2017年2月22日 (水)

女性アイドル対決?

今週のHot 100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

先週、ついに1位から陥落となった星野源「恋」ですが、今週は4位にランクダウン。PCによるCD読取数2位、You Tube再生回数1位とまだ好調さは保っているのですが、さすがにここからの巻き返しは難しそう。ただまだベスト10圏内のロングヒットは続きそうです。

そんな中、今週は1位2位に女性アイドルグループが並ぶ順位に。まず1位はAKB48系。福岡を中心に活動するHKT48「バグっていいじゃん」が初登場でランクイン。TBSテレビ系アニメ「カミワザ・ワンダ」主題歌。PCによるCD読取数12位、Twitterつぶやき数7位、ラジオオンエア数は圏外ながらも、CD販売・ダウンロード・ストリーミング数(以下「実売数」)の1位の影響が大きかったのでしょうか、1位獲得となりました。ちなみにオリコンでは初動21万枚で1位初登場。ただし前作「最高かよ」の26万9千枚(1位)よりダウンしています。

そしてそれに続いて2位にランクインしたのがPerfume「TOKYO GIRL」。先週の6位からCDリリースにあわせてランクアップし、ベスト3入りとなりました。実売数、ラジオオンエア数いずれも2位、PCによるCD読取数1位、Twitterつぶやき数3位とこれだけならこちらが1位でもよさそうですが、それだけ実売数の差が大きかったということでしょうか。ちなみにオリコンでも初動売上4万9千枚で2位初登場。前作「STAR TRAIN」の6万5千枚(4位)からダウンしています。

3位にはシンガーソングライター米津玄師「orion」が先週の32位からCD発売にあわせてランクアップ。NHKアニメ「3月のライオン」エンディングテーマ。彼らしいちょっとファンタジックな雰囲気のある爽快なポップチューン。実売数、ラジオオンエア数3位、Twitterつぶやき数2位、PCによるCD読取数及びYou Tube再生回数7位と万遍なく上位にランクインしています。オリコンでも3位初登場。初動売上3万9千枚は前作「LOSER」の4万7千枚(3位)よりダウンしています。

続いて4位以下の初登場曲です。5位にアニソンを中心に歌う女性シンガーLiSA「Catch the Moment」がランクインです。アニメ映画「ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール-」挿入歌。勢いのあるガールズロックで、良くも悪くも90年代あたりのJ-POPからそのまま抜け出してきたような楽曲。実売数、PCによる読取数4位、Twitterつぶやき数1位という結果の一方、ラジオオンエア数37位という結果が足を引っ張った形に。オリコンでは初動2万7千枚で4位初登場。前作「Brave Freak Out」の1万8千枚(9位)よりアップしています。

初登場はもう1曲。Austin Mahone「Dirty Work」が先週の98位から一気にランクアップし8位にランクイン。もともとYou Tubeへの動画投稿で話題となりデビューしたアメリカのシンガー。軽快なエレクトロポップチューンなのですが、芸人のブルゾンちえみがネタでつかったことから日本でも一気に人気が高まったようです。ダウンロードでの販売オンリーながらも実売数10位、You Tube再生回数2位という結果、見事ベスト10入りとなりました。

今週のHot100は以上。アルバムチャートはまた明日に!

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2017年2月21日 (火)

こちらも若々しく

昨日ははじめて足を運んだJeff Beckのライブレポをアップしましたが、ライブへ足を運ぶにあたって遅ればせながら彼の最新アルバムを聴いてみました。

Title:Loud Hailer
Musician:Jeff Beck

Jeff Beckといえばエリック・クラプトン、ジミー・ペイジと並び、ヤードバーズの三大ギタリストと呼ばれ日本でも高い評価と絶大な人気を得ています。ただ、ロック史において輝かしい活躍を続けてきたお三方も既に70代。ジミー・ペイジはここ最近、レッド・ツェッペリンのアルバムリマスターの際によくその名前が登場してきますが自身のソロ作はここ最近リリースさいていませんし、クラプトンは積極的なアルバムリリースを続けていますが、落ち着いたブルージーな作品が続いています。

そんな中、目立つのは相変わらずアグレッシブなJeff Beckの活動。先日のライブでもバリバリ現役感、往年の活躍を彷彿とさせるようなロックなギタープレイを披露し、70歳過ぎという年齢を全く感じさせなかったのは先日のライブレポの通り。そして久々となる本作でも非常にアグレッシブなギタープレイを聴かせてくれています。

今回のアルバムはシンガーとしてロージー・ボーンズという女性ボーカリストを起用。またカーメン・ヴァンデンバーグという女性ギタリストも起用しており、2人の女性の起用が話題となりました。このうちロージーのボーカルはロックボーカリストらしいちょっとドスのきいたようなボーカルがダイナミックなバンドサウンドにもピッタリマッチ。女性ボーカリストらしい耳触りのよさもあいまって、アルバムにいい意味での聴きやすさを与えています。

特に「Live In The Dark」はダイナミックなギターサウンドにロージーのパワフルなボーカルがピッタリとマッチしたゾクゾクっとするほどカッコイイ、ハードロックなナンバー。「Right Now」もミディアムテンポのへヴィーなギターリフを主導として、これぞロック!といった感じの楽曲になっています。

一方では「Scared For The Children」では哀愁感たっぷりの泣きのギターが印象的な楽曲。優しさを感じさせるロージーのボーカルはここでもマッチしています。そして最後はミディアムテンポでスケール感のある「Shrine」でこれまた伸びやかなギタープレイをしっかりと聴かせて終了しました。

正直言ってしまうと、いい意味でも悪い意味でも昔ながらもギターロックといった感じ。目新しいものはほとんどありません。リスナーがJeff Beckに期待するものをしっかりと体現化したアルバムだったと思います。聴いていてJeff Beckを聴いたなぁ!という高い満足感を得られるアルバムでした。

評価:★★★★

Live+/Jeff Beck

で、こちらはライブの事前予習の意味を込めて聴いてみた最新のライブアルバム。2014年のUSライブツアーの模様を収録したアルバムだそうです。先日のライブツアーにも参加していたジミー・ホールもボーカルとして参加しています。

そのため基本的には先日のライブツアーと同様、彼のギタープレイがさく裂するロッキンなアルバム。ある意味、その後にリリースされたオリジナルアルバム「Loud Hailer」につながるようなハードなロック色の高いライブになっており、その迫力は音源を通じても伝わってきます。先日のライブでも感じたJeff Beckのステージの魅力がしっかり伝わるライブ盤でした。

評価:★★★★

Jeff Beck 過去の作品
EMOTION&COMMOTION

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2017年2月20日 (月)

若さあふれるギタープレイ

JEFF BECK

会場 名古屋市公会堂 日時 2017年2月6日(月)19:00~

Jeffbeck1_2

2017年はじめてのライブはJEFF BECKの来日公演。個人的にJEFF BECKの熱烈な大ファン・・・という訳ではないのですが、あのレジェンドをナマで見れる機会、ということで足を運びました。こんなこと言ってしまうとファンの方には怒られそうですが、やはりお元気なうちにレジェンドのステージは見れるのなら見ておかないと・・・という気持ちから今回、彼のライブに足を運ぶことにしました。

会場は名古屋市公会堂。やはり往年からのファンの方が多いみたいで観客は圧倒的に私よりも年上の方ばかり。ただ、どの方も彼の来日を待ちわびた熱心なファンばかりのようでした。

私の席はA席で確保したこともあり3階席の一番後ろ。この日はスマホでの写真撮影は許可されていたので、写真も掲載しております。ただ、なにぶん会場の一番後ろからの撮影なので完全なピンボケ写真になっている点、ご了承ください(^^;;ステージの雰囲気だけでも伝わればいいのですが。

さて今回のライブ会場、ステージはほとんどベアのステージに、ドラムセットとアンプが並んでいるだけという非常にシンプルなステージ。ステージを彩るような装飾は全くありません。客入れの音楽がブルースの名曲ばかりというのがJEFF BECKらしい感じ。そして予定時刻から10分程度するとおもむろにメンバーが登場し、ライブがスタートしました。

まずかなり意外だったのがJEFF BECKご本人の雰囲気。何の変哲もない普通のシャツにスラックスというスタイルで・・・正直、そこらへんにいる休日のおやじ的なスタイル(苦笑)。あまりの普段着っぷりにビックリしました。

ただライブがスタートするとこれでもかというほどカッコよくギターをひきまくります。さらりハードなプレイを披露しつつ、ベアなステージ上で自由に歩きながらのプレイ。決して派手なプレイが飛び出すわけではないのですが、ところどころで激しいギタープレイをしっかりと見せてくれます。非常に軽い感覚で自由に楽しみながらギターを弾いているようなプレイが印象に残りました。

Jeffbeck2

最初はインストのステージだったのですが、4曲目「Live In The Dark」より昨年発売されたアルバム「Loud Hailer」に参加した女性ボーカル、ロージー・ボーンズが登場。その力強い歌声を聴かせてくれました。

Jeffbeck3

ロージー・ボーンズが2曲程度披露した後、一度ステージから去ります。続いて「Morning Dew」より、もう一人、今回の来日公演にボーカルで参加しているジミー・ホールが登場。こちらもパワフルなボーカルを聴かせてくれ、JEFF BECKのギタープレイに負けていません。

その後もロージー・ボーンズとジミー・ホールが交互に登場。楽曲は最新アルバム「Loud Hailer」からの曲を披露しつつ、JEFF BECKの代表曲も披露し会場を盛り上げます。基本的にMCはほとんどなし(途中、ジミー・ホールが「ナゴヤ~!」といっていたような記憶が)。後半、一言挨拶程度のJEFF BECKによるMCがあったのですが、その時、会場から「I Love You~!」の掛け声が次々と飛び、JEFF BECKが照れていたのが印象に残りました。

終盤は「Superstition」で会場の盛り上がりは最高潮に。ラストは「Right Now」で締めくくりとなります。もちろん盛大なアンコールが起きたのですが、ここは予想以上あっという間に再度JEFF BECKが登場。アンコールではThe Beatlesのカバー「A Day In The Life」を披露。こちら、事前に予習で聴いていたライブアルバムにも収録されており、最近のライブの定番のようですが、このライブアルバムで聴いたバージョンより数段ダイナミックなアレンジとなっており、正直ちょっと驚きました。

さらにダブルアンコール。ラストはロージー・ボーンズとジミー・ホールが2人とも登場し「Going Down」で締めくくり。ライブは約2時間。最高潮の盛り上がるでライブは幕を下ろしました。

はじめて見たJEFF BECKのステージ。御年72歳となる彼ですが、そのギタープレイも、またたたずまいもそんな年齢を全く感じさせない若々しさあふれるライブでした。なによりもいい意味で枯れない、往年のスタイルそのままのハードなロックチューンの数々に、(これは彼の直近のアルバムを聴いても感じたのですが)ロックを聴いたな、という満足感があふれるステージでした。2017年最初のステージはこれでもかというほどのギターロックを堪能した2時間でした。

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2017年2月19日 (日)

パームワイン・ミュージック界若手のホープ

Title:Higher Life on Palmwine
Musician:Kyekyeku

ここ最近、ワールドミュージックのアルバムの紹介が続いていますが今回のワールドミュージックのアルバムのご紹介。アフリカはガーナのミュージシャン、Keykyekuのニューアルバム。日本人には非常に読みにくい名前ですが、これでチェチェクと読むらしいです。本作はミュージックマガジン誌のワールドミュージック部門、2016年ベストアルバムの第1位に選ばれた作品。それをきっかけに本作を聴いてみました。

彼が奏でる音楽は「パームワイン・ミュージック」という音楽。パームワインというのはヤシの実で作られたお酒のこと。アフリカ西海岸の安酒場で出されていたお酒で、このパームワイン・ミュージックというのはそんな安酒場で流れていた音楽ということでこの名前がついたそうです。

なんでもアフリカ最古のポピュラーミュージックらしいこのパームワイン・ミュージック。アコースティックギターをベースに奏でられる非常に爽やかさを感じるサウンドは、くすんだ酒場というよりも、むしろ真夏の夕方のビーチで流れていると似合いそうな、爽やかさと同時にどこかけだるさも感じられる音楽。イメージとしてはむしろボサノヴァあたりのイメージに近い音楽かもしれません。

このパームワイン・ミュージックの若手のホープと称されるのが彼、Kyekyekuだとか。アルバム全編にわたって流れてくるのは、アルベジオをベースとしたアコースティックギターの爽やかな音色。ところどころにホーンセッションも入り、非常に心地よい音色を奏でています。

都会的な雰囲気の強い垢ぬけたサウンドはアフリカ的な雰囲気は薄い感じもするのですが、「Onye Nyame Nipa」「Fine Fine Woman」のようなパッショナブルなリズムを聴かせてくれる曲も少なくなく、このリズム感覚にもユニークなものを感じました。

最初聴いた時はちょっと地味な印象も受けたのですが、その爽やかで垢ぬけたサウンドに何度か聴くうちに徐々にはまっていく魅力があります。なにより心地よくメロディアスなその楽曲は、ワールドミュージックやアフリカ音楽にあまりなじみがなくてもおそらく楽しめる音楽だと思います。聴いていると心地よい海辺の風が通り抜けていくようなアルバムでした。

評価:★★★★★

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2017年2月18日 (土)

突然のラストアルバム

Title:Forever De Generation En Gener(邦題 パパ・ウェンバよ、永遠に)
Musician:Papa Wemba

ここでも何度かおなじことを言及していますが・・・2016年は洋楽邦楽問わず数多くの有名ミュージシャンの逝去というニュースが飛びこみ、音楽ファンにとっては辛い1年になりました。そんな中でワールドミュージックのリスナーにとって大きなニュースとなったのはPapa Wembaの突然の訃報。ルンバ・ロックの第一人者としても知られ、アフリカミュージックで絶大な支持を得ていたコンゴのミュージシャンの突然の逝去のニュースは大きなショックをもって迎え入れられました。さらに彼の最期はコートジボワールでのライブの最中、ステージで突然倒れるという衝撃的だったというのも大きな話題となりました。

本作はそんな彼が死の直前まで作成を続けていたオリジナルアルバム。本人が意図しない形で奇しくもラストアルバムとなってしまった本作ですが、内容的には現役感バリバリの勢いすら感じさせる内容になっており、あまりにも突然の死をあらためて残念に感じます。

・・・とまあいろいろ書いておきながらこんなこと言うのは何なのですが、私、Papa Wembaの名前は知っていたのですがアルバムを聴くのはこれがはじめてだったりします(^^;;彼が奏でる音楽のジャンルは「ルンバ・ロック」「リンガラ」などと称されているようですが、非常にラテンの要素も強い、哀愁感漂う楽曲。そのメロディーは歌謡曲にも通じるものも感じられ、日本人の琴線にも触れる楽曲も少なくないのではないでしょうか。

なによりも楽曲的に非常に洗練されているのが特徴的。特に「Ingratitude」は女性ボーカルのセクシーでメロウなコーラスラインからスタートしており、R&B的な雰囲気すら感じられる楽曲。この曲、はじめに聴いた時は正直、間違って違うミュージシャンの曲を選曲してしまったか?と思ったくらいです。

事実上、ラストナンバーとなっている「Union」もおごそかなストリングスの音色からスタートするスケール感あるナンバー。コーラスラインも重厚感あるオペラ風に仕上げており、アフリカの音楽というイメージからするとかなり意外性ある作風となっています。

ただ一方、これらの曲のバックにしっかり鳴り響いているのがパーカッションのリズム。いかにもアフリカなポリリズムといった感じではないのですが、独特のリズム感が楽曲に独自性を与えており、洗練されたメロディーラインとのバランスの良さがPapa Wembaの大きな魅力のように感じました。

これが意図しないラストアルバムとなった訳ですが、最後まで完成されない状態でのリリースということを感じさせない魅力的なアルバムになっていたと思います。あらためて突然の逝去を残念に感じる作品でした。

評価:★★★★★

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2017年2月17日 (金)

ジンバブエが産んだスーパースター

Title:Eheka Nhai Yahwe
Musician:Oliver 'Tuku' Mtukudzi

ジンバブエ出身のアメリカ音楽界のスーパースター、Oliver 'Tuku' Mtukudzi。2013年のワールドミュージックフェスティバル、スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドに初来日。私もそのステージを目撃しました。本作はそんな彼の65枚目(!)となるニューアルバム。ただ、スタジオ録音としては、その2013年にリリースされ、来日公演の影響か国内盤もリリースされた「SARAWOGA」以来のアルバムとなるそうです。

そんなスタジオ録音のアルバムとしては約3年ぶりとなる本作ですが、基本的な方向性としては前作から大きな違いはありません。ギターを中心とした爽やかでコンテンポラリー色も強いサウンドが印象に残ります。特に聴かせるのは「Haasi Masanga」。女性とのデゥオとなる本作。アコギやピアノの美しい調べも印象に残るのですが、この作品でデゥオをとるDaisy Mtukudziはその苗字からもわかるように彼の奥様だそうです。夫婦ならではの息の合ったデゥオが魅力的な曲となっています。

ただ、そんな聴かせる曲もある一方、アルバム全体としてはリズミカルでトランシーな作品が目立ちます。1曲目「Chori Novamwe」からミニマルなリズムが延々と続くトランシーな作品となっていますし、「Dzikama Wakura」も爽快にはじまるバンドサウンドが後半に行くほどグルーヴ感を増す作品になっています。ほかにも「Tamba Tamba Chidembo」も軽快なリズムが中毒性の高いナンバーに仕上がっていました。

前作ももちろん、アフリカ音楽らしいパーカッションのリズムとコール&レスポンス、そしてオリヴァーの伸びやかなボーカルが魅力的な作品になっていましたが一方ではアルバム全体としては垢抜けたという印象も強いアルバムになっていました。今回もまた垢抜けたサウンドをきちんと聴かせてくれる一方、よりアフリカらしい部分を前面に押し出したような作品になっているように感じました。

もっとも上に書いたようにアルバムとしての大きな方向性は前作から本作に大きく変化したわけではありません。いい意味でオリヴァーらしさというのはきちんと確立されており、その中でのシフトチェンジにすぎません。ベテランミュージシャンらしくしっかりと軸足を地面につけた活動と言えるでしょうし、またベテランらしい安定感と余裕も感じられました。

しかし本作は前作以上にライブ映えしそうな楽曲が並んでいます。日本での知名度は決して高いわけではないので難しいかもしれないけど、また来日してライブを見せてくれないかなぁ。このアルバムの曲をライブで聴いたらとても気持ち良いと思うのですが。

評価:★★★★★

Oliver 'Tuku' Mtukudzi 過去の作品
SARAWOGA(OLIVER 'TUKU' MTUKUDZI&THE BLACK SPIRITS)

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2017年2月16日 (木)

今週は韓流が1位

今週のアルバムチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

今週1位は韓流アイドルです。

SUPER JUNIOR-KYUHYUN「One Voice」が1位獲得。ミュージシャン名義通り、韓国の男性アイドルグループSUPER JUNIORのメンバーによる日本では初となるソロアルバムです。初動売上は2万1千枚。昨年5月にリリースしたソロデビューシングル「Celebration~君に架ける橋~」は初動2万6千枚(5位)でしたので、そちらよりダウンしています。

2位は先週1位GReeeeNのベストアルバム「ALL SINGLeeeeS~&New Beginning~」がワンランクダウンでこの位置。3位には人気男性声優谷山紀章率いるユニットGRANRODEO「Pierrot Dancin'」が初登場。初動売上は1万3千枚。直近作はベスト盤「DECADE OF GR」で、こちらの1万4千枚(5位)から若干のダウン。ただしオリジナルアルバムとしての前作「カルマとラビリンス」の2万1千枚(2位)からは大幅ダウンという厳しい結果となっています。

続いて4位以下の初登場盤です。まず4位にM.S.S.Project「M.S.S.Phantasia」がランクイン。人気動画サイトニコニコ動画で活動するゲーム実況、音楽制作ユニットだそうです。初動売上1万2千枚は前作「M.S.S.Party」の1万3千枚(7位)から微減。

7位にはTak Matsumoto&Daniel Ho「Electric Island, Acoustic Sea」が入ってきました。ご存じB'zのギタリスト松本孝弘とハワイで活躍するギタリスト、ダニエル・ホウが組んでリリースしたアルバム。この間、相方の稲葉浩志がスティーヴィー・サラスと組んでアルバムをリリースしていましたので今回のソロ活動のコンセプトは外国人とのコラボということなのでしょうか。ちなみに松本孝弘と海外のミュージシャンとのコラボといえばグラミー賞も受賞したかの Larry Carlton&Tak Matsumoto「TAKE YOUR PICK」以来。ちなみにダニエル・ホウもハワイアン・ミュージック・アルバム部門でグラミー賞を取っており、このアルバムもグラミーを狙えるか?なお初動売上1万枚は前作「enigma」の2万枚(4位)からダウンしています。

9位には・・・来ました!当サイトでも大プッシュ中の水曜日のカンパネラ「SUPERMAN」がランクイン。シングルアルバム通じて初となるベスト10ヒットとなりました。ただ初動売上8千枚は前作「UMA」の1万枚(12位)よりダウンしており、人気急上昇中!!・・・といった感じではないのが辛いところ。

ここ最近、水曜日のカンパネラのボーカル、コムアイがなぜかバラエティー番組「ワイドナショー」に出演したり、妙に露出過多なのが気にかかります。おそらく事務所側としても彼女のルックスに乗じて売っていきたいという意欲があると思うのですが・・・正直、水曜日のカンパネラは音楽的に決してお茶の間レベルで大ブレイクというタイプの曲ではないと思うだけに、最近のコムアイの売り出し方にはかなり疑問が・・・アピールすべき層が違うような気がするんですが・・・。

そして10位にはTHE BAWDIES「NEW」が入ってきました。一時期に比べて少々人気が落ち着いてきた彼ら。ベスト10入りは2013年の「1-2-3」以来。ただし初動売上6千枚は前作「Boys!」の1万枚(13位)よりダウンという結果となっています。

今週のアルバムチャートは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

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2017年2月15日 (水)

1位陥落

今週のHot 100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

先週、1位に返り咲いた星野源「恋」ですが、残念ながら1週で1位陥落。You Tube再生回数1位、PCによるCD読取数及びTwitterつぶやき数2位と相変わらず高順位ながら、CD販売・ダウンロード・ストリーミング数(以下「実売数」)で8位、ラジオオンエア数47位という順位が足を引っ張り、2位にランクダウンしてしまいました。

一方1位を獲得したのはジャニーズ系。NEWSのニューシングル「EMMA」が先週の35位からCD販売にともないランクアップし1位獲得となりました。フジテレビ系ドラマ「嫌われる勇気」オープニングテーマ。実売数及びPCによるCD読取数で1位、Twitterつぶやき数で3位を獲得。ラジオオンエア数はアイドル系らしく8位と奮いませんでしたが、見事1位獲得となりました。ちなみにオリコンでも本作が1位獲得。初動売上14万9千枚は前作「恋を知らない君へ」の15万3千枚(1位)からダウンしています。

3位はAAA「MAGIC」が先週の21位からCD発売にあわせてランクアップ。先々週の10位以来、2週ぶりのベスト10返り咲きとなりました。Twitterつぶやき数では見事1位を獲得。実売数3位、PCによるCD読取数で5位と上位にランクインし、ベスト3入りとなりました。ちなみにオリコンでは3位初登場。初動売上4万3千枚は前作「涙のない世界」の4万7千枚(5位)から若干のダウンとなっています。

続いて4位以下の初登場です。4位にDoughnuts Hole「おとなの掟」が初登場でランクインです。こちらはTBS系ドラマ「カルテット」の主題歌で、同作に出演している松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平による番組限定ユニット。作詞作曲を椎名林檎が手掛けており、楽曲は彼女の王道ともいえるムードたっぷりのレトロポップ調。ダウンロードオンリーのリリースなのですが、実売数で2位を獲得。ラジオオンエア数で35位、Twitterつぶやき数75位と奮いませんでしたが、見事ベスト10入りとなりました。

5位にはE-girlsとしても活動しているEXILEの所属事務所LDHの女性アイドルグループHapiness「REWIND」がランクインです。へヴィーなサウンドのロッキンなEDMチューン。実売数4位、Twitterつぶやき数9位を記録。一方、ラジオオンエア数23位、PCによるCD読取数は17位にとどまっています。オリコンでは初動3万4千枚で4位を獲得。前作「Sexy Young Beautiful」の1万3千枚(5位)よりアップしています。

続く6位はPerfume「TOKYO GIRL」が先週の42位からランクアップしてベスト10入り。日テレ系ドラマ「東京タラレバ娘」主題歌。あいかわらず中田ヤスタカ節ともいえる軽快でビートの強いエレクトロナンバー。CDは2月15日にリリースされましたが先行配信によりベスト10入りとなっています。

7位初登場はハロプロ系女性アイドルグループカントリー・ガールズ「Good Boy Bad Birl」。一昔前のロック調歌謡曲といった雰囲気の良くも悪くもアイドルらしいポップス。実売数5位の一方、PCによるCD読取数46位、Twitterつぶやき数59位、ラジオオンエア数圏外という結果によりこの位置。特に6種同時発売となっているため、PCによるCD読取数の順位から考えると複数枚買いの影響も大きそう。オリコンでは初動2万9千枚で5位ランクイン。前作「どーだっていいの」の2万5千枚(4位)からアップしています。

8位にはゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ」からのキャラソン、城ヶ崎美嘉(佳村はるか),神崎蘭子(内田真礼),前川みく(高森奈津美),二宮飛鳥(青木志貴),一ノ瀬志希(藍原ことみ)「EVERMORE」が初登場でランクインです。実売数7位、PCによるCD読取数3位以外はランクイン圏外というあたり、極端に一部の層にかたまった人気という傾向が読み取れます。オリコンでは初動5万1千枚で2位初登場。「アイドルマスターシンデレラガールズ」シリーズでは先週の城ヶ崎莉嘉(山本希望),緒方智絵里(大空直美),北条加蓮(渕上舞),川島瑞樹(東山奈央),大槻唯(山下七海)「BEYOND THE STARLIGHT」に続くランクインで、同作の4万4千枚(3位)からアップしています。

今週のHot100は以上。アルバムチャートはまた明日に!

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2017年2月14日 (火)

レトロと今が同居

Title:Yes Lawd!
Musician:NxWorries

2016年にリリースされてベストアルバムとして紹介されているアルバムのうち、聴きのがしたアルバムをここ最近、あらためて聴いているのですが本作はその流れで聴いたアルバム。ミュージック・マガジン誌R&B/ソウル/ブルース編で1位と紹介されている作品です。

NxWorriesはKendrick Lamarの「To Pimp a Butterfly」にも参加したプロデューサーKnxwledgeとニュージャージー出身の期待のシンガーソングライターAnderson Paakによるユニット。2015年にリリースしたEP盤も話題になったようですが、昨年リリースした彼ら初のフルアルバムも大きな話題となりました。

楽曲的にはヒップホップソウルという言い方が一番ピッタリ来るでしょうか。60年代あたりの昔ながらもソウルと、今時のHIP HOPテイストのサウンドが見事に同居してるという楽曲が強く印象に残ります。例えば「What More Can I Say」などはまさにビンテージなソウル風のストリングスやホーンのサウンドが胸をうちますし、「Kutless」なんかはレコードのノイズを模していると思われるサウンドが入っており、ある意味レトロ感を前に押し出した楽曲になっています。

一方でリズムには今時を感じさせます。上にも書いた「What More Can I Say」なんかもベースラインを前に押し出したリズムトラックは2010年代ならではでしょうし、「Can't Stop」など今のHIP HOPの潮流も捉えたサウンドに感じました。そんなレトロと今時を両方とも捉えたうえで上手くバランスさせたサウンドが見事でした。

またそれに乗るメロディーラインも非常に心を捉えます。メロディーラインはとてもメロウで心の奥に入り込みじーんとさせるような美しさを感じます。Anderson Paakの歌声は飛びぬけて美声、といった感じではありませんが、伸びやかな歌声が魅力的。トラックとあわせて60年代あたりの王道ソウルの雰囲気を感じさせてくれます。

楽曲は60年代だけではなく全体的にどこか懐かしさを感じさせるのも特徴的。例えば「Scared Money」などはシンセの音の使い方などもろ80年代風。「H.A.N.」はフィリーソウルの雰囲気も感じられ、40代以上にとっては非常に懐かしさを感じるのではないでしょうか。

楽曲は全19曲入りというボリュームながらも1曲あたり3分程度でサクサクすすみ、アルバム全体でも50分程度というボリューム感も良い感じ。次々と楽曲が展開していき、まったくだれずにアルバム通して楽しむことが出来ます。

アルバムの内容としては文句なしの傑作アルバムだと思います。HIP HOPリスナーから60年代ソウル好きまで楽しめそうなアルバムです。まあただ、BeyonceやSolangeを差し置いて年間1位というほどの傑作かどうかは微妙な感じですが・・・。

評価:★★★★★

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2017年2月13日 (月)

最期を覚悟した傑作

Title:You Want It Darker
Musician:Leonard Cohen

2016年はミュージシャンの訃報が相次ぎ、多くの音楽ファンに衝撃を与えました。特に洋楽では年初いきなり飛び込んだデヴィット・ボウイの訃報からはじまり、プリンスに年末のジョージ・マイケルと日本でも高い知名度を誇るミュージシャンの訃報が相次ぎました。その中でも特にボウイは、直前に傑作アルバム「★」をリリースしており、まだミュージシャンとして脂がのっている中の突然の逝去というニュースに多くのファンにショックを与えました。

多くの音楽ファンにショックを与えた訃報という意味ではカナダのシンガーソングライター、レナード・コーエンの訃報もそうでしょう。彼の場合、享年82歳であり早世というイメージはありませんが、80歳を超えても積極的な音楽活動を続けており、特に遺作となった本作は各地メディアの2016年年間ベストアルバムでも上位に選ばれており、まだまだミュージシャンとして現役だっただけにその逝去のニュースは驚きをもって迎え入れられました。

今回のアルバム、ちょっとおくればせながら聴いてみたのですが、実はレナード・コーエンについては名前は知っていたのですがアルバム音源をきちんと聴くのはこれがはじめて。毎年年初に、各種メディア等にベストアルバムとして紹介されているアルバムのうち聴き逃したアルバムをチェックしているのですが、その一環として本作を聴いてみました。

そんな本作なのですが・・・まず彼の声がめちゃくちゃ渋くてカッコいい!1曲目はタイトルチューンの「You Want It Darker」からスタートするのですが、楽曲は重厚なコーラスラインのイントロからスタート。おごそかな雰囲気で楽曲がはじまる中、非常に渋いレナード・コーエンの語り口調のボーカルからスタートします。録音のバランスとしてもレナード・コーエンのボーカルをくっきり前面に押し出したようなバランス。また彼も一言一言言葉をかみしめるように、語るように歌っています。このボーカルが、よく映画の(それもファンタジー映画でよくありがちな、異常に重厚感ある)ナレーションのような雰囲気になっており、その声が非常に印象に残ります。

楽曲は、ソウルミュージックの影響を感じつつ、ブルージーな雰囲気の作品やともすればムード歌謡曲的な雰囲気をかもしだすような楽曲などが並んでいます。どの曲も陳腐な言い方をすれば「大人のポップス」という言い方もできそうな非常に雰囲気のある、かつ比較的聴きやすいポップミュージックという印象を受けました。レナード・コーエンの語り気味のボーカルも印象的。ある意味、御年82歳という年齢なりのボーカルなのですが、その年だからこそ出せる深みや渋みのあるボーカルが非常に印象に残りました。

また彼の曲に関してはその詩的な歌詞も非常に評価が高いのですが、今回の作品はまるで当初から遺作ということを覚悟していたかのような歌詞が目立ちます。タイトル曲「You Want It Darker」では「I'm ready, my lord」(主よ、覚悟はできている)という歌詞が登場してきますし、「Leaving the Table」なんていうタイトルの曲も登場したりしてきます。おそらくある程度自分の死期を悟って、その覚悟の上でのアルバムだったのでしょう。

そういう意味ではミュージシャンの意気込みとしてはボウイの「★」と似た意気込みの元、作成されたアルバムだったのかもしれません。そしてそれは、「★」と同様、傑作アルバムに仕上がっていました。こんな傑作をリリースしておきながらの訃報は残念・・・と思うと同時に、遺作とわかっていたからこそ生み出されたと思われる傑作アルバム。あらためて彼のご冥福をお祈りします。

評価:★★★★★

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