが、彼らのプレイ自体が非常に個性的で、聴けばすぐにRHYMESTERだ!と気づくというのが大きな要因だと思います。Mummy-Dと宇多丸はどちらもラッパーとしてインパクトある声と個性を持っており、唯一無二ともいえる存在。逆にだからこそ多くのミュージシャンからゲストとして呼ばれるのでしょう。

ただ、数多くのミュージシャンとコラボを重ねる彼らですが、その面子を見ると、決して「仕事を選ばない」というスタイルではありません。その仕事ぶりは多岐に及び、今回のアルバムでもゴスペラーズのようなR&B、スキマスイッチのようなポップス、Base Ball Bearのようなギターロックや10-FEETのようなパンク、さらにはSOIL&"PIMP"SESSIONSのようなジャズから果ては加山雄三まで様々なジャンルの曲が並びます。ただ、どのミュージシャンも間違いなく一定以上の実力を持ったミュージシャンばかり。以前からRHYMESTERが参加しているミュージシャンは一定の信頼感が置けたのですが、こうやって並べると、決してジャンルに壁は設けていないものの、彼らなりにいい意味でしっかりと仕事を選んでいる様子もうかがえます。

また今回のアルバムも「客演集」とはいえ、スキマスイッチの「ゴールデンタイムラバー」やBase Ball Bearの「The Cut」のように、あくまでもそれぞれのミュージシャンの曲の中に、チラッとRHYMESTERのラップが重なるだけの、まさに文字通りの「ゲスト」として参加している曲もあれば、一方ではRHYMESTER名義の「本能」のように、RHYMESTERの曲の中で椎名林檎の「本能」をサンプリングしている曲だったり、加山雄三名義の「旅人よ」のように、同じくRHYMESTERの曲の中に加山雄三の曲がサンプリングされているというスタイルだったり、むしろ相手のミュージシャンの方が「ゲスト」扱いだったりする曲も少なくありません。そういう意味でもバラエティーのある内容のアルバムになっていました。

また、意外とRHYMESTERが参加するようなタイプの曲は比較的似たような方向性の曲が多く、具体的にはファンクやジャズなどの要素を色濃く入れた楽曲が目立ちました。そんなファンクやジャズの要素とメインのミュージシャンの音楽性が上手くマッチしている曲も多く、それこそがRHYMESTERとのコラボの醍醐味と言えるのかもしれません。そんな理想的なコラボに数多く出会えるアルバムになっていたと思います。

そしてなんといってもよかったのがラストを飾るSCOOBIE DOとのコラボ「やっぱ音楽は素晴らしい」でしょう。もともとファンクバンドであるSCOOBIE DOとRHYMESTERの相性は抜群。そして、音楽を心から愛する2つのグループによって歌われるタイトル通りのメッセージは聴いているこちらもワクワク楽しくなってくるような曲。まさに本編のラストを飾るにふさわしい名曲でした。

そんな訳でRHYMESTERの魅力がしっかりとつまった、まさに「裏ベスト」と呼ぶにふさわしい企画盤でした。RHYMESTERのファンはもちろんですが、参加ミュージシャンのファンも是非。これを機に、RHYMESTERの魅力にはまるかも・・・。

評価:★★★★★

RHYMESTER 過去の作品
マニフェスト
POP LIFE
フラッシュバック、夏。
ダーティーサイエンス
The R~The Best of RHYMESTER 2009-2014~
Bitter,Sweet&Beautiful
ダンサナブル


ほかに聴いたアルバム

panta rhei/tacica

ミニアルバムだった前作「新しい森」から約1年8ヶ月ぶり。フルアルバムとしては「HEAD ROOMS」から実に3年ぶりとなるギターロックバンドtacicaの新作。tacicaのイメージというと良くも悪くもシンプルなギターロックバンドという印象で、どうも個性が薄いという印象があります。今回のアルバムに関しても比較的シンプルなギターロックといった印象で、強烈な個性といったものはありません。ただ今回の作品、外連味の無いバンドサウンドが楽曲にうまくマッチしており、メロディーも決して派手なフックが効いているわけではないのですが、すんなり耳になじむポップチューンに。派手さはないのですが、ついつい聴き進めてしまう魅力のあるアルバムになっていました。個人的には彼らのいままでの作品の中で一番の出来だったかも。次にも期待したくなる作品でした。

評価:★★★★

tacica 過去の作品
jacaranda
jibun
HOMELAND 11 blues
LOCUS
HEAD ROOMS
新しい森

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2019年5月18日 (土)

厳しい現実と日常を描写

Title:Ride On Time
Musician:田我流

山梨県一宮町(現笛吹市)出身のメンバーを集めたHIP HOPクルー、stillichimiyaのMCとしても活躍しているラッパー、田我流。2014年にstillichimiyaとしてのアルバムを、また2015年には田我流とカイザーソゼ名義によるバンドプロジェクトでのアルバムをリリースしていますが、純粋にソロ名義でのHIP HOPアルバムとしては2012年の「B級映画のように2」以来となる、久々のニューアルバムがリリースされました。

その前作「B級映画のように2」ではリリースが福島原発事故の直後ということもあり、反原発を前に押し出した社会派な色合いが強いナンバーに。またトラックとしてもヘヴィーなトラックを聴かせてくれており、社会への不安をテーマに載せたアルバムに仕上げていました。今回のアルバムも「Broiler」というある種の監視社会となる現代社会への警告をテーマとした社会派な曲が序盤に入っており、また「Vaporwave」も現在の無機質で寂しい郊外の模様を描写するなど、社会派的なメッセージを感じさせる曲がまずは目立ちます。

ただ、一方では今回のアルバムは現実の日常を描写した歌詞が目立ったように思います。特に印象的なのは「Deep Soul」で、家族を持った父親が、いかに家族を守るかというテーマ性を持った厳しい現実を描写したリリックになっており、暗い雰囲気のトラックと相成り、非常に印象的なラップに仕上げられています。思えばstillichimiyaというHIP HOPクルーも地元一宮町の合併反対という社会派的なテーマ性を持ちながら、あくまでも「地元」という日常に立脚するスタイルを取っています。それと同様、前作では社会派なテーマ性をかかげた田我流ですが、今回のアルバムではあくまでも日々の日常に立脚したスタイルがメイン。社会派な歌詞も、そんな日常の延長線上にある、ととらえているのかもしれません。

また、サウンド的には今回、前作から大きく変化しています。ハードコアとまではいかずとも比較的ヘヴィーな作風が目立った前作に比べると、今回のアルバムは「Back In The Day 2」やタイトルチューンの「Ride On Time」などトラップからの影響を強く感じるサウンドの曲が並びます。さらには「Simple Man」「Changes」などエレクトロサウンドを入れつつメロウにまとめているトラックも目立ち、ヘヴィーというよりもダークだけども哀愁を感じるトラックが多いように感じます。トラップからの影響というのは、ある意味、今の時代にアップデートした結果といった感じなのでしょうが、全体的には歌詞のテーマ性も含めて、ヘヴィーなトラックでゴリゴリと主張する前作に比べると、サウンドからは等身大的なスタイルを感じました。

そんな日常の現状を描写しつつ、実質上のラストチューンとなる「Anywhere」はメロウな女性ボーカルによる歌を取り入れ、スチールパンを取り入れ、少々カリブ風なサウンドも含めさわやかな雰囲気に。また、歌詞には力強く前向きなメッセージ性も感じられ、最後は明るい雰囲気を感じさせます。

ただし、そんな明るい雰囲気のラストに対して気になるのが今回のアウトロ。今回、1曲目とラストはそれぞれイントロとアウトロと位置づけられているのですが、忘れ物をみつけ、約束に間に合わず、田我流が車に飛び乗って急いで出発しようとしている、ある種のあせりを感じるイントロに対して、アウトロの最後は田我流が奥さんと子供と一緒に車に乗って出発しようとする明るい家族の日常で終了。アウトロとイントロはループするような構成になっているのも印象的。これに関してはいろいろな解釈ができそうですが・・・。明るい雰囲気の終盤と暗い雰囲気の序盤をループさせ、明るい日常も突然、変わっていくということを示唆しているのかもしれません。

前作からするとアルバムの印象が少々変化した今回のアルバムですが、今回も田我流のメッセージを感じさせる、ついつい何度も聴きたくなる傑作アルバム。今回のアルバムも必聴です。

評価:★★★★★

田我流 過去の作品
B級映画のように2


ほかに聴いたアルバム

"TWO OF US"Acoutsic Session Recording at VICTOR STUDIO 302/LOVE PSYCHEDELICO

LOVE PSYCHEDELICOが、自身初となるアコースティックライブツアー「LOVE PSYCHEDELICO Premium Acoustic Live “TWO OF US” Tour 2019」に先立ち、3月6日にビクタースタジオで行ったセッションライブの模様を収録したアルバム。映像作品がリリースされるのと同時に、配信限定でアルバムもリリースされました。ライブの趣旨の通り、アコースティックなセッションとなっている本作。全編アコースティックギターの音色が効果的に用いられており、これがまたLOVE PSYCHEDELICOのロッキンな作風とピッタリマッチ。ある意味、彼女たちの楽曲のコアな部分がむき出しになったような演奏が繰り広げられており、非常にカッコいいセッションになっていました。これはこのアレンジでのアルバムリリースも期待したいほど。ゾクゾクっとするカッコよさを感じさせる作品です。

評価:★★★★★

LOVE PSYCHEDELICO 過去の作品
This Is LOVE PSYCHEDELICO~U.S.Best
ABBOT KINNEY
IN THIS BEAUTIFUL WORLD
LOVE PSYCHEDELICO THE BEST I
LOVE PSYCHEDELICO THE BEST Ⅱ

15th ANNIVERSARY TOUR-THE BEST-LIVE
LOVE YOUR LOVE
LOVE PSYCHEDELICO Live Tour 2017 LOVE YOUR LOVE at THE NAKANO SUNPLAZA

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2019年5月17日 (金)

最初で最後のベスト盤

Title:NEGOTO BEST
Musician:ねごと

2010年にミニアルバム「Hello "Z"」でメジャーデビュー。2011年にリリースした「ex Negoto」がチャートで6位にランクインするなど一躍ブレイクを果たしました。その後もアルバムを計5枚、ミニアルバムをデビュー作含めて2枚リリースし積極的な活動を続けていたものの昨年末に2019年のツアーを最後に解散することを発表。そんな中リリースされたのが彼女たち最初でおそらくラストとなるベストアルバムでした。

ねごとの前身となるバンドが結成したのが2006年。2006年といえばちょうどチャットモンチーが「シャングリラ」でデビューした年。その後デビューした彼女たちはイメージとしてはチャットモンチーに続いて出てきたガールズバンドの走りというイメージ。事実、彼女たちもチャットモンチーのトリビュートアルバムに参加するなど、チャットモンチーを受けたバンドの一組であることは間違いなさそう。本作に収録されている作品でも、特に初期の作品、「ワンダーワールド」などは露骨にチャットモンチーの影響を感じる作品になっていたりします。

ただ、そんな初期のギターロック作品は結局のところ、チャットモンチーのフォロワーというイメージを払拭しきれずにいたのでしょう。彼女たちの方向性として徐々にエレクトロサウンドを取り入れて、バンドとしてのスタイルを確立しようとしました。そしてそんなエレクトロサウンドを大胆に取り入れてリスナーを驚かせたのが2016年にリリースされた「アシンメトリー」。この曲ではギターバンドというよりはエレクトロのミュージシャンとしての彼女たちのベクトルをはっきりと見せた作品になっています。

もっとも、今からこのベスト盤を聴くと、彼女たちは比較的初期の作品からエレクトロサウンドを取り入れていたことい気が付かされます。例えばデビューシングルでもある「カロン」などは楽曲的にはチャットモンチーからの影響を感じる作品ながらもシンセのサウンドを取り入れていますし、2012年にリリースしたシングル「Lightdentity」もエレクトロロックの作品に。こうやってあらためて彼女たちの過去の代表作を聴くと、「アシンメトリー」は突然変異の楽曲ではなく、ある意味、彼女たちの活動の中では必然だったのかな、とも感じてしまいます。

ただし、今回のベストアルバムで彼女たちの過去の代表作を聴いてあらためて感じたのは、残念ながら全体的にどうも中途半端だったかな、という印象でした。初期の作品についてはシンセのサウンドを入れてそれなりに個性を出しつつも、やはり全体的にはチャットモンチーのフォロワー的なイメージはぬぐえませんでしたし、エレクトロサウンドに大々的にシフトした後期の作品についても、正直言って果敢に挑戦するそのスタイルは絶賛に値するものの、サウンド的には決して目新しいものではなく、ロックバンドがエレクトロにシフトという方向性もよくあるパターンという印象を受けてしまいます。

彼女たちは2011年にリリースした「ex Negoto」でベスト10ヒットを記録。翌年リリースしたシングル「sharp #」も「機動戦士ガンダムAGE」オープニングテーマというタイアップの良さもありベスト10ヒットを記録しましたが、その後は売上的には伸び悩み、残念ながら売上的には下降傾向が最後まで続いてしまいました。ただ残念ながら今回のベスト盤で彼女たちの歩みを聴くと、リスナーの耳は正直だな、という印象を受けてしまいます。それなりにインパクトあるポップなメロディーはヒットポテンシャルはあるものの、確かに、これでその人気を持続させるのは厳しいだろうなぁ・・・と思ってしまいました。

メンバーはねごと解散後、おそらくそれぞれソロとして音楽活動をスタートさせるでしょう。いろいろと大変とは思いますが、これからの彼女たちの活躍を期待しつつ、是非、このねごとを超えるような曲を期待したいところ。彼女たちのこれからの活動にも注目していきたいです。

評価:★★★★

ねごと 過去の作品
Hello!"Z"
ex Negoto

"Z"OOM
VISION
アシンメトリe.p
ETERNALBEAT
SOAK


ほかに聴いたアルバム

Transducer/VOLA&THE ORIENTAL MACHINE

今年、突如発表されたNUMBER GIRL再結成のニュース。久しぶりにスポットを浴びるようになったナンバガですが、そのベーシスト、アヒト・イナザワがギターボーカルとして率いるバンド、VOLA&THE ORIENTAL MACHINEも久々の新譜がリリースされました。もともとナンバガとは異なるエレクトロサウンドを積極的に取り入れていた彼らでしたが、本作はエッジの効いたギターサウンドを前面に押し出したロックな色合いの濃いナンバーに、一方後半はいままでの彼らと同じくエレクトロサウンドを前に出したポップな色合いが濃いナンバーが並び、VOLAの幅広い音楽性を感じさせるアルバムになっています。

今回のアルバムも約4年半ぶりだったり、その前も4年のスパンが空いていたりと、正直、バンドとしては散発的な活動となってしまっている彼ら。このタイミングでアルバムというのもこれを逃すとナンバガ再結成があるためまとまった時間が取れないということなのでしょうか。そんな散発的だからこそ、バンドとしての個性やまとまりがちょっと弱い感じがしてしまうのは残念なのですが・・・次回はもっと短いスパンでアルバムがリリースされるとうれしいのですが。

ちなみにアヒト・イナザワといえば2010年にリリースしたアルバム「PRINCIPLE」収録の「Flag」という曲が非常に右翼的ということで一部左派のバッシングにあったことで話題となりました。確かにこの曲を歌詞を読むと、典型的な保守派の主張といった感じで、個人的には相いれません。ただ、正直主張内容については保守系のオーソドックスな主張であって、「特ア」という表現は若干差別的ニュアンスはあるものの、全体として許容されるべき意見の範囲内であって、これを「レイシスト」などと排除するのは、左翼的な主張を一方的に「政治的」と断じて排除しようとする右派のやっていることと大差ないように感じます。反対意見を述べるのはともかく、こういう歌詞を書くこと自体を叩くことはちょっと残念な気がします。

評価:★★★★

VOLA&THE ORIENTAL MACHINE 過去の作品
Halan'na-ca Darkside
SA-KA-NA ELECTRIC DEVICE

SUPER MUSIC/集団行動

元相対性理論の真部脩一と西浦謙助が組んだ新バンドの3枚目となるアルバム。かつての相対性理論を彷彿とさせるような独特な言葉の言い回しやシンプルながらもエッジの効いたリズムが非常に魅力的な1枚。そんな中、へヴィーなギターリフが入ったり、ニューオリンズ風に仕上げたりとバラエティーもグッと増しています。特にラストの「チグリス・リバー」はトライバルなリズムを入れつつ幻想感を覚えるサウンドが魅力的な独特の個性を感じさせる楽曲に。ただ一方、いまひとつボーカルの弱さを感じさせてしまう部分が残念な点。そこらへん気になる部分はあるものの、そろそろ大傑作が聴けそうな予感のする、そんな「何かがはじまる前」を感じるアルバムでした。

評価:★★★★

集団行動 過去の作品
充分未来

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2019年5月16日 (木)

70年代以降の楽曲のみ収録したベスト盤

Title:Honk
Musician:The Rolling Stones

デビューから50年以上の年月が経過しながら、いまだに世界を代表するロックンロールバンドとして活躍を続けるローリング・ストーンズ。最近ではミック・ジャガーの心臓手術なんていうニュースが飛び込み、ファンを心配させましたが、手術は無事成功したようで、ファンを安心させました。ただ、2016年に久々となるアルバム「Blue&Lonesome」がリリースされたものの純粋たる新譜はちょっとご無沙汰。一方ではライブ音源などのリリースが相次いでおり、ファンを喜ばせながらも、ファンの多くが高齢化し、金銭的な余裕があるファンが増えたからでしょうか、ファンに大金を費やさせるような高価なアイテムのリリースが続いています。

そして今回リリースされたアイテムも、彼らのベストアルバム。え?ベスト盤って、オールタイムベストの「GRRR!」をリリースしたばかり(・・・といってももう6年半前の話なのですが)じゃない?と思ってしまいます。ただし、今回のアルバムは「GRRR!」のようなオールタイムベストではなく、71年のアルバム「Sticky Fingers」以降の楽曲のみを集めたベスト盤になります。

なので、彼らの初期の代表作である「Satisfaction」も「Paint It,Black」も「Jumpin' Jack Flash」も「Street Fighting Man」も入っていません。なんでそんなベストを?という感じもしてしまうのですが、そこらへんの事情は「Rockin'On」のサイトのレビューに記載がしていました。

異常に盛り上がってくるこの内容に間違いはない

ただ、あきらかにプロモーションのためのレビュー記事であり、記載内容には若干の疑問があります。初期の作品については、「Beggars Banquet」や「Let It Bleed」などの名盤を聴けばそれで足る、と記載されていますが、初期の彼らはアルバムよりもシングル曲が活動の中心になっており、特にイギリス盤ではシングル曲がアルバムに収録されていない場合も多く、むしろ初期の作品の方がコンピレーションで聴くという形が向いています。また、初期の彼らの作品は、ブルースの純粋なカバーバンドとしてのスタート地点から彼らのオリジナルティーを徐々に確立し、「Their Satanic Majesties Request」という問題作を経つつも、ロックバンドとしてのスタイルを確立する過程を知ることができる重要な時期。さすがに「Sticky Fingers」以降の曲を聴けば足る、というのはちょっと言いすぎじゃない?と思ってしまいます。

もっとも彼らのオリジナリティーが確立されて圧倒的なクオリティーの作品がこの時代の続いているというのは間違いない事実。実際、「Tumbling Dice」「Wild Horses」「Angie」などおなじみの彼らの代表曲がこのアルバムにも多く収録されています。ただ一方でこの時期の彼らは「Beggars Banquet」「Let It Bleed」の時期に確立したスタイルを再生産していく、ある種の「大いなるマンネリ」気味であるのも事実。昔、タナソーがロック系の入門書の中で、「Beggars Banquet」「Let It Bleed」の彼らは新しいことを何もやっていない、というった趣旨のことを書いていて、それが個人的に妙に印象に残っているのですが、確かにブルースを基調としたロックンロールというスタイルに大きな変化はこの時期にありません。

もちろん例えば彼らがディスコを取り入れたということで話題となった「Miss You」みたいな曲もありますし(ただ、今聴くと、やはりブルースの要素は色濃く入っているのですが)、「One More Shot」ではファンクを取り入れていたり、「Undercover (Of The Night)」では80年代のハードロックの影響を感じさせたりと、決して旧態依然とした70年代のサウンドに彼らが縛られていたわけではありません。ただ、それらの曲に関しても基本的には彼らにとってはちょっとした寄り道であり、次の曲ではまたいつも通りのブルース・ロックが流れ出す、という展開になっています。

ただし、この「同じスタイルを続けている」というのは彼らにとって決して貶し文句ではありません。前述のタナソーの指摘も、だからその後のストーンズはダメだ、という話ではなかったと記憶しています。むしろ、彼らのスタイルをこの時期に徐々に磨き上げていき、彼らしか奏でえない唯一無二のスタイルに仕立て上げており、楽曲がつまらないという印象は全くありません。特に上のように所々で新たなスタイルにも挑戦しているだけに最近の曲に関しても決して古臭さは感じませんし、また一方ではストレートなブルースナンバーも所々に挟んでおり、新たな挑戦をしつつもしっかりと原点を忘れないとする彼らの愚直なまでのブルースに対する愛情も感じることが出来ました。

正直言うと、彼らの入門盤としてはさすがにちょっとおすすめしがたい部分はある作品。ただ一方、「Sticky Fingers」以降の楽曲のみを収録されているため、各種のコンピレーションでは比較的取り上げられにくい楽曲も収録されており、そういう意味ではベスト盤を聴いて、過去の名盤を聴いて、その次に最近のアルバムに手をつける前に聴くにはちょうどよいコンピレーションと言えるかもしれません。もちろん、名曲ぞろいなだけに一番最初にこれを聴いても、ストーンズにはまるのは間違いないかと。ともかく、若干お金持ちのファンからお金をまきあげる企画なんじゃない?と穿つことも出来るコンピではあるのですが、ストーンズの魅力が存分につまった作品であることは間違いなし。非常に魅力的なコンピレーションでした。

評価:★★★★★

The Rolling Stones 過去の作品
Shine a Light: Original Soundtrack
Some Girls LIVE IN TEXAS '78
CHECKERBOAD LOUNGE LIVE CHICAGO 1981(邦題 ライヴ・アット・ザ・チェッカーボード・ラウンジ・シカゴ1981)
(MUDDY WATERS&THE ROLLING STONES
GRRR!
HYDE PARK LIVE
Sweet Summer Sun-Hyde Park Live
Sticky Fingers Live
Blue&Lonesome
Ladies & Gentlemen
ON AIR
Voodoo Lounge Uncut


ほかに聴いたアルバム

Every Off Key Beat/Prefuse73

先日リリースされた彼のニューアルバム「Fudge Beats」からの先行配信的なリリースとなる4曲入りのミニアルバム。4曲でわずか7分程度の長さという短い曲がピックアップされており、どちらかというと「Fudge Beats」のプロモーション的な感のあるアルバムですが、ダークな雰囲気のサウンドに強烈なビート感の心地よい作品になっています。さすがにこの長さは短すぎる感はあるのですが、それだけにアルバムが楽しみになってしまうような内容でした。

評価:★★★★

Prefuse73 過去の作品
Everything She Touched Turned Ampexian
The Only She Chapters

Begin Again/Norah Jones

約2年半ぶりとなるNorah Jonesのニューアルバム。WILCOのジェフ・トゥイーディーとの制作も話題となったわずか7曲入りの短さなのですが、ただ一方でいままでの彼女のイメージにとらわれない意欲作に。タイトルチューンである「Begin Again」はジャズというよりもスモーキーなソウルのテイストを感じますし、アコギでしんみり聴かせる「A Song With No Name」もフォーキーな作風の曲調となっています。いままでのノラのイメージからすると新たな挑戦も感じますし、おそらくタイトルもそんな彼女の意気込みをあらわしたのでしょう。それだけにいままでのノラを期待すると少々肩すかしに合うかもしれませんが・・・新たな一歩として今後が楽しみになるアルバムです。

評価:★★★★★

NORAH JONES 過去の作品
THE FALL

...FEATURING NORAH JONES(ノラ・ジョーンズの自由時間)
LITTLE BROKEN HEARTS
COVERS(カヴァーズ~私のお気に入り)
foreverly(BILLIE JOE+NORAH)
DAY BREAKS
First Sessions

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2019年5月15日 (水)

今週も初登場は少な目

先週に引き続きHot100、Hot Albumsともに初登場が少な目だったため、同時更新となります。

今週のHot100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

まず1位は初登場曲。

まず1位を獲得したのはONE N'ONLY「Dark Knight」が獲得。スターダストプロモーション所属の男性アイドルグループEBiSSHとさとり少年団が合体したグループ。楽曲はビックリするほどK-POPを意識したような・・・というよりもそのまんまなナンバー。CD販売数1位を獲得したものの、ほかはラジオオンエア数66位、PCによるCD読取数38位、Twitterつぶやき数71位でそのほかは圏外という結果になっています。ちなみにオリコンでは初動売上4万6千枚で1位を獲得しています。

2位は先週1位のあいみょん「マリーゴールド」がワンランクダウン。ストリーミング数は今週で19週連続の1位。ダウンロード数7位、You Tube再生回数3位も先週と変わらず。ちなみに彼女は「ハルノヒ」も今週4位にランクインさせており、2曲同時ランクインが続いています。3位も米津玄師「Lemon」がワンランクダウンながらもベスト3をキープ。ダウンロード数は2位から4位にダウンしたものの、PCによるCD読取数及びYou Tube再生回数は先週と変わらず2位をキープしています。

ほかにもロングヒット曲はKing Gnu「白日」が先週と変わらず5位をキープ。ダウンロード数は5位から8位にダウンしましたが、ストリーミング数は先週と変わらず2位をキープ。You Tube再生回数は5位から4位にアップし、これで通算10週目のベスト10ヒットとなりました。

そんな中、数少ない初登場曲はまず7位に狼の姿でおなじみのロックバンドMAN WITH A MISSIONの配信限定シングル「Remember Me」がランクイン。ダウンロード数で1位、ストリーミング数35位、Twitterつぶやき数100位を獲得。フジテレビ系ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」主題歌。ミディアムテンポでスケール感もあり、歌を聴かせる良くも悪くもヒットチャート王道系の作りのナンバーになっています。

また8位にはOfficial髭男ism「Pretender」が先週の20位からランクアップしベスト10入り。ブレイク候補の最右翼と言われる4人組バンドで、本作は映画「コンフィデンスマンJP」主題歌で、5月15日リリース予定のCDからの先行配信。良い意味で垢抜けてきており、このベスト10入りで本格的なブレイクとなった・・・のでしょうか。ダウンロード数は13位だったもののストリーミング数8位、ラジオオンエア数2位の効果で見事ベスト10入り。ほか、Twitterつぶやき数42位、You Tube再生回数82位を記録しています。


今週のHot Albums

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

今週も見事1位をキープ。

Hot Albumsはback number「MAGIC」が先週と変わらず1位をキープ。CD販売数は5位だったものの、ダウンロード数及びPCによるCD読取数で1位を獲得し、総合順位では見事1位に輝きました。

2位初登場は「歌物語2-<物語>シリーズ主題歌集-」。西尾維新による小説「<物語>シリーズ」のテレビアニメコンピレーションアルバムがランクイン。CD販売数は1位でしたが、ダウンロード数10位、PCによるCD読取数は26位に留まり、総合順位はこの位置となりました。ちなみにオリコン週間アルバムランキングでは同作が初動売上1万6千枚で1位を獲得しています。

3位はあいみょん「瞬間的シックスセンス」が6位から3位にランクアップ。3月18日付チャート以来、実に9週ぶりのベスト3返り咲き。これで13週連続のベスト10ヒットとなっています。また、同作と同じ週にランクインしたONE OK ROCK「Eye of the Storm」も8位から5位にアップ。こちらは通算9週目のベスト10ヒットを記録しています。

初登場組はまず7位に藤川千愛「ライカ」がランクイン。アイドルグループまねきケチャの元メンバーによるソロデビュー作。先週の68位からCDリリースに合わせてランクアップ。CD販売数6位、ダウンロード数11位で総合順位はこの位置に。オリコンでは初動売上5千枚で10位にランクインしています。

また10位には女性声優4人組によるグループ、スフィア「10s」が初登場でランクイン。CD販売数7位、ダウンロード数42位、PCによるCD読取数68位。ちなみにオリコンでは初動売上5千枚で9位初登場。前作「ISM」の8千枚(11位)からダウンしています。

さて今週はベスト10返り咲き組も。米津玄師「BOOTLEG」が先週の11位から8位にランクアップ。2月25日付チャート以来、13週ぶりのベスト10返り咲きとなりました。「Lemon」も驚異的なロングヒットを続けていますが、本作も2017年11月13日付チャートで1位に輝いてから、今週で81週目。ずっとベスト20圏内に入っており、驚異的なヒットを続けています。

今週のHot100及びHot Albumsは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

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2019年5月14日 (火)

バブル期の空気を伝えつつ、彼女たちのこだわりも感じるカバーアルバム

Title:Endless Bubble~Cover Songs vol.1~
Musician:ベッド・イン

以前、当サイトでも紹介したこともある地下セクシーアイドルユニットを自称するベッド・イン。80年代~90年代のバブルの空気を今に、をテーマにアラフォー世代以上にとっては懐かしさを感じられるバブル期のスタイルを表に出した楽曲が大きな特徴となっています。そんな彼女たちの最新作は、バブル期のヒット曲を取り上げたカバーアルバム。昨年、荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」のリバイバルヒットが話題になりましたが、バブル期にはその時代を反映させたヒット曲が数多く登場しました(まあ、ヒット曲がその時代を反映するのはバブル期に限った話ではないのですが)。まさに今回のアルバムは、そんなバブル期を彷彿とさせるヒット曲を取り上げることであの時代を懐かしむ、そんなアルバムになっています。

・・・と言いたいのですが、選曲を見ると、おそらくは単純にバブル期のヒット曲を取り上げただけ、というカバーアルバムとはちょっと異なる、彼女たちのこだわりを感じます。確かに「CHA-CHA-CHA」のような、バブルを代表するようなヒット曲もカバーされています。ただ、全体的には女性の強さを歌ったような曲が多かったように感じました。「嵐の素顔」も歌詞として女性の素顔をテーマとしていますし、「目を閉じておいでよ」も男女間のインモラルな恋愛の駆け引きを歌っています。

その典型的なのは久宝留理子の「『男』」のカバーでしょう。実はこの曲自体は1993年のヒット曲でバブル期というよりもむしろバブル崩壊まっただ中での楽曲。バブルの時代の女性といえば、「アッシーくん」だとか「ミツグくん」だとか、男性をあごで使うような態度を取りながらも、その実、そのアイデンティティーはあくまでも男性あってのものだったのに対して、久宝留理子の「『男』」はあきらかに男性に頼らない女性の自立を歌っており、楽曲としてはむしろアンチ・バブルの色合いが濃い楽曲になっています。この曲をあえて選んでいるあたりに、単純にバブルを後追いするだけではない彼女たちの一種のこだわりを感じさせます。

また彼女たちのこだわりはそのサウンドにも感じさせます。まず全体的にロックなナンバーが多い点が特徴的。「あゝ無情」も「嵐の素顔」もかなりハードロックなテイストの強いアレンジになっていますし、ラストを飾る「限界LOVERS」はまさにバリバリのメタルチューン。へヴィーなバンドサウンドをこれでもかというほど聴かせてくれます。そしてそれ以上にこだわりを感じさせるのが、どの曲もバブル時代の空気を感じさせるような、いかにも80年代後半から90年代前半あたりに流行ったような音が使われているという点。ここらへんはあの時代の空気感をサウンドを通じて伝えようとする彼女たちのこだわりを感じさせます。

これもあきらかに「嵐の素顔」ではいかにも90年代的なハードロックのアレンジがほどこされていますし、こちらも典型的だったのが「『男』」のカバーで、原曲はどちらかというと今につながるいかにも90年代J-POPなアレンジなのですが、本作のカバーでは出だしのシンセの音といい、むしろ80年代後半あたりのアレンジがほどこされています。基本的に原曲に忠実なアレンジが多い中でさりげなくバブル時代の雰囲気を強調するようなアレンジになっており、ここらへんにも彼女たちのこだわりを感じました。

そんなこだわりを感じさせる楽曲はいずれもアラフォー以上の世代にとってはとても懐かしさを感じる楽曲ばかり。ほどよくロッキンで、あの頃を思い起こさせるサウンドもとても心地よく、素直にはまれるカバーアルバムだったと思います。そういう意味ではベッド・インというバンドのテーマに合わせつつ、彼女たちの主張も感じされ、かつポップのアルバムとして素直に楽しめる、実によく出来たカバーアルバムだったと思います。タイトル通り、第2弾以降も予定されているのでしょうか。これは次回作も期待したいところ。楽しみです。

評価:★★★★★

ベッド・イン 過去の作品
TOKYO


ほかに聴いたアルバム

続 B面画報/Plastic Tree

タイトル通り、シングルのカップリングだけを集めたいわゆるカップリング集。2007年に前作「B面画報」をリリースしていますので、その後にリリースされた作品だけを収録した2枚組のアルバムとなります。

Plastic Treeといえばヴィジュアル系バンドとしては珍しく、メタル、ハードロック方面ではなく、オルタナ系からの影響が強いバンドなのですが、カップリング曲ではその趣味性がよりはっきりとあらわれる形になっています。さらにエレクトロサウンドを取り入れたり、ハードコア色が強い曲があったりと、全体的にオリジナルアルバムよりも自由度の高い内容に。個人的にはオリジナルアルバムよりも楽しめたかも。

評価:★★★★

Plastic Tree 過去の作品
B面画報
ウツセミ
ゲシュタルト崩壊
ドナドナ
ALL TIME THE BEST
アンモナイト
インク
echo
剥離
doorAdore

フレデリズム2/フレデリック

オリジナルフルアルバムとしては約2年4ヶ月ぶりとなるフレデリックの新作。歌謡曲の要素すら感じられる哀愁感あるメロディーラインにダンサナブルなエレクトロサウンドをバンドサウンドと組み合わせるというスタイルは以前から大きな変化はありません。それなりにインパクトもあってライブは楽しそうだな、という印象は受けますし、昨今、フェス仕様のバンドが増える中では彼らなりの個性は感じさせます。個人的には楽曲にもうちょっとバラエティーがあった方がより面白いとは思うのですが・・・。

評価:★★★★

フレデリック 過去の作品
フレデリズム
TOGENKYO

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2019年5月13日 (月)

アラフォー世代感涙のアニメ映画サントラ盤

2月に公開され話題となった映画、「劇場版シティーハンター 新宿プライベイト・アイズ」。私もアラフォー世代として中学生の頃、「シティーハンター」には夢中になったたちでしたので、ちょっと前、3月くらいの話になるのですが、この映画を見に行きました。その感想も簡単に後で書くとして・・・その映画に関連して2枚、アルバムがリリースされていますので今回はそのアルバムの紹介です。

Title:劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ> -VOCAL COLLECTION-

まずは映画の中で使われたボーカル曲をまとめたコンピレーションアルバム。映画ではかつてのテレビアニメで使われたオープニングテーマ、エンディングテーマがそのまま使われており、評判となりました。このコンピレーションアルバムはそんな懐かしいテレビアニメのOP/EDテーマをまとめたアルバムなのですが・・・シティーハンターのアニメOP/EDといえば名曲揃いでアニメをかつて見ていた私にとっても懐かしいセレクション。まさに感涙モノのセレクションアルバムとなっています。

「シティーハンター」のエンディングテーマとしてなんといっても忘れてはいけないのが「Get Wild」でしょう。TM NETWORKのブレイク曲にもなった曲なのですが、アニメの中での使い方も実に秀逸。アニメのラストシーンに重なるように「Get Wild」の最初のピアノの音がスタート。そしてそのままエンディングに突入するというスタイルは今聴いても鳥肌モノ。アニメの世界観と楽曲がピッタリとマッチしており、おそらく、アニメのエンディングとしては強いインパクトを受けたアラフォー世代は少なくないでしょう。

また、「シティーハンター」のエンディングテーマとして使われたのは主にエピックソニー(当時)からCDをリリースしていた新進気鋭のミュージシャンたち。当時のエピックソニーといえば、若者世代に圧倒的な支持を得ていた時代の先端を行くようなミュージシャンを多く抱えていたレーベル。さらに今と違い、当時はアニメ主題歌といえば一般的にはアニメ向けにカスタマイズされたキッズソングが流れるというイメージが強かった時代。そんな時代にポップスシーンの先端を行くミュージシャンたちの曲がアニメのOP/EDとして流れるというのは非常に衝撃的でした。いまはアニメの主題歌にJ-POPのミュージシャンたちが使われるのは普通になりましたが、そんな走りとも言えるのが「シティーハンター」でした。

そしてそんな時代の先端を行っていた曲の数々は、(思い出補正も入っているかもしれませんが)今聴いても全く遜色ありません。疾走感あるニューウェイブのサウンドにCHAKAのハイトーンのボーカルも心地よいPSY・S「ANGEL NIGHT~天使がいる場所~」に、ファンキーなポップスが今聴いても文句なしにカッコいい岡村靖幸の「SUPER GIRL」、個人的にはTMの曲の中で「Get Wild」より好きな「STILL LOVE HER」はキネメロと小室サウンドが上手く融合された切ないメロがたまりませんし、小比類巻かほるの「City Hunter~愛よ消えないで~」も彼女の力強い歌声が印象に残るAORナンバーに仕上がっています。

一方、今回のコンピレーションには当時の挿入歌もおさめられているのですが、こちらはその当時の時代性をそのまま反映されたニューウェーヴ風のポップスで、チープなサウンドも含めて今聴くとちょっと辛い感じも。良くも悪くも80年代をそのままパッケージしてきたような内容になっています。そういう意味ではOP/EDテーマ曲との差がちょっと激しかったような感じがします。

「シティーハンター」を知らない世代にまでお勧めできるかどうかは微妙なのですが・・・アラフォー世代なら間違いなくはまる感涙モノの1枚。映画でもこれらの曲が上手く使われていましたが、このアルバムを聴いて、また懐かしさがこみあげてきました。

評価:★★★★★

で、こちらは映画のバックミュージックが収録されたサントラ盤。

Title:劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ> -ORIGINAL SOUNDTRACK-

映画でも印象的だった、カッコイイラップからスタートしつつ、ラストは「シティーハンター」でおなじみの「モッコリ」をカッコよく言って終わるというコミカルな「Mr.Cool」や、今回、ゲスト的に出演したCAT'S EYEの登場シーンで流れた「CAT'S EYE」なども収録されています。

内容的には映画のワンシーンを彷彿させる曲が多いのですが、ただ全体的には印象が薄い感じ。というか、どちらかというと必要以上にインパクトを持たせないで、映画の中にうまく溶け込ませているといった印象を受ける楽曲ばかりで、サントラ盤としてアルバムで聴くとどうしても物足りなさを感じてしまうのですが、映画の中で使われる分にはむしろ非常によく出来た楽曲ばかりだったとも思います。

そんな訳で、こちらは映画を見た方、それもかなり熱心なファン向けの1枚といった感じ。良くも悪くもサントラらしいサントラ盤といった印象を受けた1枚でした。

評価:★★★

で、せっかくなので以下、映画についての感想も・・・

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«これ・・・アルバムタイトル?