2025年1月20日 (月)

小西康陽がボーカルに挑戦!

Title:失恋と得恋
Musician:小西康陽

かのピチカート・ファイヴのメンバーとしても知られ、数多くのミュージシャンたちへのプロデュースや楽曲提供を手掛けてきた小西康陽。ここ最近はPIZZICATO ONE名義でのソロ活動が続いてきましたが、今度は本名「小西康陽」名義でのアルバムがリリースされました。

今回、この小西康陽名義のアルバムの最大の特徴は、自らが歌っている、という点。なんでも2022年にギターの弾き語りライブを行ったところ、「過去の自作曲を自ら歌うこと」に目覚めたそうで、本作は主に2023年8月に丸の内コットンクラブで行われた「小西康陽・東京丸の内」のために編曲されたものだそうです。

まず楽曲のアレンジに関しては、そこはさすが小西康陽、文句のつけようのないクオリティーの高い作品を聴かせてくれています。今回はピアノ、ベース、ドラムス、ギター、チェロという5人編成での録音。ジャジーなサウンドが大きな特徴となっており、比較的シンプルながらもしっかりと聴かせるアレンジとなっています。

そんな中でもドラムのリズムだけをバックに歌い上げる「陽の当たる大通り」や、ボッサ風の「むかし私が愛した人」、チェロのみをバックに歌う「きみになりたい」、ピアノジャズアレンジの「動物園にて」など、バラエティーのある作風に。特に、ドラムのみ、チェロのみというアレンジは、小西康陽のボーカルをより際立たせるようなアレンジとなっており、ボーカリスト小西康陽として挑戦的なアレンジとなっていました。

さて、本作で一番の注目すべき点はやはり小西康陽のボーカルというポイントでしょう。正直言えば、彼のボーカルは決して上手いものではありません。穏やかな雰囲気の、大人の渋みも感じさせるボーカルというとポジティブな表現ですが、いかにも「おじさん」という感じのボーカルで声量もなければ、音程もいまひとつ安定していません。

ただ、とはいえ本人としてはそんなことは百も承知。このボーカルがジャズ主体のアレンジにちゃんとマッチして聴こえるあたり、さすがは小西康陽の力量の高さを感じさせます。彼の決して上手くはないボーカルが、ひとつの味として感じられるように、しっかりと作りこまれている感があります。

ただ、それでも、特にピチカートの楽曲を小西康陽が歌う点についてはかなりの違和感が・・・。やはりメロディーラインにしても歌詞にしても、あくまでも野宮真貴を前提としてつくられた曲なだけに、彼のような「おじさん」がそれを歌うと、正直なところ、かなりの違和感を覚えてしまいます。まあ、そのギャップも「味」と言われればそうなのかもしれないのですが・・・。この違和感の強さは最後までぬぐえませんでした。

楽曲自体の出来としては申し分ないですし、小西康陽のボーカルも、それなりの「味」として感じられると思います。ただ、前述の違和感を受け入れられるかどうかで、アルバムの印象は変わりそう。個人的には、違和感が違和感のまま残ってしまった感は否めません。もちろん、小西康陽の実力はしっかりと感じられる作品ではあるのですが、オリジナルは越せなかったかな、とも思う1枚でした。

評価:★★★★

小西康陽(PIZZICATO ONE) 過去の作品
ATTRACTIONS! KONISHI YASUHARU Remixes 1996-2010
11のとても悲しい歌(PIZZICATO ONE)
わたくしの二十世紀(PIZZICATO ONE)
なぜ小西康陽のドラマBGMは テレビのバラエティ番組で よく使われるのか。
井上順のプレイボーイ講座12章(小西康陽とプレイボーイズ)
前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン(PIZZICATO ONE)


ほかに聴いたアルバム

Fujii Kaze Stadium Live “Feelin' Good”/藤井風

昨年8月24日、25日に横浜の日産スタジアムで行われたワンマンライブの模様を収録したライブ盤。Blu-ray形式でリリースされているほか、配信盤とCD盤でもリリースされています。全体的にメランコリックな歌をしっかり聴かせる、というイメージのパフォーマンスが多く、そういう意味ではスタジアムライブっぽくない感じもするのですが、それはそれで藤井風の魅力といったところでしょう。ただ、このスタイルのパフォーマンスをしっかりとスタジアムレベルでも聴かせてくれるというのはさすが。一度、彼のライブにも足を運んでみたい、と感じさせるようなライブアルバムでした。

評価:★★★★★

藤井風 過去の作品
HELP EVER HURT NEVER
HELP EVER HURT COVER
Kirari Remixes(Asia Edition)
LOVE ALL SERVE ALL

The Golden Age Of Punk Rock/Ken Yokoyama

ハイスタやBBQ CHICKENSなどで活躍する横山健の新作は、パンクロックのカバーアルバム。ただ選ばれているのは70年代のパンク勢ではなく、主に80年代から90年代にかけて活躍したNOFXやRANCID、Bad Religionなどといったバンドの楽曲。基本的に彼がリアルタイムで体験した、思い入れのあるミュージシャンたちということなのでしょう。パンクロックという枠組みにとらわれず、The Get Up Kidsのようなエモ系や、Blink-182などポップ寄りのバンドも選ばれているのもちょっと意外な印象も。全体的に有名所の王道を抑えたようなセレクションとなっており、奇をてらっていない感、純粋なパンクロックへの敬愛ぶりも感じさせます。横山健が好きな人は、逆にここに紹介されているバンドたちのアルバムを聴いてみるとよいかも。

評価:★★★★

Ken Yokoyama 過去の作品
Four
Best Wishes
SENTIMENTAL TRASH
Ken Yokoyama VS NUMBA69(Ken Yokoyama/NAMBA69)
Songs Of The Living Dead
4Wheels 9Lives
Indian Burn

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2025年1月19日 (日)

新メンバー加入でゼロからの出発

Title:From Zero
Musician:Linkin Park

日本でも高い人気を誇っているアメリカのロックバンド、Linkin Park。2017年にリリースしたアルバム「One More Light」でも全米チャートで1位を記録するなど、圧倒的な人気を誇ってきました。しかし、そんなバンドが悲劇に襲われたのがその2017年。マイク・シノダと並び、バンドのボーカルを担ってきたチェスター・ベニントンが自殺というショッキングな出来事に襲われ、バンドはそのまま活動休止状況となってしまいました。

しかし、その後の過去のアルバムの〇〇周年記念盤などのリリースにより、バンドの看板を守り続け、今年はシングルコレクションを発表。さらに新ボーカルとして女性ボーカリストのエミリー・アームストロング、さらに新ドラマーとしてコリン・ブリテンを迎えて活動を始動。実に前作から約7年ぶりとなる待望のオリジナルアルバムのリリースとなりました。

そんな待望のニューアルバムの大きな特徴は、ゴリゴリにヘヴィーなサウンドを前に押し出した、Linkin Parkらしいヘヴィーロックな作品になっている点でしょう。イントロからスタートし、序盤は比較的、彼ららしいメランコリックなメロを聴かせるようなナンバーが続きますが、「Heavy Is the Crown」ではまずヘヴィーなバンドサウンドを前に押し、エミリーのシャフト気味のボーカルが楽曲となっています。

バンドとしての原点回帰的なヘヴィーロック路線は後半に行くほど顕著で、「Casualty」も最初、エミリーのデス声からスタートしつつ、ヘヴィーなギターリフを前に押し出したメタリックな作品に。「Two Faced」もヘヴィーなギターリフ主導の典型的なラップメタルな作品に。「IGYEIH」も比較的ポップなメロを聴かせてくれつつ、エミリーのシャウトと、それに合わせるようなヘヴィーなバンドサウンドが印象的なダイナミックなナンバー。前作となる2017年「One More Light」ではポップな作風にシフトしており、バンドとして賛否両論(というより否定的な論調の多い)作品となっていましたが、今回は完全にラップメタル回帰の、Linkin Parkらしい作品に仕上がっており、初期からのファンにとっても大きな満足のいく作品だったのではないでしょうか。

そしてなんといっても大きいのは、今回、女性ボーカルのエミリー・アームストロングが加わった点でしょう。「女性だから」ということは関係ない、とばかりのシャウトやデス声、そして力強いボーカルも大きな魅力なのですが、とはいってもやはり女性らしいハイトーンの柔らかい、マイク・シノダとは明らかに異質である声質がバンドにとって大きなインパクトになっています。今回のアルバム、純粋に楽曲部分だけを切り取れば、原点回帰的とはいえ目新しいものは全くありません。ただそれでもこのアルバムに惹きつけられるのは、やはりエミリーのボーカルが大きなインパクトになっているからでしょう。

また、「Over Each Other」ではエミリーがゆっくりと歌い上げるボーカルがソウルフルで、大きな魅力となっている作品。この曲は、まさにエミリーがボーカルだったこそ成り立ったような楽曲になっていたと思います。もともとバンドとしては前作でも「Heavy」で女性ボーカリストをゲストとして迎えており、女性ボーカルとのからみというのをバンドとしての新たな可能性として模索していたのでしょう。そして今回のアルバムでは、その方向性がピッタリとマッチしていました。

正直、サウンド的に新機軸を打ち立てた訳ではないため、これが2作3作と続けば、マンネリ化しそうな印象も否めません。ただ、それを差し引いても、新体制の出発にふさわしい傑作アルバムに仕上がったアルバムと思います。「From Zero」というアルバムタイトル通り、まさにバンドとしてゼロからの始動となった彼ら。ただ、今後の活躍に期待したいところです。

評価:★★★★★

LINKIN PARK 過去の作品
A THOUSAND SUNS
LIVING THINGS
The Hunting Party
One More Light
Papercuts:Singles Collection(2000-2023)

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2025年1月18日 (土)

中途半端な印象が否めない

Title:Lab.
Musician:go!go!vanillas

男性4人組ロックバンド、go!go!vanillasによる、約2年ぶりとなるニューアルバム。2014年にメジャーデビューし、昨年、デビュー10周年を迎えた中堅バンドの彼ら。今年は日本武道館2デイズライブを、既にソールドアウトさせるなど、その人気を確立しています。

go!go!vanillasのイメージとしては、いかにも今どきのロックバンドというイメージの軽快でポップなバンドサウンドを鳴らしているグループというイメージ。実際、彼らの楽曲を聴くと、軽快でポップなナンバーが目立ちます。ただ、その中でもメンバー全員がThe Beatlesの影響を公言しているグループのようで、海外のロックの影響をはじめとして、比較的幅広い音楽性はその楽曲から垣間見れることが出来ます。

例えば「クロスロオオオード」はギターサウンドのイントロをはじめ、軽快で疾走感あるサウンドはオルタナ系以降のギターロックの影響を感じさせますし、続く「来来来」はガレージロックの影響も感じさせます。また「SHAKE」はおしゃれな感じのサウンドでAORやシティポップ風の作品となっていますし、「Persona」はファンキーなリズムを取り入れたりもします。

ただ一方ではやはり全体的にはポップなメロディーが主体となっている楽曲になっており、本格的にルーツサウンドを取り込んでいるか、と言われると微妙。様々な音楽性の影響は感じられるし、そこにバンドとしてのルーツを感じさせるのは間違いないのですが、ただ、結果としては、耳ざわりのよいポップなメロを前面に押し出している、よくありがちなギターロックバンドという印象が否定できません。

そしてバンドとしてはどうにも中途半端な立ち位置となっていまっているのが非常に惜しい感じもします。ポップスさを追及するとしても、それだけを売りにするとしてはいまひとつ。逆に中途半端なサウンドのバリエーションが足を引っ張ってしまっている感も否めず。一方でサウンドの方にしても、そのルーツやバリエーションを売り出そうとしても、中途半端にポップなメロに引っ張られてしまって、それを売りにできるような感じでもありません。結果として、非常に中途半端になってしまったというイメージが否めません。

売上的にも、日本武道館2デイズをソールドアウトさせるほどの人気を獲得しつつも、チャート的には20位前後をうろうろしている感じでいまひとつブレイクしきれないのもここらへんの中途半端さが影響している感もします。もっとも、そのバラエティーのある音楽性から感じられる音楽的素養は注目すべき点もありますし、それを上手くポップに落とし込んでいる実力も感じされます。そういう意味では、あと一皮むければおもしろいバンドとなって一気にブレイクできる印象も受けるのですが。そこらへん、今後のさらなる成長を期待したいところです。

評価:★★★★

go!go!vanillas 過去の作品
THE WORLD

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2025年1月17日 (金)

ポップなメロに、深い音楽性を取り入れて

Title:GOLD HOUR
Musician:大橋トリオ

シンガーソングライター、大橋トリオの約3年8ヶ月ぶりとなるニューアルバム。オリジナルアルバムとしてはちょっと久しぶりとなる新作ですが、ただ、今年はTHE CHARM PARKとのコラボアルバム「Trio&Charm」をリリースしていますし、途中、ベストアルバムやコラボベストのリリースもありましたし、むしろ、精力的に切れ目なく活動している印象すら受ける大橋トリオ。むしろオリジナルアルバムで4年近いインターバルが空いていた方が意外に感じました。

毎回、いい意味でジャズやソウル、AORの要素を組み込んだ大人のポップソングを、アコースティックベースのサウンドで聴かせてくれる彼。いい意味で安定感があり、クオリティーの高いポップを安心して聴ける、という印象を受ける反面、それゆえに正直なところ逆に「地味さ」も感じてしまう点も否定できません。それゆえに、チャート的にはいつも10位~30位程度を行ったり来たりと、それなりにヒットしているけどブレイクまではいかない・・・という煮え切れなさもこの地味さゆえ、なのかもしれません。

本作に関しても、いつもと同様、ジャズやソウル、AORの要素を組み込んだ大人のポップスを安定したクオリティーで聴かせてくれます。そういう意味では良くも悪くもいつもの大橋トリオといった印象を受けるのですが、ただ、そんな中でも今回のアルバムはここ数作の中では頭ひとつ出ている、心にしっかり残る楽曲が並ぶアルバムになっていたように感じました。

まず冒頭を飾る「空とぶタクシー」が心地よい感じ。アコギの爽快なサウンドとリズミカルとすら感じられるテンポのよいリズムが印象的なのですが、爽やかでありつつ切なさも感じられるメロディーラインがキュンと来ます。続く「エトセトラ」も、メランコリックなメロディーラインが印象的。途中のメロディーの転調も個人的にはかなりグッと来る部分があります。

「季節によせて」も強い印象に残るバラードナンバー。エレピで切なく聴かせるナンバーで、「スティーヴィー・ワンダーに歌わせたい」というテーマでつくられた楽曲だそうですが、まさにスティーヴィーの楽曲に通じる、ポップだけどメロウなR&Bナンバーに仕上がっています。

後半も、ジャジーなアレンジにファンキーさも感じるドラムのリズムも気持ちよい「風船メモリー」や、暖かいメロディーラインが印象に残る「カラタチの夢」など、後半も魅力的なナンバーが並びます。「カラタチの夢」はテレビ東京系ドラマ「きのう何食べた? season2」のオープニングテーマで、このドラマは見ていないのですが、ドラマタイトルからして、ドラマにもマッチしたほんわかとした雰囲気も感じさせます。

終盤の「薤露青」はエキゾチックでちょっとサイケさもあるアレンジが耳を惹く楽曲。宮沢賢治の詩にメロをつけた曲だそうですが、ちょっと不思議な雰囲気の曲調がアルバムの中でちょうどよいインパクトになっています。そしてラストの「巡(めぐる)」はアコギやピアノなどアコースティックなサウンドを軸にゆっくりと聴かせる楽曲。実に大橋トリオらしい作品でアルバムは締めくくられます。

最初にも書いた通り、今回のアルバムでも決して目新しい大橋トリオを提示した訳ではなく、いつもの彼らしい大人のポップソングを聴かせてくれます。ポップなメロディーラインで楽曲全体としては広いリスナー層にアピールできそうなポピュラリティーを持っていながら、サウンドなど要所要所にジャズやソウルの要素を取りいれた、その音楽性の広さ・深さを感じさせる仕事ぶりも彼らしいところ。さらに今回のアルバムに関しては、サウンドのバリエーションもさることながら、インパクトのあるメランコリックで切ないメロが強い印象を残す作品になっており、ここ数作の中では一番の出来だったように感じます。あらためて大橋トリオというミュージシャンの魅力を再認識できた傑作でした。

評価:★★★★★

大橋トリオ 過去の作品
A BIRD
I Got Rhythm?
NEWOLD
FACEBOOKII
L
R

FAKE BOOK III
White
plugged
MAGIC
大橋トリオ
PARODY
10(TEN)
Blue
STEREO
植物男子ベランダー ENDING SONGS
植物男子ベランダーSEASON2 ENDING SONGS
THUNDERBIRD
This is music too
NEW WORLD
ohashiTrio best Too
ohashiTrio collaboration best -off White-
カラタチの夢
Trio&Charm(大橋トリオ&THE CHARM PARK)


ほかに聴いたアルバム

ORION/SPECIAL OTHERS ACOUSTIC

昨年は2月から9月にかけて、毎月25日を「ニコニコの日」と称して、にぎやかな新曲をリリースするなど積極的な活動が目立ったSPECAIL OTHERS。本作はそんな彼らのアコースティック編成による別名義のアルバムになるのですが、「ACOUSTIC」名義での活動をスタートさせ、10周年の記念のアルバムとなります。25日にリリースした新曲は、既にスペアザ名義の直近作「Journey」に収録されていますが、こちらもほっこりと心が温まるような楽曲が収録。この寒い冬の季節にもピッタリの、いい意味で安心して聴ける楽曲が並んでいました。

評価:★★★★

SPECIAL OTHERS 過去の作品
QUEST
PB
THE GUIDE
SPECIAL OTHERS
Have a Nice Day
Live at 日本武道館 130629~SPE SUMMIT 2013~
LIGHT(SPECIAL OTHERS ACOUSTIC)
WINDOW
SPECIAL OTHERS II
Telepathy(SPECIAL OTHERS ACOUSTIC)
WAVE
Anniversary
Journey

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2025年1月16日 (木)

Hot AlbumsもMrs.GREEN APPLEが快進撃

今週のHot Albums

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

Hot100と同じく、Hot AlbumsでもMrs.GREEN APPLEの強さが目立ちます。

今週も1位はMrs.GREEN APPLE「ANTENNA」が獲得。これで2週連続の1位。また、ベスト10ヒットは通算17週目、ベスト3ヒットは通算7週目となります。ストリーミング数は4週連続の1位。ただし、ダウンロード数は3位から5位に、CD販売数も5位から7位にダウンしています。さらに「Attitude」も2週連続の2位。2週続けてMrs.GREEN APPLEの1、2フィニッシュとなりました。

さらに3位には先週5位のNumber_i「No.I」がランクアップ。こちらは2週ぶりのベスト3返り咲きとなりました。

4位以下の初登場盤は、8位にYouTuberグループすとぷりのベストアルバム「Strawberry Prince Forever」がランクイン。CD販売数1位。また10位にはにじさんじに所属するVTuberグループVOLTACTION「Action!!!!!!!!!!!!」がランクイン。CD販売数2位、ダウンロード数3位。こちらが1stミニアルバムとなります。

以下、ロングヒット盤ではVaundy「replica」は先週と変わらず4位。通算9週目のベスト10ヒット。ちなみに「strobo」は3位から5位にダウンしているものの、今週も2枚同時ランクインとなっています。米津玄師「LOST CORNER」も8位から7位にアップ。こちらは通算10週目のベスト10ヒット。一方、優里「壱」は今週11位にダウン。ベスト10ヒットは通算11週で一度ストップです。


今週のHeatseekers Songs

https://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=heat_seekers

Heatseekers Songsは、柊マグネタイト「テトリス」が4週連続で1位獲得。動画再生回数も先週から変わらず5位をキープ。一方、Hot100では55位から47位にアップしています。Hot100でも47位から43位にアップしています。


今週のニコニコVOCALOID SONGS

https://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=niconico

ボカロチャートはDECO*27「モニタリング」が今週も1位獲得し、これで2週連続の1位に。また2位は柊マグネタイト「テトリス」、3位にはぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ「み む かゥ わ ナ イ ス ト ラ イ」が先週から同順位をキープしており、今後の動向も気にかかるところです。

今週のHot Albums&Heatseekers&ボカロチャートは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

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2025年1月15日 (水)

Mrs.GREEN APPLEの快進撃が続く

今週のHot100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

年末のレコ大&紅白の影響が続く形で、Mrs.GREEN APPLEの快進撃が続いています。

Lilac

まずMrs.GREEN APPLE「ライラック」が先週に続く1位を獲得。これで通算4週目の1位獲得となります。ストリーミング数、ダウンロード数及び動画再生回数でいずれも1位を獲得。さらにカラオケ歌唱回数でも今週1位を獲得しています。これで39週連続のベスト10ヒット、通算25週目のベスト3ヒットに。さらに今週「ケセラセラ」も8位から3位にアップ。こちらはなんとここに来ての自己最高位更新となりました。ベスト10ヒットは通算30週目に。

その他も「ビターバカンス」が6位から5位にアップしているほか、「Soranji」が先週の11位から10位にアップしています。2022年11月にリリースされたシングルで、当時は映画「ラーゲリより愛を込めて」の主題歌に起用されていました。こちらは2022年11月16日付チャート以来のベスト10ヒットとなります。これで、ベスト10に4曲同時ランクインという快挙を達成しました。

以下、16位に「青と夏」、18位に「familie」がランクイン。上位20位中6曲までがMrs.GREEN APPLEの曲という結果に。彼らの快進撃が続いています。

2位はロゼ&ブルーノ・マーズ「APT.」が先週と同順位をキープ。ストリーミング数及び動画再生回数2位は先週から変わらず。ダウンロード数は9位から7位にアップ。これで12週連続のベスト10ヒット&11週連続のベスト3ヒットとなりました。

4位以下の初登場曲は、まず4位に旧ジャニーズ系アイドルグループKis-My-Ft2「Curtain call」がランクイン。CD販売数1位。オリコン週間シングルランキングでは初動売上11万7千枚で1位初登場。前作「HEARTBREAKER」の初動20万1千枚(1位)からダウンしています。

6位にはスターダストプロモーション所属の男性アイドルグループLienel「Go Around The World」が初登場。CD販売数2位。オリコン週間シングルランキングでは初動売上4万7千枚で2位初登場。前作「Curry on love」の初動2万9千枚(3位)よりアップ。

そして9位にはLDH系の男性アイドルグループLIL LEAGUE from EXILE TRIBE「刺激最優先」がランクイン。CD販売数及びラジオオンエア数で3位を獲得。オリコンでは初動売上3万1千枚で3位初登場。前作「Youth Spark」の初動4万5千枚(3位)からダウンしています。

その他、ロングヒット曲ではまずCreepy Nuts「オトノケ」が4位から7位にダウン。ストリーミング数は3位から5位、ダウンロード数は7位から10位、動画再生回数は7位から10位といずれもダウン。これでベスト10ヒットは連続14週に。

また、こっちのけんと「はいよろこんで」も5位から8位にダウン。こちらもストリーミング数は9位から15位、ダウンロード数は2位から4位、動画再生回数も5位から9位へダウン。ただ、カラオケ歌唱回数は4位から3位へとアップし、今後、こちらは伸びていきそうな感じも。これでベスト10ヒットは通算22週目となります。

この2曲もそうですが、先週、紅白効果でランクアップした曲は軒並みランクダウン。tuki.「晩餐歌」は9位から11位、Omoinotake「幾億光年」は7位から12位、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」は3位から13位に一気にダウン。ベスト10ヒットはそれぞれ「晩餐歌」は通算32週、「幾億光年」は通算35週、「BBBB」は通算48週でストップ。いずれも紅白の一時的な巻き返し効果の影響なので、来週以降の再ランクアップは難しそうです。

今週のHot100は以上。明日はHot Albums&Heatseekers&ボカロチャート!

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2025年1月14日 (火)

方向性が異なりつつ、微妙にリンク

今回、紹介するのはニューヨーク生まれチリ育ちのエレクトロミュージシャン、Nicolas Jaarが2枚同時にリリースしたアルバムです。

Title:Piedras 1
Musician:Nicolas Jaar

Piedras1

Title:Piedras 2
Musician:Nicolas Jaar

Piedras2

2枚同時リリースとなった本作ですが、両作で楽曲の方向性は異なります。まず「Piedras 1」の方はラテンの要素も強い哀愁たっぷりのメロディーラインが軸となっている点。「Aqui」がまさにそんな哀愁たっぷりの「歌」を聴かせてくれる楽曲となっていますし、続く「Agua pa fantasmas」は哀愁感あるメロにラテンやトライバルな要素の加わったエレクトロビートが加わります。特に、アルバム中盤では、ラテンやトライバルなビートをより前に押し出したリズミカルなナンバーが強くなります。

特にラテンの要素という点では、彼がチリ育ちということで、やはり中南米系の影響が大きいのでしょう。アルバムでも後半「Mi viejita」などは、まさにラテンの要素を前に出したメランコリックなナンバーとなっています。アルバム全体としてはダウナーな雰囲気の曲が多いのですが、そこにラテン特有の哀愁感のあるメロやサウンド、さらにはトライバルなビートも加わり、独特の味わいのあるサウンドを聴かせてくれます。

一方、「Piedras 2」は全体的にアンビエントの要素の強いアルバムに。特にアルバム前半は「Rio radio correspondecia anfibia」にはじまり、「3eee」「F Collect」など、静かで美しいサウンドを聴かせてくれるアンビエントの曲が続いていきます。「Piedras 1」で感じられたラテン的な要素は薄め。ただ、ダウナーな楽曲という意味では「Piedras 1」に通じるものがありますし、なによりもアンビエントの美しいサウンドが耳を惹く作品となっています。

ただ、この作品、後半になると雰囲気が異なり、「Heterodia」では強いエレクトロビートの、ドリルンベース的な楽曲に。さらにラストの「SSS1」「SSS2」「SSS3」はメタリックなエレクトロビートが疾走感のある楽曲になっており、アンビエントの雰囲気からグッと変化してアルバムが幕を下ろすのもまた、ユニークです。

そんな訳で、2枚同時リリースのアルバム。方向性が異なりつつ、共通項も感じられるのもユニーク。特に「Piedras 1」の1曲目「Cangilon」はアンビエントの作品となっており、「Piedras 2」との結びつきも感じられます。2枚のアルバムが、微妙に異なりつつも、実は微妙にリンクしている、そんな構成もまたおもしろく感じ、どちらのアルバムも楽しめる、そんな作品だったと思います。

今回、はじめて彼の作品を聴いたのですが、もともとデビューアルバム「Space Is Only Noise」から高い評価を受けていたようです。ただ、その理由も納得の、彼の実力をしっかりと感じられた2枚のアルバムでした。

評価:★★★★★

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2025年1月13日 (月)

「Screamadelica」期を彷彿とさせるような

Title:Come Ahead
Musician:Primal Scream

途中、シングルコレクションやライブアルバムのリリースなどのリリースもあったため、そんなに間が空いたんだ、とちょっと意外な感じもするのですが、実に約8年ぶりとなるPrimal Screamのニューアルバム。ジャケット写真はスコットランドの労働組合の重鎮であるボビー・ギレスピーの父親だとか。そういわれれば、面影がどこか似ているような・・・。

そんな久々となる今回のアルバム、作品の全体的な印象としては、どこか彼らの名盤である「Screamadelica」を彷彿とさせるような内容となっていました。アルバムの冒頭を飾る「Ready To Go Home」は、最初、ゴスペルからスタート。それが徐々にテンポをあげていき、本編がはじまると、リズミカルでファンキーなリズムのダンスチューン。ブラックミュージックの影響も強い、軽く酩酊感のあるグルーヴィーなサウンドは、まさに「Scramadelica」を彷彿とさせます。

続く「Love Insurrection」もミディアテムテンポで歌い上げるメロウなボーカルのナンバーながらも、バックに流れるグルーヴィーなサウンドが心地よいミディアムソウル風の楽曲。「Innocent Money」も4つ打ちのリズムで軽快な、ディスコ風のダンスナンバー。こちらも楽曲に流れるストリングスの音色が醸し出す、ちょっと懐かしい70年代的な雰囲気が実に魅力的な楽曲になっています。

軽快なパーカッションがトライバルに聴かせる「Circus of Life」も、まさに「Screamadelica」期を彷彿とさせるリズミカルでグルーヴィーなナンバー。アフロビートっぽい雰囲気も魅力的な楽曲。終盤の「The Centre Cannot Hold」も軽快でリズミカルなダンスチューン。こちらもちょっとトライバルでグルーヴィーなバンドサウンドが大きな魅力となっています。

そんなグルーヴィーでリズミカルな楽曲が並ぶ本作なのですが、ユニークなのがその制作過程で、本作はボビーが、はじめてアコギを使い1人で作曲した作品だそうです。アコギで作成しつつ、これだけグルーヴィーな作品が出来上がるのはちょっと意外な感じがします。一方、本作のタイトル「Come Ahead」はボビーの出身地、グラスゴーの言葉で、喧嘩の時に「出てこい」と挑発する時に使う言葉だそうで、この反骨精神はいまだ変わらず、といった印象を受けます。

また、リズミカルな作品の中に、「Deep Dark Waters」のような、哀愁たっぷりのメロディーをこれでもかというほど聴くことが出来る曲があったり、ラストの「Settlers Blues」も、こちらもメランコリックな歌をサイケフォークなサウンドにのせて聴かせる楽曲。メランコリックな歌も大きな魅力に感じました。

8年前の前作「Chaosmosis」は、彼らの集大成的な作風という印象を受けましたが、8年というインターバルをあけてリリースされた本作は、ある意味、彼らの原点回帰とも言える作品かもしれません。聴いていて素直に心地よかったし、これはライブで聴けば気持ちよさそうだなぁ。Primal Screamというバンドの魅力あふれる傑作でした。

評価:★★★★★

primal scream 過去の作品
Beautiful Future
Screamadelica 20th Anniversary Edition
More Light
Chaosmosis
Give Out But Don't Give Up:The Original Memphis Recordings
MAXIMUM ROCK ‘N’ ROLL: THE SINGLES
Demodelica
Live at Levitation


ほかに聴いたアルバム

Groovy Steppin Sh*t/Lisha G

Lishag

アメリカはサウス・カロライナの女性ラッパー、Lisha Gが、フィラデルフィアのプロデューサーTrini Vivとタッグを組んでリリースしたアルバム。ミディアムテンポのトラップのリズムで聴かせるラップが特徴的。トラップというと、ダウナーでメランコリックというイメージも強いのですが、彼女の場合、ドリーミーな雰囲気はともかくとして、比較的明るい雰囲気のサウンドが特徴的で、個性的で聴きやすさを感じさせます。日本語の情報がほとんどなく、おそらく本作がまだ2作目という彼女ですが、今後の活躍に期待です。

評価:★★★★

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2025年1月12日 (日)

ソウルミュージックの敬愛を感じさせつつ・・・

Title:Acoustic Soul 2021~2024
Musician:スガシカオ

スガシカオが、インディーズで活動していた2014年に、メジャー復帰を決意し、インディーズラスト作としてリリースした「ACOUSTIC SOUL」。そして2020年にリリースした「ACOUSTIC SOUL 2」。今年、メジャー復帰10周年を記念し、パッケージとしては通販及びライブ会場限定でリリースされた、その2作からの曲に新曲も追加してリリースされたのが本作です。ちなみに公式サイトの紹介では、この「ACOUSTIC SOUL」「ACOUSTIC SOUL 2」から4曲+新録6曲という記載となっていますが、4曲は「ACOUSTIC SOUL」から「見る前に跳べ.com」「きみが好きです」の2曲、「ACOUSTIC SOUL 2」からは「発芽」「ヤグルトさんの唄」の2曲を収録。ちなみに「ACOUSTIC SOUL」からは「情熱と人生の間」も収録されていますが、こちらは2024ver.なので新録扱い、ということなのでしょう。

ちなみに「Acoustic Soul」というタイトルなので、アコースティックアレンジのアルバム、といった印象を受けるのですが、そういう意味ではなく「ソウル黄金期のアナログ楽器をつかったソウル」という定義だそうです。そのため、アルバム全体としてはアコースティックアレンジの企画盤、みたいな感じではなく、いつものスガシカオのオリジナルアルバム、といった感覚で聴けるアルバムとなっています。

また、ソウルミュージックに対する敬愛と拘りを感じさせるアルバムとなっており、ミディアムファンクの「ゼロジュウ」からスタートし、エレピでメロウに聴かせる「発芽」、エレピで明るく聴かせつつ、ファンキーなリズムが楽しい「見る前に跳べ」、リゾネーター・ギターでブルージーに聴かせる「きみが好きです」、ホーンセッションも入れて軽快に聴かせるソウルチューン「情熱と人生の間」などなど、ソウルミュージックあるいはブルースからの要素を強く感じされる作風に、彼のブラックミュージックへの傾倒ぶりが感じます。

ただ、基本的にはそんなソウルミュージックの要素を色濃く入れつつも、ゴリゴリのソウルを前面に押し出す訳ではなく、楽曲としてはソウルへ興味のないようなリスナー層へも訴求できるようなポップな作品にまとめあげている、という点が大きな特徴。特に今回のアルバムでは、サウンド的な拘りとは相反するように、J-POP中心のヒットチャートの中でも違和感ないような、歌を前に押し出したポップミュージックが並んでいます。

さらにそんな中でも歌詞が強いインパクトを与える曲が多かったのも印象的で、例えば「ヤグルトさんの唄」は彼の母親に対する思いを歌った歌で、本作の初回盤では、自叙伝的小説の「ヤグルトさんの唄」がついてきます。残念ながら同書は読んでいないのですが、この曲に対する強い思いを感じさせます。また「Soul Music」はタイトル通り、彼のソウルミュージックへの想いを歌ったナンバーで、彼のその愛情を強く感じることが出来ますし、メッセージ性の強い「あなたへの手紙」も印象的。さらに「6月9日」は、この日に急逝した、彼の現場マネージャーへの追悼歌となっており、こちらの歌詞にも胸をうたれます。

そんな訳で、ソウルミュージックへの敬愛を感じさせつつ、全体としてはいつものスガシカオらしいポップミュージックをしっかりと聴かせてくれたアルバム。今回も彼の実力を実感できた傑作アルバムでした。

評価:★★★★★

スガシカオ 過去の作品
ALL LIVE BEST
FUNKAHOLiC
FUNKASTiC
SugarlessII
BEST HIT!! SUGA SHIKAO-1997~2002-
BEST HIT!! SUGA SHIKAO-2003~2011-

THE LAST
THE BEST-1997~2011-

フリー・ソウル・スガシカオ
労働なんかしないで 光合成だけで生きたい
SugarlessⅢ
イノセント

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2025年1月11日 (土)

こちらも紅白&レコ大の影響か?

今週(2025年1月8日付)のHot Albums

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

Hot100同様、紅白&レコ大の影響を感じさせるチャートとなっています。

まず1位はMrs.GREEN APPLE「ANTENNA」が先週の2位からランクアップ。通算16週目のベスト10ヒット&通算6週目のベスト3ヒットにして、初の1位獲得となっています。ストリーミング数は3週連続の1位。ダウンロード数も6位から3位にアップしたのに加えて、CD販売数も25位から5位にアップ。さらに「Attitude」も7位から2位にアップ。こちらも2019年10月9日付チャート以来のベスト3返り咲き。レコード大賞受賞&紅白出演による露出アップの影響を感じさせます。

さらに3位にはVaundy「strobo」が先週の6位からアップ。こちらはここに来て、自己最高位更新。「replica」も8位から4位にアップし、3位4位にもVaundyが並んでいます。「replica」はこれで通算8週目のベスト10ヒットとなっています。

続いて4位以下ですが、今週は初登場盤はなし。ただし、ベスト10圏外からの返り咲きが数枚あり、まず8位に米津玄師「LOST CORNER」が先週の14位からアップ。こちらは昨年10月16日付チャート以来のベスト10返り咲き。通算9週目のベスト10ヒット。9位にはback number「スーパースター」が11位からランクアップ。こちらは2週ぶりのベスト10返り咲き。さらに10位には優里「壱」が16位からアップし、こちらは2022年5月11日付チャート以来のベスト10返り咲き。通算11週目のベスト10ヒット。こちらは年末の紅白などには全く関係ないのですが・・・優里がこれだけ人気があるのはちょっと意外な感じもします。


今週のHeatseekers Songs

https://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=heat_seekers

Heatseekers Songsは、柊マグネタイト「テトリス」が今週も1位獲得。これで4週連続の1位となります。動画再生回数は5位から6位にダウン。Hot100は先週と変わらず47位をキープしています。


今週のニコニコVOCALOID SONGS

https://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=niconico

今週のボカロチャートは先週に引き続きDECO*27「モニタリング」が1位獲得。ちなみに柊マグネタイト「テトリス」は先週から引き続き2位に。また3位も3週連続ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ「み む かゥ わ ナ イ ス ト ラ イ」がキープと、ベスト3は先週から変わっていません。今後のこの3曲のデッドヒートも気になるところです。

4日連続のチャート評はこれでおしまい。来週のチャート評は、また通常通り、15日の予定です。

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