2017年7月27日 (木)

こちらもAKB系が1位

今週のアルバムチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

Hot 100に続きアルバムチャートでもAKB系が1位獲得です。

今週1位は欅坂46のデビューアルバム「真っ白なものは汚したくなる」が初動売上27万9千枚で1位獲得となりました。タイトルはいかにも秋元康っぽい言語センスですね。

2位は韓国の男性アイドルグループSHINeeのメンバー、テミンによるソロアルバム「Flame of Love」が獲得しました。初動売上5万枚はソロ前作「さよならひとり」の4万5千枚(3位)からアップしています。

3位にはまだまだ強い。スピッツのベスト盤「CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-」が今週も2万1千枚を売り上げ、先週から変わらず3位をキープ。ロングヒットとなりそうな予感がします。

続いて4位以下の初登場盤です。まず4位には韓国の男性アイドルがもう1組。MYNAME「MYNAME is」が入ってきています。初動売上は2万枚。「ALIVE~Always In Your Heart~」の2万4千枚(2位)からダウン。

5位と7位にはB-PROJECT「S級パラダイス WHITE」「S級パラダイス BLACK」がそれぞれランクインしています。B-PROJECTはアニメキャラによるアイドルプロジェクト。要するにラブライブ!の男性版といった感じでしょうか。ちなみに総合プロデューサーとして西川貴教が参加しているそうです。本作はデビューアルバムで、それぞれ初動1万6千枚、1万5千枚を記録しています。

6位初登場はMY FIRST STORY「ALL LEAD TRACKS」がランクインです。初動売上1万5千枚は前作「ANTITHESE」の1万8千枚(4位)から若干のダウン。ちなみに彼ら、ボーカルのHiroはONE OK ROCKのTakaの弟(=森進一、昌子の息子)としても話題のロックバンドです。

最後8位には徳永英明「BATON」がランクイン。途中、ベスト盤のリリースやおなじみ「VOCALIST」シリーズのリリースはあったものの、オリジナルアルバムとしては約4年ぶりとなる新作です。初動売上1万4千枚は前作「STATEMENT」の2万枚(4位)からダウンしています。

今週のアルバムチャートは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2017年7月26日 (水)

水樹奈々が・・・

今週のHot 100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

今週のまず人気声優水樹奈々が目立つチャートとなりました。なんといっても2位3位に「TESTAMENT」「Destiny's Prelude」がそれぞれ初登場でランクイン。前者はアニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」オープニング・テーマ、後者はアニメ映画「魔法少女リリカルなのは Reflection」主題歌。どちらもマイナーコードで哀愁感たっぷりのメロでダイナミックに展開するいかにも水樹奈々節ともいえるナンバー。ちなみにどちらもCD販売・ダウンロード・ストリーミング数(以下「実売数」)及びPCによるCD読取数は2位3位と順位通りだったものの、ラジオオンエア数は「Destiny's Prelude」がギリギリ40位で「TESTAMENT」が圏外。他にTwitterつぶやき数が「TESTAMENT」22位「Destiny's Prelude」30位という、典型的な一部の固定ファンのみが支持されるような結果に。ちなみにオリコンでは「TESTAMENT」が初動3万2千枚で2位、「Destiny's Prelude」が初動3万1千枚で3位という結果になっています。どちらも前作「STARTING NOW!」の3万枚(3位)から若干のアップ。

さらに今週オリコンでは、7位に風鳴翼「戦姫絶唱シンフォギアAXZ キャラクターソング3(月下美刃)」がランクインしていますが、この風鳴翼を担当する声優も水樹奈々。そういう訳で今週オリコンでは彼女のシングルが事実上3枚同時にランクインしています。なお、同作はHot100ではベスト20圏外となっています。

さて今週1位はAKB48の姉妹グループで名古屋を中心に活動をするSKE48「意外にマンゴー」が先週の57位からCDリリースにあわせて一気にランクイン。実売数1位、Twitterつぶやき数2位、PCによるCD読取数6位と上位にランクインした一方、ラジオオンエア数は68位に留まっています。ちなみにオリコンでも1位初登場。初動売上27万2千枚は前作「金の愛、銀の愛」の25万1千枚(1位)から若干のアップ。

続いては4位以下の初登場曲です。まず5位にTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE「Dirty Disco」が初登場でランクイン。ミュージシャン名通り、EXILEの弟分のボーカルグループ。楽曲は80年代を彷彿とさせるディスコチューン。既にこの手のディスコチューンは一部では再評価されてきましたが、ようやくEXILE系のような売れ線系も取り入れてきた模様。実売数5位、ラジオオンエア数13位、PCによるCD読取数23位、Twitterつぶやき数12位といずれもそこそこの上位に食い込んでいます。オリコンでは初動2万3千枚で5位初登場。前作「FRONTIERS」の2万9千枚(3位)からダウンしています。

7位にはパンクロックバンド10-FEET「太陽4号」が先週の35位からランクアップしてベスト10入り。実売数8位、ラジオオンエア数5位、PCによるCD読取数9位といずれも上位に入ってきましたが、Twitterつぶやき数のみ62位と奮いませんでした。オリコンでは同作も収録されているシングル「太陽の月」が初動2万4千枚で4位初登場。前作「ヒトリセカイ×ヒトリズム」(4位)から横バイとなっています。

8位初登場はハチ「砂の惑星 feat.初音ミク」が初登場でランクイン。ハチというのはシンガーソングライター米津玄師がボカロPとして活動した時に用いていたペンネーム。そう、米津玄師が初音ミクを用いて久々にリリースした新曲です。9月に幕張メッセで行われるイベント「初音ミク『マジカルミライ 2017』」として作成されたこの曲。すっかり米津玄師名義での活躍が板についた彼でしたが、その活動の原点である初音ミクの作品を久々にリリースしてきたということで大きな話題となりました。そのため同作はTwitterつぶやき数で1位のみで他はすべて圏外にも関わらず見事ベスト10入りを記録しました。まあ、例のごとく、Hot100の算定基準はちょっとTwitterつぶやき数の比重が大きすぎないかという疑念はあるのですが・・・。

9位にはMr.Children「HANABI」が先週の23位からランクアップして見事ベスト10入り。ご存じの通り、2008年にリリースして大ヒットしたミスチルの代表曲のひとつ。7月スタートのフジテレビ系ドラマ「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」に起用されて配信を中心にヒットを記録し、ベスト10入りしてきました。実売数6位、ラジオオンエア数47位、Twitterつぶやき数55位と配信売上以外はまだ上位に食い込んでいませんが、ドラマはまだまだ続きますのでロングヒットも期待できそうです。

今週の初登場曲は以上。ロングヒット組ではまずTWICE「TT」。先週の4位からランクダウンしたものの6位をキープ。You Tube再生回数ではまだ1位を保持しています。SEKAI NO OWARI「RAIN」は今週も4位と先週から同順位をキープ。実売数4位、PCによるCD読取数8位と上位に食い込んでおり、まだまだロングヒットが期待できそう。一方米津玄師「ピースサイン」は今週11位にランクダウンしてベスト10落ち。ちょうどハチ名義の新曲がベスト10入りしてきており、入れ替わりという結果になりました。

今週のHot100は以上。アルバムチャートはまた明日!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2017年7月25日 (火)

ラストアルバム

Title:Chuck
Musician:Chuck Berry

巨星、墜つ。今年3月、ロック界に大きな衝撃の走ったチャック・ベリーの逝去。まさにそう表現するのがピッタリでしょう。ロックンロールの創始者のひとりとしてまさにロックの歴史を語るには欠かせない人物であり、多くのロックミュージシャンへ影響を与えた彼。享年90歳という年は大往生といっていい年なのですが、ひとつの時代の終わりを感じる出来事でした。

そして彼の逝去後にリリースされたのが、なんと約40年ぶりとなる彼のオリジナルアルバム。もともと彼の逝去のニュースが入ってくる前から2017年にアルバムリリース予定であることがアナウンスされていました。もっとも彼に関しては特に「がんで余命〇年」といった感じではなかったようですので、死を覚悟しての1枚、といった感じではありません。ただ年齢からいっておそらくこれが最後だろうな、ということを感じつつのアルバムだったのではないでしょうか。

ただそんな本作ですが、これが最後だ、というような雰囲気はほとんど感じられません。もともとさすがに全米ツアーなどは行っていなかったものの、逝去のちょっと前まで地元で積極的なライブ活動を行っていたということは聴いていましたし、最後の最後まで現役ミュージシャンだった彼。「これが最後だろうな」ということは思いつつも、一方であわよくば、このアルバムの次にももう1枚・・・と思っていたのかもしれません。

Chuck Berryといえば主に50年代のロックンロール黎明期。シンプルなギターリフとメロディアスなメロディーライン、また当時のティーンエイジャーの心境をそのまま歌ったような歌詞でロックンロールというジャンルを確立し数多くのヒット曲をリリースしました。そして彼の最後となったオリジナルアルバム、そんな彼のロックンロールは全く変わっていません。90歳になってもそのスタイルを貫きとおしています。

しかし今回のアルバムを聴いても50年代のロックンロールそのままといっても全く古さを感じませんでした。その理由としてまず感じるのは、このアルバムでも感じられる若々しさ。今回のアルバムでも決して今時の音を入れているわけではありませんが、その楽曲には現役感があり勢いすら感じさせます。さすがに90歳近い歳ということもあり声の艶は感じられませんし、ギターの迫力という点では昔にはかなわないかもしれません。それでも下手な若手にはまだまだ負けないという気迫を感じます。

また非常にギターリフ主導のロックンロールというシンプルなスタイルだからこそ時代を超えても全く古くならない魅力があるのでしょう。まさにシンプルイズベスト。彼の全盛期から60年以上の月日を経て、いまなお感じられるロックンロールの魅力がこのアルバムにはつまっています。

2015年にはB.B.KINGがこの世を去り、そしてChuck Berryがこの世を去り、長生きだったポピュラーミュージック界のレジェンドたちがここ最近、次々とこの世を去って行っており、ひとつの時代の終わりを感じます。そんな中リリースされたChuck Berryのラストアルバム。まずはチェックしておきたいマストなアルバムと言えるでしょうし、またそういう事情抜きにしても十分お勧めできる傑作アルバムでした。最後の最後までロックンローラーであり続けたChuck Berry。あらためて彼の冥福をお祈りします。

評価:★★★★★


ほかに聴いたアルバム

Love&Hate/Michael Kiwanuka

前作「Home Again」が話題となったイギリスのソウルシンガーの2枚目。日本での注目度は残念ながら1枚目ほどではありませんでしたが、イギリスでは前作を上回るチャート1位を記録しています。それだけに内容も素晴らしく、前作とほとんど遜色ない傑作に。ブルージーな雰囲気のレトロなソウル路線は前作と同様。彼のボーカルによるスモーキーな雰囲気が実に心地よい作品になっています。基本的に前作の路線を踏襲しているのですが、前作同様、実に魅力的な傑作でした。

評価:★★★★★

Michael Kiwanuka 過去の作品
Home Again

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017年7月24日 (月)

1日1曲 第2弾

以前紹介した日本のポピュラーミュージックの名曲を1日1曲というコンセプトで1年かけて紹介しようという企画「大人のJ-POPカレンダー 365 Radio Songs」。以前、第1弾として1月から3月分を紹介しましたが今回は第2弾。4月から6月分の紹介です。

Title:大人のJ-POPカレンダー~365 Radio Songs~「4月 桜」

ここ最近はちょっと落ち着いたものの、例年、嫌というほどリリースされる「桜」を題材とした楽曲たち。この4月バージョンではDisc1のテーマは「桜」ということで、その桜ソングがズラリと並んでいます。「桜」の曲をCD1枚分くらい収録するのは余裕でしょうね。ただ河口恭吾の「桜」は収録されているのですが、福山雅治の「桜坂」やコブクロの「桜」、森山直太朗の「さくら(独唱)」あたりのヒット曲が収録されていないのはちょっと残念です。

Disc2も「花の歌」をテーマに、花を題材とした曲が並んでいます。この桜ソングも花をテーマとした曲も共通しているのが切なく聴かせるような曲もあるものの、全体的に爽やかさを感じる点。「花」に対する想いに共通するものを感じます。

また今回の選曲で特に耳を惹いたのが川本真琴の「桜」。久しぶりに聴いたのですが、めくるめく展開を見せる楽曲の構成といい、友人との別れの心境を桜を背景に描写した歌詞といい、非常に魅力的かつ独特。最近はスキャンダラスな話題でネガティブに捉えられてしまった川本真琴ですが、やはり彼女を称する時は「天才」という2文字を与えざるを得ないな、と強く感じる名曲。それだけに今の彼女をめぐる状況が残念で仕方ないのですが・・・。

評価:★★★★★

Title:大人のJ-POPカレンダー~365 Radio Songs~「5月 東京」

続く5月のテーマは「東京」。Disc1は「母の日」があるということで「母の歌」がテーマ。タイトル通り、母親に対して歌われた曲が並んでいます・・・が、正直言ってつまんなかった・・・なんか単純に母親への感謝が歌われるばかりでいまひとつひねりがなく、単独で聴くならともかく、それだけ並んでいると聴いていて辛いものがありました。例えばDreams Come Trueの「晴れたらいいね」とかウルフルズの「かわいいひと」みたいな母親に対する曲でも単純な感謝ではなく、ちょっとひねりが入った曲があればもうちょっとおもしろかったと思うのですが。

また、海援隊の「母に捧げるバラード」って「名曲」とされているけど今から聴くと微妙だよね・・・息子を罵倒する歌詞も、まあ愛情の裏返しというのはわかるのですが、一歩間違えると「毒親」と捉えられかねませんし、

「人間働いて、働いて、働きぬいて、
もう遊びたいとか、休みたいとか思うたら
一度でも思ったら、はよ死ね。」

(「母に捧げるバラード」より 作詞 武田鉄矢)

という歌詞は文脈から判断しても完全にダメでしょ。多分、武田鉄矢あたりの世代にとってはこの考え方が常識だったのかもしれませんが、こういう考え方の管理職が多いから、いまだに「過労死」だの「サービス残業」だの「パワハラ」なんかが横行するんだよなぁ。(いや、この曲自体はその時代性を考えれば「名曲」なのは十分わかりますけどね)

Disc2は「東京ソング」ということで東京をテーマとした曲が並んでいるのですが、こちらはほとんどが70年代あたり以前の歌謡曲ばかり。確かにJ-POPの時代になって地名を織り込んだ曲が極端に減っているということはわかるのですが、ただ東京だけに関しては、以前、「東京こんぴ」なるコンピレーションが組まれるなどいまでも多くのミュージシャンが題材として取り上げています。この企画のおもしろさは60年代70年代あたりの歌謡曲と80年代以降のJ-POPを同じ俎上に載せているということだと思っているのですが、それならJ-POPでも「東京」をテーマとした曲が多いのだから、もっと最近の曲も取り上げてほしかったです。残念ながら5月についてはこれまでの中で一番おもしろみのない内容でした。

評価:★★★

Title:大人のJ-POPカレンダー~365 Radio Songs~「6月 結婚」

6月といえばジューンブライド。というわけで6月のテーマは結婚。Disc1ではウェディングソングが並んでいます。ユニークなのは昔の曲から最近の曲に、厳密な順番ではありませんが並んでいるという点。昔から現在までの「結婚観」を読み取れる構成なのがユニークです。加山雄三の「お嫁のおいで」などは女性が男性の家に「嫁入り」するという結婚観がある一方、吉田拓郎の「結婚しようよ」くらいからは結婚に対して男女平等という関係が構築されているのがユニーク。ただこの結婚観がその後さほど変化していないのが気になるところなのですが。

個人的にはさだまさしの「関白宣言」とか西野カナの「トリセツ」あたりが入ると面白かったな、とは思うのですが、ここらへんは大人の事情もあって難しかったんでしょうね。ちょっと残念です。

一方Disc2は6月らしく「雨の歌」。じめっとした「雨」にふさわしい、哀愁感ある楽曲が何でいます。ただこちらも歌謡曲がメインとなってしまい、最近の曲が少ないのが残念。雨を題材とした曲はいまでも少なくないと思うのですが。もっともそんな中、ラストにRCサクセション「雨あがりの夜空に」を持ってきた構成は良いですね。ちょっとじめっとした曲が並ぶ中、最後は爽快なこの曲を持ってきてカラッと終わらせるという流れは聴いていて気持ちいいものを感じました。

評価:★★★★

大人のJ-POPカレンダー 365 Radio Songs 過去の作品
1月 新年
2月 告白
3月 卒業

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017年7月23日 (日)

学生時代にまつわる日常ネタ

Title:手のひらを満月に
Musician:ブリーフ&トランクス

2012年の再結成以来、ほぼ1年に1枚というハイペースでアルバムをリリース。前作ではメジャー再デビューを果たすなど積極的な活動が続くブリーフ&トランクス。ただ短期間でのリリースが相次いだためか前作では正直なところ若干ネタ切れでは?という事態になり、それだけにそこからわずか1年ちょっとのインターバルでリリースされた本作も、どうなんだろうか、と思いつつアルバムを聴き始めました。

しかし、ここでまさかのブリトラ復活!日常生活の中の「あるある」ネタをユニークな視点から織り交ぜつつ、2人によるシンプルなアレンジとハーモニーによって繰り広げるスタイルは本作も健在。特に本作はここ数作の中でもっとも「ブリトラ」らしいネタがつまっていました。

例えば「奇跡のアレ」はサイモン&ガーファンクルばりの美しいギターアルペジオと2人のハーモニーをきかせながら歌っているネタはうんこネタというギャップはいかにもブリトラらしい感じ。「へーへーへー」「逆に」なんかは日常生活の中でつい口にしてしまうフレーズをユニークに切り取っているのも彼ららしい感じ。「チンポジ」なんかは男性あるあるネタ。ネタ的にはよくありがちなのですが、タイトル通りのテーマを歌詞に取り入れてポップに歌い上げているのは彼ららしいところでしょう。

「虫女」のような異常に虫に好かれる女性という若干ありえないテーマ設定ながらも笑えるようにまとめているのも彼ららしい感じ。そんな中でも特におもしろかったのが「大寝坊」。タイトル通り、大切なテストの日に大寝坊した朝の模様を描いたのですが、歌詞の内容と曲の疾走感がピッタリとマッチ。オチもなかなか秀逸で非常に笑えるネタに。また「ジェットコースター」もジェットコースターにのりながら愛の歌を歌いというある意味一発ネタが笑えます。

今回のアルバムは「学生時代にまつわる半径5メートル以内の日常」をテーマとしたコンセプトアルバムだそうですが、その通り、基本的に学生時代のネタがほとんど。アラフォー世代の彼らが学生あるあるネタを歌うテーマ設定は若干違和感を覚えるものの、この手のネタは彼らにとってまさに十八番。自分も学生時代に似たようなことがあったなぁ・・・なんてことをちょっと懐かしく感じつつ、同時にクスッと笑いながら一気に楽しめたアルバムでした。

前作でネタ切れか?と思われたのですが、彼らが温めているネタはまだまだありそう。まだまだこれからの活躍も期待できそうですね。次回作でも是非ともまた私たちをクスッと笑わせてほしいです。

評価:★★★★★

ブリーフ&トランクス 過去の作品
グッジョブベイベー
ブリトラ道中膝栗毛
ブリトラ依存症

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月22日 (土)

「月9ドラマ」でブレイクという印象とは反して

Title:PLAY
Musician:藤原さくら

昨年、ほぼ無名の状態ながらもフジテレビの月9ドラマ「ラヴソング」のヒロイン役として抜擢され、一気に注目を集めた女性シンガーソングライター。同ドラマこそ、さほどヒットはしなかったものの、主役の福山雅治が作詞作曲を手掛けた「Soup」が大ヒットを記録し、彼女自身も一躍ブレイクを果たしました。

それから約1年を経てようやくリリースされたニューアルバムが本作。ブレイクのタイミングからするとちょっと遅い印象は受けるのですが、チャート的にはオリコン最高位5位を記録しています。

彼女の楽曲については聴いたことあったのは「Soup」のみ。その曲も決して悪くはなかったのですが、平凡なJ-POPという印象を受けており、そんな高い期待を持って聴いてみたアルバムではありませんでした。なんといってもブレイクの経緯からして、「売れ線のJ-POPシンガー」という印象も強く受けていました。しかし、本作で収録されている楽曲は「月9ドラマでブレイクした女性シンガーソングライター」という一般的なイメージとは大きく乖離したものでした。

彼女の歌っている楽曲はJ-POPという枠組みからははずれている、むしろ洋楽テイストの強いオーガニックな楽曲がメイン。冒頭を飾る「My Way」など、全英語詞でオーガニックテイストの強い作品ですし、「play with me」ではフォーク、「赤」「SPECIAL DAY」ではブルース、「neckless」はロックンロールといった様々なジャンルからの影響を強く感じます。

ピアノやアコギ、あるいはエレピなどをメインとして非常にシンプルにまとめあげたアレンジも実に魅力的ですし、情報過多なアレンジを行う影響にあるJ-POPとは対極的。またスモーキーな雰囲気のあるボーカルも楽曲にマッチして味わいがあるのですが、今時の「売れ線」の傾向とは異なります。

彼女自身、影響を受けたミュージシャンとしてまずポール・マッカートニーをあげており、これはまあ誰もが知っているようなミュージシャンですが、次にあげているのがビル・ジョーンズやケイト・ラズビーといった日本で決して知名度が高いとはいえないフォーキーな女性シンガーたち。またワールドミュージックも好んで聴いているそうで、メインストリーム系のシンガーソングライターとは異なるものを感じます。

それだけにそんな彼女をなぜ月9ドラマに抜擢し、さらに福山雅治作詞作曲の楽曲を歌わせてヒットさせたのか、かなり疑問に感じます。その結果、確かにブレイクしましたがおそらく彼女を最も支持しそうな層は、「月9ドラマ挿入歌」「福山雅治の曲」といったキーワードからもっとも遠くいるような層のはず。事務所的には彼女の実力にほれ込んでブレイクさせようとしたのでしょうが、その時にこのような方法論しか取れなかったという部分に日本の音楽業界の底の浅さを感じてしまいました。

そんな訳で、予想外によかったこのアルバム。月9ドラマ挿入歌でヒットした彼女ですが、上にも書いた通り、むしろそんなキャリアに全く食指の動かないような方にお勧めしたいミュージシャン。タイプ的には彼女も影響を受けたというノラ・ジョーンズや、あるいはジョニ・ミッチェルあたりが好きなら気に入りそうなタイプかと。確かにあの曲のヒットがなかれば今の日本ではブレイクしにくそうな楽曲だとは思うのですが・・・このブレイクの方法が今後の彼女のキャリアにとってマイナスにならなければいいのですが。今後の彼女の活躍に期待したいところでしょう。

評価:★★★★★

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2017年7月21日 (金)

ストリーミングオンリーでのリリース

Title:Popcorn Ballads
Musician:サニーデイ・サービス

Popcornballads

昨年、傑作アルバム「DANCE TO YOU」をリリース。2008年の再結成以来、比較的マイペースな活動が目立っていた彼らでしたがその健在ぶりをあらためてアピールしました。そのアルバムリリースから約10ヶ月。突然リリースされたニューアルバムが大きな話題となっています。話題となった大きな要因はなによりもそのリリース形態。本作はApple Music及びSpotifyでのストリーミングオンリーでのリリース。ダウンロード及びCD形態での販売は一切なしというスタイルとなっています。日本でも配信オンリーでのアルバムを突然リリースするケースは少なくなくなってきましたがストリーミングサイトオンリーでのアルバムリリースはまだ珍しいケースだと思われます。

そんなストリーミング限定でのリリースでありアルバムの長さに制限がないことから22曲85分というフルボリュームの内容となった本作。ただこれだけ長いアルバムであるにも関わらず聴いていて全くだれることのない傑作に仕上がっていました。まず聴いた感触としては傑作アルバムだった前作「DANCE TO YOU」の流れをひいているように感じます。全体的にメロウさを感じつつもちょっとネチッとした熱量も同時に感じるようなシティポップが多く、前作から10ヶ月というインターバルやストリーミング限定というリリース形態から、「DANCE TO YOU」のアウトトラック的なアルバムなのか?と最初は感じました。

しかし聴き進めていくとアルバム全体、非常に様々なバリエーションのある楽曲が並んでいます。例えばMVも作成されアルバムの代表曲的な位置づけになっている「青い戦車」は前作からの流れを感じるファンクポップになっているのですが、「花火」はフィルスペクターばりの分厚いサウンドにキュートなメロが印象的なポップスになっていますし、続く1分に満たない小曲である「Tシャツ」はオールドスタイルのロックンロール。「虹の外」は80年代を感じさせるポップチューンになっていますし、タイトルチューン「ポップコーン・バラッド」は昔のサニーデイを彷彿とさせるようなフォーキーな楽曲に仕上がっています。

また数多い楽曲の中には少々実験的というか挑戦的というか、22曲という曲数だからこそ入れられたような楽曲も見受けられました。例えば「街角のファンク」はゆっくりとした強いビートを刻みつつ、途中にラップも登場。HIP HOPテイストも強いファンクナンバーとなっていますし、「クジラ」は挑戦的ともいえるエレクトロサウンドを取り入れています。「透明でも透明じゃなくても」もサニーデイらしいフォーキーなメロを楽しめる楽曲ながらも微妙にサイケな雰囲気なサウンドも印象的。また「恋人の歌」はアコギ1本で聴かせるデモ音源のようなつくりになっています。

曽我部恵一らしいメロというゆるい統一性はあるもののアルバム全体としてはバラバラといった感じで、コンセプチャルだった前作とは対照的ともいえるかもしれません。またストリーミングオンリーでのリリースということもあって、ひとつのコンセプトにまとまった「アルバム」というよりは出来上がった曲を並べた「プレイリスト」的な感覚の作品と言えるかもしれません。

しかしそんなアルバムにも関わらず実に魅力的な作品がズラリと並んでいた本作。再結成後は煮え切らないような作品が続いたサニーデイが前作「DANCE TO YOU」で驚くような傑作をリリースしてきたのですが、続く本作を聴く限り、むしろ今がサニーデイにとって全盛期ではないのかと思われるような脂ののった傑作となっています。他にも7分におよぶ楽曲ながらもグルーヴィーなサウンドに魅了される「クリスマス」や、軽快でバンドサウンドが心地よいギターロック「サマー・レイン」などこれだけでアルバムの中心曲として機能しそうな名曲も惜しみなく収録されています。これだけの作品を惜しみなくアルバムに収録してくるあたり、いかに今、曽我部恵一の創作意欲があふれてだしているかを実感させられます。

個人的にはむしろ前作以上に気に入った、今年を代表するような最高傑作だったと思います。Apple MusicかSpotifyに加入しないと聴けないアルバムなのですが、このアルバムを聴くためだけにでも同サービスに加入することをお勧めしたい傑作アルバムです。デビューから20年以上が経過したベテランである彼らですが、ここに至ってこれだけのアルバムをリリースしてくるとはかなりのビックリ。ストリーミングオンリーであるがゆえに宣伝もあまり行われていないようなのが残念なのですが・・・是非ともチェックしてほしいアルバムです。

評価:★★★★★

サニーディ・サービス 過去の作品
本日は晴天なり
サニーディ・サービス BEST 1995-2000
Sunny
DANCE TO YOU
桜 super love

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月20日 (木)

ベスト盤が上位に並ぶ中・・・

今週のアルバムチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

まず今週のアルバムチャートではベスト盤が上位に並びました。3位には先週1位だったスピッツ「CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-」が3万9千枚を売り上げて2ランクダウンながらもベスト3をキープしています。そして2位初登場だったのが平井堅「Ken Hirai Singles Best Collection 歌バカ2」がランクイン。こちらは2005年にリリースしたベスト盤「歌バカ」の続編的なベスト盤。「歌バカ」以降にリリースした代表曲を収録したベスト盤となっています(「歌バカ」と重複する期間の曲も収録したベスト盤もあり)。ただ初動売上は4万枚と、92万7千枚(1位)を売り上げた前作「Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection '95-'05 歌バカ」の10分の1以下という、2005年からのCD売上の環境の変化を考慮してもかなり厳しい結果となっています。ちなみに直近のアルバム「THE STILL LIFE」の3万4千枚(4位)よりはアップしています。

そんな中、1位を獲得したのがGLAYのニューアルバム「SUMMERDELICS」でした。最近は「BEAT out! Anthology」「SPEED POP Anthology」と過去作のリメイクが続いており、約2年8ヶ月ぶりとなる新作となりました。初動売上は5万2千枚。直近作は「BEAT out! Anthology」で、こちらの6千枚(8位)よりはさすがに大幅増。オリジナルアルバムとしての前作「MUSIC LIFE」の5万7千枚(2位)よりは若干ダウンしています。

続いては4位以下の初登場盤です。まずは5位にsumika「Familia」が入ってきました。sumikaは最近、人気上昇中の男性4人組ロックバンド。本作は初となるフルアルバムなのですが、初となるベスト10入りを記録しています。初動売上は1万8千枚。直近のミニアルバム「SALLY e.p.」の7千枚(12位)を大きく上回りました。

6位には女性声優南條愛乃「サントロワ∴」がランクイン。初動売上1万6千枚は前作「Nのハコ」の2万5千枚(4位)からダウンしています。

9位初登場は韓国の男性アイドルグループBOYFRIENDのミニアルバム「Summer」。国内盤では2015年にリリースしたベスト盤「BOYFRIEND LOVE COMMUNICATION 2012~2014 -Perfect Best Collection-」以来、久々のアルバムとなります。初動売上は8千枚。その前作であるベスト盤の初動2千枚(27位)よりアップしています。

最後はゲスの極み乙女。のボーカルで、いろいろとお茶の間を騒がした川谷絵音の別働バンド(というよりは本当はこちらが「本家」なのですが)indigo la End「Crying End Roll」がランクインしています。ゲスに続き、こちらも本格的に活動再開。初動売上5千枚は前作「藍色ミュージック」の7千枚(10位)からダウンしています。

今週のアルバムチャートは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月19日 (水)

またジャニーズ系が1位

今週のHot 100

http://www.billboard-japan.com/chart_insight/

今週1位はKinki Kids「The Red Light」が獲得。これで3週連続ジャニーズ系がらみのシングルが1位獲得となりました。リブート「Bijourde」CMソング。CD売上・ダウンロード・ストリーミング数、PCによるCD読取数、Twitterつぶやき数で1位を獲得した他、ラジオオンエア数でも15位にランクインしています。前作「道は手ずから夢の花」は当時ヒットしていた「PPAP」「恋」に阻まれ3位に終わったのですが、今回は難なく1位獲得となりました。久保田利伸が楽曲提供した本作は彼らしいロッキンなギターサウンドで奏でるファンキーなリズムが印象的な作品。オリコンでも初動売上20万枚で1位獲得。前作の初動17万5千枚(1位)を上回りまいたなお、これでシングル1位連続獲得年数は21年となり、B'zとタイ記録だった20年を上回ったそうです。

2位はUVERworld「DECIDED」が先週の89位からシングルリリースにあわせて一気にランクアップしベスト3入り。映画「銀魂」主題歌。実売数2位、PCによるCD読取数3位だった一方、ラジオオンエア数は21位とこの手のロックバンドの割には若干低め。Twitterつぶやき数も95位、You Tube再生回数も46位に留まっています。オリコンでも初動4万枚で2位初登場。前作「一滴の影響」の4万7千枚(2位)からダウン。

3位には宇多田ヒカル「大空で抱きしめて」がランクイン。サントリー天然水TVCMソング。Epic Records Japan移籍第1号となる配信限定のシングルです。実売数で3位、ラジオオンエア数でも5位を記録。初登場でベスト3入りとなり相変わらずの強さを見せつけました。

続いて4位以下の初登場曲ですが、今週、初登場曲は1曲のみでした。それが先週の75位からランクアップしてベスト10入りしてきた水谷果穂「青い涙」。彼女は最近人気上昇中の女優で、同作は映画「明日、アリゼの浜辺で」主題歌。デビューシングルとなります。90年代あたりに女優が歌手デビューする時に歌われていたような、爽やかでメロディアスだけど無難な感じのポップスに仕上がっています。実売数は14位ながらもラジオオンエア数で1位を獲得し、ベスト10入りとなりました。ちなみにオリコンでも初動9千枚で6位に初登場してきています。

今週の初登場組は以上。一方、ロングヒット組ではまずTWICE「TT」。今週は5位と先週の4位からワンランクダウンしているもののYou Tube再生回数では1位をキープしており、まだまだロングヒットが続きそう。また米津玄師「ピースサイン」が先週の9位から6位にランクアップ。これで4週目のベスト10入りですが、1位→4位→9位→5位と推移しており、今後の展開次第ではロングヒットになりそう。またSEKAI NO OWARI「RAIN」は先週の2位よりダウンしたものの今週も4位にランクイン。同作が主題歌となっている映画「メアリと魔女の花」もヒットを記録しているようで、まだまだロングヒットが続きそうな予感がします。

今週のHot100は以上。アルバムチャートはまた明日に!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017年7月18日 (火)

至近距離のパフォーマンスに大興奮!

水曜日のカンパネラ IN THE BOX TOUR

会場 DIAMOND HALL 日時 2017年7月7日(金) 19:15~

個人的に今、最もはまっているミュージシャンのひとり、水曜日のカンパネラのライブに行ってきました。彼女のライブに行くのは正真正銘これがはじめて。昔はライブで鹿の解体を披露したり奇抜なパフォーマンスを行っていた、という噂を聞いたことがあったのですが、どのようなステージを見せてくれるのか、非常に楽しみにしながら会場に足を運びました。

会場に入ってまず驚かされたのはステージ上に設置された大きなモニュメント。たらいでつくられた大きな木のようなモニュメントと向日葵の形の鏡のような大きなモニュメントが設置されており、ファンタジックな雰囲気のセットになっていました。

ライブは開始予定時間10分後にスタート。最初は水泡の音が鳴る中、エフェクトがかけられたコムアイの歌がまず流れ出してライブセットと同様、ファンタジックな雰囲気でのスタートとなりました。1曲目は「ゴッホ」からスタート。その後「マリーアントワネット」「チャップリン」と続きます。

基本的にステージはコムアイ一人だけ。演奏はカラオケでバンドメンバーは全くいませんでした。序盤は幻想的な雰囲気の中、コムアイがステージ上でちょっと奇妙なダンスを踊りながらのステージ。正直言ってしまえば演奏はカラオケですし、コムアイ一人で淡々と歌うだけのステージに音源は素晴らしいけどライブはいまひとつなんではないか、不安な気持ちになりました。

その後もライブは徐々に盛り上がりつつ、「メロス」ではファンをステージ上にあげて一緒に踊らせました。このパフォーマンスに会場は盛り上がったものの、ファンをステージ上にあげるというのは一般的に終盤のクライマックスで行うような盛り上がるためのお約束のようなパフォーマンス。それを前半にやってしまって大丈夫だろうか、正直、この段階でもそう感じていました。

ただ、前半に感じたライブの不安が解消してきたのがその後の中盤から。「メロス」終了後、ステージには一度幕がかかります。続いてはじまった「バク」では最初、幕の向こうでシルエットの状態でコムアイが踊っていたかと思うと、ステージ上の幕がいきなり持ち上がり、客席の上を後ろの方に滑っていきます。そして幕に覆われた客席の中心にいきなりコムアイが!ライブハウスという狭い会場ながらも客席の中にセンターステージをつくって至近距離でのパフォーマンスにいきなりビックリしてしまいました。

さらにその後、客席の中を様々な場所へ移動。一時は私のいた場所のほんの1m程度向こうという超至近距離でその歌声を聴くこともできて大興奮!さらには2階席にまで移動。ちょうどコムアイがあらわれたあたりには小さな子供連れの家族がいたみたいで、子供たちも大喜びのようでした。

その後もセンターステージなどで「ライト兄弟」を披露しつつ会場は大盛り上がりの中、再び前方のステージ上へ。続く「ツチノコ」ではピラミッド型のかぶりものが登場。ここに虹色の光をあててなぜかピンクフロイド「狂気」のジャケ写を再現したようなパフォーマンスが。さらに続く「ミツコ」では冒頭の歌詞を忘れてしまうというちょっとしたトラブルが。ただ会場のファンが大合唱でフォローしておりコムアイに「なんで私より知ってるの?」なんて言われていました。

ここからライブは終盤に。終盤は会場はディスコさながらにダンサナブルなナンバーの連続で一気に会場のテンションはあがっていきます。「シャクシャイン」では会場みんなで北海道の地名を連呼!みんな歌詞をスラスラと歌えてちょっとビックリしました。さらに「世阿弥」と続き本編ラストはおなじみの「桃太郎」へ。ここでコムアイは大きな風船のボールの中に入り客席にダイブ!客席の中でみんなにボールをまわされながら会場全体のテンションは最高潮へ。最後は無事ステージ上に戻り、ライブ本編は終了となりました。

その後はもちろん盛大なアンコールへ。比較的短いスパンで再びコムアイはステージへ。ここで簡単なMCでライブグッズの紹介をした後「一休さん」、そして「アマノウズメ」へ。「アマノウズメ」では再び客席の中を進み、黒いダンボール箱を取り上げたかと思うと、中からミラーボールが。ミラーボールで観客席を照らし、盛り上げていました。

最後は再びセンターステージへ進み「マルコ・ポーロ」で締めくくり。ラストはまた幻想的な雰囲気となり、最初とおなじく静かな水泡の音が鳴る中、ライブが終了。きちんと一番最初と最後がつながるきれいな構成となっていました。

約1時間半のステージ。MCは途中、軽いMCが数度あった程度で基本的には歌とダンスのみでつながるステージになっていました。選曲は最新アルバム「SUPERMAN」の曲だけではなく懐かしい曲からおなじみのナンバーまで万遍なく選曲されており、いわばベスト的な選曲。正直、昔の曲より最近の曲の方が盛り上がっていましたが、満足感のあるセットリストだったと思います。

上にも書いた通り、最初はあまり盛り上がれず、ちょっと不安に感じたライブでしたが、途中からコムアイが観客席の中に飛び込んで歌うパフォーマンスに大興奮。後半は最近の曲を中心にアゲアゲに盛り上がるダンスチューンが連続して一気に会場のテンションもあがっていき、気が付けばそのステージにすっかりはまっている自分がいました。

バンドメンバーなしのカラオケの状態でのライブでコムアイ一人だけのステージながらも、次から次へと登場するパフォーマンスに惹かれる非常に楽しいエンタテイメント性高いステージになっていました。彼女たちの楽曲にはすっかりはまりまくっている私ですが、ライブも予想以上に楽しい内容ですっかりはまってしまいました。本当に水曜日のカンパネラ、素晴らしいミュージシャンですね。また彼女たちのライブは是非とも足を運びたいです!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«「バンドメンバー」として参加してきました。