2012年5月26日 (土)

僕たちのヒット曲!

「僕たちの洋楽ヒット」。そう題されたコンピレーションが発売されたのが2002年のこと。タイトル通り、洋楽のヒット曲を包括的に収録した全15枚のコンピレーションアルバムで、それなりのロングヒットを記録したそうです。かくゆう私も、洋楽のヒット曲を手っ取り早く聴けるコンピレーションということで、この「僕たちの洋楽ヒット」と、続編の「続・僕たちの洋楽ヒット」を一通り聴きました。ただし、レンタルで。

今回、元々のコンピレーションが、原盤権などの関係で、一部、廃盤になっていることを受け、リニューアル。全8作、それぞれ2枚組というボリュームで発売されました。そんな訳で、今回はCDを購入し、聴いてみることにしました。

このコンピの壺は、「洋楽ヒット」といっても、ビルボードや全英チャートでヒットした曲ではなく、あくまでも日本においてヒットした曲を収録している点。そのため、日本でだけヒットした曲や、海外のミュージシャンが日本向けに歌った曲なども収録されています。

そのため、いわゆる「ロックの歴史」や「ポップス史」などにおいて、忘れられているようなミュージシャン、語られることのないような曲も多く収録されています。そういう意味では、その後に大きな影響を与えるような重要曲が収録されている、とは限りません。ただ、当時の日本の音楽シーンをにぎわせた曲が多いため、リアルタイムに音楽を聴いてきた世代にとっては、懐かしさを感じさせるのではないでしょうか。

Title:僕たちの洋楽ヒットDELUXE Vol.1 1955-63

さすがに1955年から63年という時期は、自分の親たちの世代でも、リアルタイムに体験しているか微妙な時期。ただ、シリーズ8枚の中、実は「知っている曲」の割合が一番多かったのがこのアルバムというのが不思議なところ。「Unchained Melody」「Moonlight Serenade」のような、美しいメロディーが誰からも愛されるような曲(逆にいってしまいえば、刺激の少ない無難な曲)が、映画やCM、テレビのBGMなどにくり返しつかわれてきたからでしょう。このアルバムに収録されている「Whatever Will Be,Will Be」なんて、この間、CMソングとして使われていましたしね。

いわゆるロックがはやる前夜で、映画音楽的なインストナンバーが多かった時代。ただ、一方では、ロックンロールの一番最初のヒット「(We're Gonna)Rock Around The Clock」だったり、CHUCK BERRY「Johnny B.Goode」なども収録されています。今ではおなじみのロックンロールのスタンダードナンバーですが、このアルバムで、スタンダードなポップスナンバーと並べて聴くと、そのリズムといい、サウンドといい、あきらかに浮いており、当時は非常に異質で、かつ刺激的な音楽だったんだなぁ、ということに気がつきます。有名曲が多く、なにげに、リアルタイムで体験していない世代が、一番入り込みやすいのは、このアルバムかも。

評価:★★★★

Title:僕たちの洋楽ヒットDELUXE Vol.2 1964-69

ビートルズが世界を席巻し、ロックが一気に市民権を得た時代。ただ、このアルバムを聴くと、勢いがあったのはロックだけではなく、大衆音楽全体が花開いた時代だったのでは?と思います。SAM&DAVE「Soul Man」や、OTIS REDDING「(Sittin' On)The Dock Of The Bay」のような、ソウルのスタンダードナンバーも収録。一方では、FRANCE GALL「Nous Ne Sommes Pas Des Anges(天使のためいき)のような、いわばガールズポップも目立つのがこのアルバムの特徴。前作に引き続き、リアルタイムで聴いたことない私にとっても「知っている」率が高いアルバムで、時代の勢いを感じさせてくれる楽曲が揃っています。

評価:★★★★★

Title:僕たちの洋楽ヒットDELUXE Vol.3 1970-72

個人的に、このアルバムを聴くと、1970年を挟んでの前後が、ポピュラーミュージックにおいてのひとつのピークだったんじゃないかな、と感じます。それだけ、Vol.2とVol.3は、8枚のアルバムの中で楽曲の勢いがありました。曲のバリエーションも豊富だし、ソウルからロック、ポップスまで、どの曲もいまでも輝くようなメロディーとサウンドを奏でています。

CHICAGO、THE JACKSON5、ELTON JOHN、ARETHA FRANKLIN、VAN MORRISON、DEEP PURPLE、FACES・・・・・・層々たる名前が並び、そのどの曲も非常に魅力的なのですが、その中でも個人的に一番気に入ったのがJANIS JOPLIN「Me And Bobby McGee」。昔の恋人との思い出をつづった彼女の代表曲。切ない歌詞とメロと、そして、そんな曲にピッタリなジャニスのボーカルが、とにかく泣けました!

Vol.2とVol.3は、リアルタイムを知らない音楽ファンでも無条件でお勧めできそうなアルバム。有名どころもたくさんですしね。豪華なコンピレーションです。

評価:★★★★★

Title:僕たちの洋楽ヒットDELUXE Vol.4 1973-76

70年代後半あたりからが、急速につまんない。こういうことをいうと、異論も多そうですが、なんというか、ロックは急速に様式化し、ポップは無難なポップスが増え、全体的に、瑞々しさがポップスシーンから失われていくような、そんな印象を受けます。このアルバムに収録されている曲も・・・悪くはないけど、無難といった印象が強く・・・いままでのアルバムに比べると、勢いがグッと落ちた感が・・・。

評価:★★★★

そんな感じで、日本でのヒット曲とはいえ、音楽シーン全体の大きな流れを感じることの出来るコンピレーションでした。ただ、ビートルズやストーンズ、カーペンターズの曲は収録されていないのね。ここらへん、大人の事情か、それとも、今でも簡単に手に入るような有名ミュージシャンの曲はあえて収録しなかったのか(でも、Vol.5でQUEENとかは入っているし・・・)。

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2012年5月25日 (金)

やはり強いミスチル!&着うたの女王

今週の着うたチャート

2012年5月16日~2012年5月22日付チャート

着うたの女王、やはり強し!

今週1位は、西野カナ「私たち」。23日に発売したシングルの先行配信なのですが、2位AKB48「真夏のSounds good !」を抑えての1位となりました。AKB48は、例の総選挙投票券付のCD(というよりも、CD付の投票券?(苦笑))で、おそらく来週のシングルチャートで、圧勝で1位を獲得しそうですが、着うたチャートでは西野カナが1位。着うたの女王としての面目躍如となりました。ちなみに、レコチョクのチャートでは11作連続1位ということで、ニュースにもなっています。

3位は、今週のシングルチャートで7位にランクインしてきた家入レオ「Shine」がランクアップ。着うたでは、初登場から3週目にしてベスト3入りです。

今週は、着うたチャートは妙に初登場が多く、1位2位を含め、全7曲が初登場という、着うたチャートとしては、かなりの新譜ラッシュとなっています。

うち、今週のシングルチャートにランクインした新譜は、他に4位にSKE48「アイシテラブル!」、10位にAAA「Still Love You」がそれぞれランクイン。どちらもシングルチャートの順位は下回る結果になってしまっていますが・・・。

その他には、まず5位にEXILE「ALL NIGHT LONG」がランクイン。6月20日発売予定のシングルで、シングルチャートでも上位に食い込みそう。

7位には、東京事変解散後、初のソロ作となる椎名林檎の新曲「自由へ道連れ」がランクイン。ヘヴィーなバンドサウンドと、ポップなメロが、椎名林檎らしい新曲で、配信限定のリリースということ。TBS系ドラマ「ATARU」主題歌に起用されています。

そして、8位に入ってきました!Dreams Come True「時間旅行」。そう、5月21日の金環日食のことを、22年も前に歌詞に読み込んでいたということで話題となったドリカムの曲で、1990年に発売されたアルバム「WONDER 3」に収録されています。もともと、ドリカムの代表曲のひとつだったのですが、今聴いても色あせない楽曲。金環日食にあわせて、一気にランクインです。


今週のアルバムチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

やはり、強い!ミスチル!

という訳で、今週も、Mr.Childrenのベスト盤、「Mr.Children 2005-2010<macro>」が1位、「Mr.Children 2001-2005<micro>」が2位と、2週連続1位2位獲得という結果となっています。ミスチルは、前のベスト盤の時も、2週連続1位2位独占を記録しており、2週連続1位2位独占を2度行ったミュージシャンは、ミスチルが史上初だそうです。

ちなみに今週「macro」が17万9千枚、「micro」が17万1千枚を記録。先週とあわせて、「macro」が91万1千枚、「micro」が88万6千枚を記録しており、双方、100万枚突破は間違いない見込みです。

またミスチルは、今週も「Mr.Children 1992~1995」が10位にランクインしています。

初登場最高位は、3位。長渕剛のニューアルバム「Stay Alive」がランクイン。昨年の紅白で披露した「ひとつ」を含む新作で、その影響か、前々作から初動売上が大幅ダウンした前作「TRY AGAIN」の初動3万6千枚から持ち直し、初動4万2千枚を売り上げました。

4位以下で初登場は・・・まず4位に、韓国のバンドFTISLAND「20[twenty]」が入ってきています。前作「FIVE TREASURE ISLAND」は初登場1位を獲得しましたが、今回はベスト3落ち。ただ、初動売上は3万6千枚から4万1千枚にアップしており、前回がチャートの谷間だった一方、今回がチャートの売上水準があがった影響でしょう。

6位には、ちょっと聞き慣れない名前が。米津玄師「diorama」がランクインしてきました。米津玄師(ヨネヅエンシ)は、人気動画サイトニコニコ動画への投稿から人気を集めた男性シンガーソングライターで、これがデビューアルバム。もともとはボーカロイドを使った作品を発表していたそうですが、自身がボーカルを取ってのアルバムとなります。BUMP OF CHICKENあたりを彷彿とさせるギターロックと世界観が魅力的な感じ(といっても、数曲しか聴いていないのですが)で、ニコニコ動画発のヒットに食指が動かないようなリスナー層にもアピールできそうな感じの曲調です。

最後9位には、韓国の男性アイドル、元東方神起のメンバーで、現在はJYJとして活動しているXIAH junsu(ジュンス)の韓国でのアルバム「1集 - Tarantallegra」がランクインしています。

今週の着うた&アルバムチャートは以上。チャート評は、また来週の水曜日に~。

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2012年5月24日 (木)

HIP HOPサイドはカッコよかったけれども

Title:Pink Friday:Roman Reloaded
Musician:Nicki Minaj

デビューアルバム「Pink Friday」が大ヒットを記録し、一躍話題の人となったアメリカの女性ラッパー、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)。そのデビューアルバムの時は、例によって、日本ではほとんど話題にのぼらなかったのですが、その後、徐々に日本でも知名度をあげ、この2ndアルバムでは、見事、日本でもベスト10ヒットを記録しました。もちろん、ビルボードチャートでは1位を獲得しています。

今回のアルバムは、オリジナルは19曲、国内盤ではボーナストラックを含めて22曲というフルボリューム。今回も、NasやDrake、Lil Wayneといった豪華な面子がゲストとして参加しています。

その新作の特徴は、前半と後半で雰囲気が異なること。前半はHIP HOPサイド、後半はエレクトロなダンスチューンやポップナンバーが中心という2部構成になっているみたいです。

個人的にも、前作「Pink Friday」が気に入ったため、かなり期待した今回のアルバム。前半のHIP HOPサイドについては、その期待に十分に応えてくれた出来だったと思います。音数を絞り込んだトラックに、タイトなリズムがインパクトを放つナンバー。「やばさ」を感じながらも、ポピュラリティーを兼ね備えた絶妙なバランスが印象的。2 Chainzをフューチャーした「BEEZ IN THE TRAP」や、Lil Wayneを迎えた「ROMAN RELOADED」あたりは、特にカッコよく感じました。

ただ、一方で、後半に関しては、正直、期待はずれでした。ポップなナンバーや、エレクトロなダンスチューンは、確かに耳障りのいい楽曲だったと思います。しかし、似たようなタイプの曲が多く、トラックもメロディーも正直平凡。「売り」を狙ったとは思わないのですが、悪い意味で、耳障りだけがいい、ベタな曲が多かったように感じました。

そんな感じで、前半だけなら文句なしの傑作だったのですが、後半で一気に失速してしまった感じ・・・。別にエレクトロなダンスチューンやポップナンバーも数曲だけならアクセントとして悪くないと思うのですが、後半、そんな曲ばかりの連続で、正直、少々飽きてしまいました。

HIP HOPサイドを聴く限りは、その勢いが衰えた感じはしないのですが・・・次回作は、前半みたいなカッコいい楽曲をもっと、是非!

評価:★★★★

Nicki Minaj 過去の作品
Pink Friday


ほかに聴いたアルバム

Fluorescence/Asobi Seksu

ボーカルYUKI CHIKUDATEの、ちょっとケルティッシュな、陽性のボーカルが印象的。突き抜けるような明るい歌声がインパクトがありつつも、シューゲイザー直系のノイズギターはあいかわらず。時に中盤からの、ファンタジックな雰囲気にボーカルがピッタリとマッチ。時折流れるシューゲイザー風なギターがほどよいインパクトを奏でていました。

評価:★★★★★

Asobi Seksu 過去の作品
Hush

F.A.M.E./Chris Brown

本作もビルボードチャートで1位を獲得するなど、アメリカで大人気のR&Bシンガー。楽曲は、今風のエレクトロポップといった感じ。ポップで聴きやすい反面、悪い意味で、アイドルシンガーみたいな平凡な楽曲は、正直、あまり面白みを感じませんでした・・・。

評価:★★★

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2012年5月23日 (水)

金環日食にちなんだ曲も・・・。

今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

先日、日本各地で金環日食が観測され、大きな話題となりました。みなさんも見ました?私も、家のマンションのベランダから、ちょうど良い具合で太陽が見れて、めがねをつかって、しっかり観測しました。今週は、その金環日食にからむ曲がランクインしています。

まず1位は、AKB系のグループ、SKE48「アイシテラブル!」が獲得。アイドルソングの王道なのは前作から引き続き。初動47万3千枚を売り上げ、4作連続の1位は、女性グループでは史上4組目だとか。ただし、初動売上は前作「片想いFinally」の49万5千枚からダウン。これで頭うちになった感が?

2位は、韓国の男性アイドルグループSHINee「sherlock」が獲得。初動売上4万8千枚は、前作「LUCIFER」の5万枚からダウン。前作は初回盤2種+通常盤の3種リリースだったのが、初回盤+通常盤の2種になった影響か?ただ、初回盤はトレーディングカードがランダムに入っている仕様みたいなので、複数枚買い組はあまり変らなさそうですが。

3位は、日本の男女アイドルダンスグループAAA「Still Love You」。昔、TM Networkに「Still Love Her」って曲があったなぁ、と思ったのですが、残念ながら、今回は小室先生の作品ではありません。初動売上は4万8千枚で、前作「SAILING」の4万2千枚からアップ。前々作「Charge&Go!」の初動売上まで戻してきています。ちなみに2位とはわずか714枚差でした。

さて、冒頭に出した金環日食の話題。多分、Dreams Come Trueが1990年の作品「時間旅行」で、この金環日食を歌詞に登場させた、ということで、今回、話題になっています。1990年の段階じゃあ、まさかこの頃までドリカムが第1線で活躍し続けているとは、想像できなかったよなぁ。そんな訳で、今週5位にランクインしてきたのがDreams Come True「MY TIME TO SHINE」。カップリングに、その「時間旅行」を収録しています。

その影響か、純粋にタイトル曲がファンケルのCMソングとしてバンバン流れている影響か、初動売上3万枚は、前作「LIES,LIES.」の1万2千枚から大幅アップ。ただ、前々作「生きてゆくのです」は初動3万4千枚を売り上げているおり、前作はアルバムからの先行リリースだったことを考えると、CM効果も、金環日食もさほどなかった模様・・・。

ちなみに、次の金環日食は、日本では2030年に北海道で、2041年に名古屋を中心に東海アエリアで見える模様。18年後に29年後と、かなり遠い先みたいに思えますが、ドリカムの「時間旅行」から22年。この曲が発売された頃は、今回の金環日食も遠い先と思えたのですが・・・あっという間でしたね。もっとも、その間、ドリカムは、3人組から(以下、自粛)。

6位には、ヴィジュアル系バンドViViD「REAL」がランクイン。着うたチャートでも先週ランクインしてきましたが、TBS系アニメ「機動戦士ガンダムAGE」主題歌という好タイアップ曲。王道J-POPのポップスロックといった感じで、売れそうなタイプだと思うのですが、初動売上2万枚と、前作「message」の1万9千枚から若干のアップと、タイアップ効果はあまりなかった模様。

7位は、家入レオ「Shine」が入ってきています。こちらも、先週の着うたチャートでも入ってきましたが、フジテレビ系ドラマ「カエルの王女さま」主題歌。前作「サブリナ」がヒットをした、YUIや絢香を輩出した音楽スクール出身の新人の2枚目で、楽曲も完全にYUIや絢香の路線。初動売上1万9千枚は前作の8千枚から大きくアップ。レコード会社からはかなりプッシュされているみたいですが、順調に人気を伸ばしていると取るか、あれだけプッシュされてこの程度と取るかは微妙なところ・・・。

9位には、木村カエラ「マミレル」がランクインです。元BOaT、現NATSUMENのAxSxE作曲によるエレクトロロックナンバー。初動売上は、最高位13位に終わった前作「喜怒哀楽 plus 愛」の9千枚から、1万2千枚にアップ。前々作「A winter fairy is melting a snowman」以来のベスト10入りとなりました。

最後10位には、韓国の男性タレント、JUNO「Everything」がランクイン。元東方神起、現JYJのジュンスの双子の兄です。これが日本での3作目で、初のベスト10ヒットとなった前作「believe...~君を信じて~」の初動9千枚から、初動1万1千枚と若干アップしています。

今週のシングルチャートは以上。アルバム&着うたは金曜日に~。

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2012年5月22日 (火)

ポピュラーセンスとユーモラスのある作品

Title:MUSIC EXPRES$
Musician:サイプレス上野とロベルト吉野

誰でもすんなり入れるポピュラリティーと、ユーモアセンスを併せ持ち、かつ、HIP HOPミュージシャンとしての実力を兼ね備えている・・・RIP SLYMEとかスチャダラパーとかRHYMESTERとか、日本のHIP HOPシーンにもそういうミュージシャンは少なくありません。そして、彼ら、サイプレス上野とロベルト吉野もおそらく、そんな「実力派」たちの仲間だよなぁ。

今回のアルバムに関しては、ポピュラリティーとユーモアセンスが増して、聴き終わった後、妙に印象に残るナンバーが多かったように思います。エレクトロなサウンドの、「よっしゃっしゃっす〆」は、そのタイトルのラップが印象に残りますし、続くタイトルチューン、「MUSIC EXPRES$」はメロウなトラックが印象的なナンバーと、序盤から聴きごたえのある曲が並んでいます。

その後も、SPECIAL OTHERSを迎えたバンド色の強い「YOKOHAMA AWESOME6」があったり、また、日々、食事の出来ることのありがたさを歌った「食EX」は、ちょっとまじめすぎるんじゃないの?と思ったとところで、「食後」みたいなワンクッションが入ったりして。さらには「GOLD DIGGER」はエレクトロニカ的な強いリズムがインパクト十分な曲が印象に残りました。

そんな中でも、強く印象に残ったのが、「ちゅうぶらりん」。この曲、あの元ミドリの後藤まりこのゲストボーカルとして参加。ちょっと舌ったらずな感じのボーカルが耳に残り、ある意味、後藤まりこに曲がのっとられちゃっている感じも(笑)。

一方では、日本の音楽業界の現状を嘆く「OH!WHAT A CONTESTS(オ・ワ・コ・ン)」なんて曲があったり。また、サイプレス上野は、先日、日本語ラップの歴史を語った「LEGEND オブ 日本語ラップ伝説」なんて本を出しましたが、日本語ラップに関しての思いを、その歴史をからめせながら綴った「日本語ラップKILLA★」が最後を飾ります。なんか、彼ら、本当に音楽を愛し、日本語ラップを愛しているんだなぁ・・・そういうことを感じてしまいました。

アルバム全体、ポップなナンバーが多く、バリエーションも豊富。彼らの本領の発揮された、いい意味で、とても聴きやすいアルバムだったと思います。これだけポピュラリティーのあるアルバムを作っているんだから、もっと売れてもいいタイプのラッパーだと思うんですけどね。彼らのアルバムのうち、いままで聴いたアルバムの中で、一番インパクトもあり、楽しめた作品でした。

評価:★★★★★

サイプレス上野とロベルト吉野 過去の作品
WONDER WHEEL
YOKOHAMA LAUGHTER
サ上とロ吉のINMIX~non stop rental~

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2012年5月21日 (月)

栄ミナミ音楽祭 '12 その2

昨日に引き続き、名古屋栄で行われたフリーライブイベント、栄ミナミ音楽祭'12のレポです。

Minami2

DEPAPEPE@矢場公園

この日、一番のお目当てはギターインストコンビの彼ら。以前、サマソニで一度ステージを見たのですが、爽やかなギター2本で奏でるステージがとても素晴らしく、また、見たい!とずっと思っていました。

天気がとても良かったこの日に、ビールを片手に、またマッタリしながら彼らのステージを楽しみます。この日は、まさにこんな日にふさわしい曲ということで「いい日だったね」や「START」、さらに最後には「ONE」などを披露。相変わらず2人で奏でる爽やかなギターインストがとても心地よいステージでした。

ただ・・・正直言ってしまうと、以前見た、サマソニのステージの方がよかったなぁ。幕張の海辺で、のんびりしながら見た環境もよかったのかもしれないのですが・・・2人のノリというか、MCなどもふくめたステージ上のキレが、以前の方があったような。以前見たステージは、もっとアグレッシブだったような記憶があるのですが、それと比べると、ちょっとおとなしいステージだったようにも感じました。この日ももちろんいいステージだとは思ったんですけどね・・・。

宮地佑紀生@矢場公園

で、続いては、名古屋人ならおそらく誰もが知っている地元タレント、宮地佑紀生が、なんとライブで登場(笑)。まあ、話のネタに、ちょっとライブを見てみようかなぁ、と思ったのですが・・・・・・うーん、なんか一言で言うと、場末の温泉街とか、地域の夏祭りとかで、名前も知らない演歌歌手が呼ばれて歌ったようなステージ(^^;;肝心の曲も、B級歌謡曲といった感じでいまひとつ。この人はつくづく、テレビの人なんですね。

IWAO@ナディアパーク アトリウム

そんな訳なので、早々に矢場公園を離れて、隣の、もうひとつのメインステージ、ナディアパークアトリウムのステージへ。ちょうどIWAOというウクレレ奏者のステージの最中でした。ウクレレ一本で軽快で爽やかなインストを聴かせるステージ。日本のウクレレ界の大御所、牧伸二と高木ブーが同じ年生まれという話をしたり、日本のウクレレと、ハワイのウクレレのリズムの違いを解説したり、軽快なMCを挟みながらの、なかなか楽しいステージ。しんみり聴かせるところは聴かせ、客を盛り上げるところでは盛り上げるパフォーマンスに、しばし見入ってしまいました。

その後も、いろいろなメンバーを入れ替えつつ、ナディアパーク アトリウムのステージは続いていったみたいなのですが、IWAOのウクレレでの単独ステージが終わった段階で、再び矢場公園へ。相変わらず宮地佑紀生のステージが続いていて、スガキヤのCMソングなんかを歌っていたりしたのですが・・・相変わらず場末の温泉宿みたいなステージ(^^;;

バンバンバザール@矢場公園

で、そのまま矢場公園でバンバンバザールのステージへ。この日は、メインメンバー2人に、ゲストも加えた、「バンバンバザールデラックス」でのステージだそうです。ニューオリンズの軽快なジャズを思い出すような、とても楽しくハッピーになれるようなライブ。夕方になり、ちょっと涼しくなり、日曜日の午後、ちょっと寂しい気分になりだした時間帯に、逆の意味でピッタリ来るような、とても気分が晴れやかになるライブでした。

バンバンバザールというバンド自体は、名前だけは知っていたのですが、ライブを見るのはこの日がはじめて。楽しそうなバンドだなぁ、と思っていたのですが、予想通り、とても楽しいステージでした。また、機会があればライブを見てみたいです。

鈴木聖美@矢場公園

そして、この、栄ミナミ音楽祭でオオトリを飾ったのが、鈴木聖美。実は彼女のステージも見るのはこれが2回目。以前は、2003年に行われた、エピックソニー25周年ライブイベントで見たので、9年ぶりということになります。

彼女に関しては、有名な「ロンリーチャップリン」とかを知っている程度で、正直、そんなに期待はしていなかったのですが・・・ステージを見て、驚きました。当たり前の話かもしれませんが、めちゃくちゃ歌が上手い!それも、こういっては何なのですが、ただ声量があるだけの、歌謡曲的な「上手さ」じゃなくて、感情たっぷりで、ソウルフルなボーカルなんですよね。

先日リリースしたカバーアルバムから「想い出ぽろぽろ」と「星空のふたり」、さらには、ギターを弾いていた旦那(!)とのデゥオで、「ロンリー・チャップリン」と「TAXI」と、ちゃんとヒット曲も披露。さらに最後はパワフルなボーカルで「Over The Rainbow」で締めくくってくれました。

最新アルバムでは、主に歌謡曲のカバーに挑戦したみたいなのですが、いやあ、これだけソウルフルなボーカルの持ち主なら、歌謡曲よりも、本格的なソウルミュージックをカバーしてほしいなぁ。そのパワフルで、表現力豊かなボーカルにすっかり魅了されてしまったステージでした。

そんな訳で、最後はフィナーレが行われたようなのですが、その前に会場を去りました。栄全体のいろいろなところでライブが行われており、有名無名、数多くのミュージシャンが参加したイベント。正直、玉石混合といった感じではあるのですが、そういう点も含めて、おもしろいイベントだったと思います。街を歩くだけで、ライブの演奏が聴こえてくるのって、何かいいですよね~。無料だし、来年も是非足を運びたいです。とても楽しかったです~♪

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2012年5月20日 (日)

街角音楽祭 その1

栄ミナミ音楽祭'12

会場:矢場公園特設会場 他 日時:2012年5月13日(日)

今回、参加したのは、栄ミナミ音楽祭という、今回が6年目となるイベント。矢場公園の会場を中心に、矢場町や住吉町などの栄ミナミ(というか、いつからこの辺のことを「栄ミナミ」なんて言うようになったんだ?)地域と、一部大須の街角に会場を設けて、フリーライブを開催するというイベント。そりゃあ、音楽好きとしては、足を運ばざるを得ないでしょう(笑)。12日13日2日間のイベントでしたが、13日のみ、遊びに行ってきました。

大島圭太@住吉通山家東横コインパーキング

で、最初は昼飯を食べた場所のすぐ近くでやっていた大島圭太というギター1本のフォークシンガー。客の数は、数えられるほどまばらだったのですが、意外とおじさんとか年輩のファンが多かったのが印象的。ただ、ライブ自体は、これが予想外によかった!なんというか、こういうストリートの場で観客を盛り上げる壺を心得ている感じで、客をいじったり、一緒に盛り上げたりしながら、アコギ一本で力強くポップなフォークソングを歌い上げる曲が印象に残りました。全く初耳のミュージシャンだったのですが、軽く一緒に盛り上がってしまいました。

Minami1

奥華子@矢場公園

で、続いてはメイン会場である矢場公園で、奥華子のライブ。矢場公園は、この日、大きなステージが登場し、周りには屋台も並び、まさにちょっとしたお祭りな感じ。観客もかなりの数、集まっていました。で、予定時間から10分ほど経過し、奥華子が登場。名前だけは以前から知っていたのですが、ライブを見るのはこの日がはじめてです。

ステージ上にはキーボードが1台だけ置かれ、そのキーボードを弾き語りしてのステージ。司会者は、散々「奇跡の歌声」とあおっていましたが・・・うーん、声は、それだけで惹き付けられるほどではないんじゃない?いや、かわいらしい声ではありましたが。

楽曲は、良くも悪くもシンプルなポップスという感じ。演奏も歌詞もメロディーも、いたってシンプルでストレート。最後の方で、「初恋」を演ったのですが、この曲はベスト10ヒットになったこともあって、私も知っている曲。この曲に関しては、やはり耳を惹きますね。思わず聴きいってしまいました。

五島良子@CAFE&KITCHEN BAR MALKA

次に足を運んだのが、矢場公園脇にあるカフェ。ここの中で、五島良子のライブが行われていました。五島良子って、なにげに高校生の頃から知っているベテランミュージシャンなのですがライブを見るのはこれがはじめて。すらりとした長身のとてもきれいな方で、ちょっとビックリしました。

オープンカフェの外からライブを見ていたのですが、ついた時には、ちょうどミリー・リパートンの「Lovin' You」を披露していました。ギター一本のサポートで、ちょっとジャジーな雰囲気のステージ。高音部を特に聴かせる、きれいで伸びやかなボーカルが印象的で、その歌声にしばし聴き入ってしまいます。電気グルーヴやくるりの曲にも参加している彼女ですが、その美しいボーカルに、いろいろなミュージシャンからひっぱりだこなのはわかるような感じがするなぁ。

矢場公園のすぐ横ということで、メインステージの音が聴こえてきてしまって、正直、店の外からだと、ちょっと聴き取りにくかったのが残念。ただ、大人のおしゃれな雰囲気の、とても素晴らしいステージだったと思います。また、ライブを見てみたいです。

千綿偉功@大津通パルコ西館前

次はパルコ西館前で、千綿偉功というミュージシャンのライブ。むか~し、CHASEという名義のユニットで、「あの空をもう一度」という曲がスマッシュヒットを記録したことがありました。実は彼のライブを見るのはこれが2度目。もう10年も前に、ライブイベントでちょっとだけ見たことがあったりするんです・・・。

この日はギター1本のステージだったのですが、楽曲は、まさに90年代J-POPそのままといった感じのポップスロック。楽曲のノリも、本人のMCも、かなり熱い感じで、ちょっと懐かしさすら感じてしまいました。良くも悪くも、90年代からそのままといった感じ。ただ、彼のステージ開始が遅れたのと、次に矢場公園ではじまるDEPAPEPEが、この日一番の目当て、ということで、矢場公園に戻ります。

アノインテッドマスクワイヤー@CAFE&KITCHEN BAR MALKA

しかし、矢場公園に戻ると、まだDEPAPEPEの前のミュージシャン、アノインテッドマスクワイヤーのライブの真っ最中・・・なのですが、ステージの上には人、人、人・・・どころか、ステージの下までズラリ(笑)。なんでも総勢130名のステージ。パンフレットによると、総勢は約1000人にも及ぶとか(^^;;

パワフルなゴスペルミュージシャンで、重厚なコーラスワークには圧巻。何十にも積み重なった人の声は、一種幻想的ですらあります。アメリカの黒人の教会とかで歌われるゴスペルって、まさにこの世界なんだろうなぁ、なんてこと考えつつ、しばし聴き入ってしまいました。

次へ続く

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2012年5月19日 (土)

イタタタタ・・・。

Title:忘れらんねえよ
Musician:忘れらんねえよ

rockin'on主催の新人コンテストで入賞し、デビューを果たした男性3人組バンドのデビューアルバム。ジャケットもあれですが、ミュージシャン名自体も、かなりあれな感じのバンド(笑)。ただ、ミュージシャン名のとおり、その名前のインパクトの強さに一度その名前を聞いたら「忘れらんねえよ」なバンドですが。

楽曲はストレートなパンクロックで、タイプとしては、サンボマスターに近い雰囲気も。最初に、ボーカルの「語り」から入る曲もありますし。ただ、このバンドの一番の特徴は、やはりその歌詞にあると思います。

彼らが書く歌詞では、もてない野郎の、あまりに情けない、もてない行動をそのまま描写しています。「ブログを覗き見る」では、タイトル通りストレートに、好きな子のブログを見たら、彼氏とデートに行っていた、という情けない内容ですし、「慶応ボーイになりたい」も、好きな子が慶応ボーイと結婚した、という話。

ある意味、あまりに身も蓋もないなのですが、それが逆に、私みたいなもてなかった男性からすると、どこか心あたりがあって、グサリと来てしまう部分が(笑)。それだけインパクトの強い内容だけに、一度聴いたら彼らの名前の通り、忘れらんねえ歌詞が並んでいます。

確かに、この手の情けない男の歌というのは、例えばサンボマスターだったり、ガガガSPだったりもネタとしていますが、彼らの書く歌詞の身も蓋もなさは、それを上回ってあまりにストレート。そのため、聴く人にとっては、ちょっと引いちゃう人もいるかもしれませんが・・・そういう人は、おそらく学生時代から、相手には苦労しなかった人なんだろうなぁ、ということで・・・。

ただ、ちょっと残念なのは、内容があまりにストレートでひねりがなさすぎる、という点。インパクトは非常に強い反面、何度か聴くうちに飽きてしまいそうな気がしますし、近い将来、ネタ切れを起こしそうな気も。ここらへん、もうひとひねりが欲しかった気がします。もっとも、ひとひねりすれば、このストレートな歌詞の魅力が失われてしまいそうな感も否定できないのですが、う~ん。

そういう意味では、これから彼らがどういう方向で進んでいくのか、とても楽しみであり、不安も感じるアルバム。ただ、このインパクトの強さは、最近の新人バンドの中ではピカイチではないでしょうか。要注目のバンドです。

評価:★★★★


ほかに聴いたアルバム

FEBRUARY&HEAVENLY/Tommy february6/Tommy heavenly6

Tommy february6がデビューしてから10周年を記念してリリースされたアルバムは、Tommy february6とTommy heavenly6が同時にクレジットされ、5曲ずつ、それぞれの名義で歌うスタイル。ってか、もう10年もやっているんですか。正直、トミフェブもトミヘヴも、B級っぽいチープなバブルガムポップが魅力なんですが、チープさが魅力なだけに、そういつまでも続けるプロジェクトじゃないと思うんですよね。実際、似たような曲が多く、ここ最近ではすっかりマンネリ気味で、面白みを感じません。そろそろブリグリの活動を本格化させるか、このキャラは卒業し、もうちょっと腰を落ち着けた、ソロプロジェクトをはじめて欲しいのですが・・・。

評価:★★★

Tommy february6/Tommy Heavenly6 過去の作品
I KILL MY HEART(Tommy Heavenly6)
Strawberry Cream Soda Pop “Daydream”(Tommy February6)
Gothic Melting Ice Cream’s Darkness “Nightmare”(Tommy heavenly6)

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2012年5月18日 (金)

ミスチル、やはり強し

今週の着うたチャート

2012年5月9日~2012年5月15日付チャート

今週の着うたチャートは、レコチョクのシステム障害で、レコチョクのデータが入っていないそうです。そんな状態でチャートを発表しちゃっていいの?

まず今週の1位は、女性シンガーMs.OOJA「Be...」が獲得。先週の11位からのいきなりの1位獲得で、ベスト10には2週ぶりに返り咲きとなりました。今週、アルバムチャートでランクインしてきたアルバム発売の影響でしょう。

2位はいきものがかり「ハルウタ」がワンランクダウン。3位には、ビジュアル系バンドViviD「REAL」が初登場でランクイン。5月16日発売予定のシングルからの先行配信で、TBS系アニメ「機動戦士ガンダムAGE」主題歌という好タイアップ曲。前作「message」はシングルチャートでも4位を獲得していますし、この曲もヒットしそうな予感が。

4位以下の初登場では・・・まず4位に、Lady Gaga「Born This Way」が再登場!先日、来日公演を行ったばかりの彼女ですが、この再登場はその影響でしょう。再登場といえばもう1曲。今週9位に、ZONE「secret base~君がくれたもの~」がいきなりランクイン。この曲は、いわゆるガールズバンドのZONEが、2001年にリリースして70万枚を売り上げたヒット曲。いきなりのベスト10入りはなぜ?と思ったのですが、5月12日放送テレビ朝日系バラエティー「関ジャニの仕分け∞」に本人たちが出演し、この歌を披露した影響でしょうか?

そして今週、ベスト10圏外からのランクアップによる初登場がもう1曲。5位に家入レオ「Shine」がランクイン。5月16日に発売されたシングルからの先行配信で、フジテレビ系ドラマ「カエルの王女さま」主題歌。YUIや絢香を輩出した音楽スクール出身の新人の2枚目で、デビューシングル「サブリナ」でいきなりベスト10ヒット。かなり厚遇されている感のある新人です。


今週のアルバムチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

今週は、注目のベスト盤が1位2位を獲得!

今週は、Mr.Childrenの2枚のベスト盤が、1位2位を獲得。1位は、「Mr.Children 2005-2010<macro>」、2位は「Mr.Children 2001-2005<micro>」という結果となっています。

初動売上は、「2005-2010<macro>」が73万1千枚、「2001-2005<micro>」が71万5千枚という結果に。もちろん、現在のCD市場を考えれば、圧倒的な結果で、直近のオリジナル「SENSE」の初動50万1千枚を大きく上回りましたが、「SUPERMARKET FANTASY」が初動70万1千枚ということを考えると、ちょっと寂しい感じもします。もっとも、このアルバム、通常のアルバムと異なり木曜日発売と、1日集計期間が短かったため、その影響もあったのかも。

ちなみに、前回のベスト盤「Mr.Children 1992-1995」の初動120万2千枚、「Mr.Children 1996-2000」の100万4千枚からのダウン。まあ、これはさすがにCDをめぐる状況も違うし、前作は初のベスト盤だった、ということもあるし、仕方ない結果なのでしょうが。

ただ、今週、やはりミスチル強し!と感じたのは、この1位2位というよりも、むしろ、9位に、なんとその以前のベスト盤「Mr.Children 1992-1995」がランクインしてきたこと!ちなみに「Mr.Children 1996-2000」も12位にランクインしています。10年以上前の作品を、いまさら買い求めるファンも多いという点、ミスチルの強さを感じました。

3位には、先週まで2週連続1位を獲得していたゆずのベスト盤「YUZU YOU[2006-2011]」が、2ランクダウンながらもベスト3をキープしています。

4位以下初登場は、まず4位に、着うたチャートで1位を獲得した女性シンガーMs.OOJA「HEART」がランクイン。CD媒体ではシングル、アルバム通じて初のベスト10ヒット。初動売上1万5千枚は、前作「VOICE」の25位4千枚から大きくアップしています。

6位には、韓国のアイドルグループ少女時代の別働ユニットTaetiseo(テティソ)の「Twinkle」がランクイン。韓国盤のみでの発売ながらも、ベスト10にランクインしてきました。

8位はL'Arc~en~Ciel「World's Best Selection」が入ってきています。こちらは、ライブ会場限定リリースとなるベスト盤。こちらもライブ会場のみの売上という変則的な発売方式ながらも、8千枚を売り上げ、見事ベスト10入りです。

最後10位には、「魔法使いの夜 オリジナルサウンドトラック」がランクイン。こちらはパソコンゲームのサントラ盤が見事ベスト10ヒットを記録しました。

今週の着うた&アルバムチャートは以上。チャート評は、また来週の水曜日に!

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2012年5月17日 (木)

この自由さはミックステープならでは?

Title:California Republic
Musician:The Game

Californiarepublic

今回紹介するのは、アメリカで人気のラッパー、The Gameが、4月にリリースしたミックス・テープ。もちろん、ミックス・テープなだけに、フリーダウンロードの作品。もちろん、さっそくダウンロードし、聴いてみました。

ダウンロードはこちらのサイトから。

フリーダウンロードの作品とはいえ、非常に豪華な今回の作品。特にゲストが豪華で、ネプチューンズやLupe Fiasco、Snoop Doggなど。まさに大物がズラリと並んでおり、フリーとは信じられないような豪華さが目立ちます。

そんな中、ユニークだったのが、最近話題で、ここでも取り上げたTyler, the Creatorの「Yonkers」のトラックをそのまま使いながら、フリースタイルのラップを繰り広げた「Yonkrs Freestyle Base」。女性のあえぎ声なんかも入ったエロチックな内容は、原曲とは違ったヤバさを感じました。

そして、90分以上に及ぶボリューム感満点の今回の作品は非常にバリエーションの富んだ作風に。マイクリレーが耳を惹く「Death Penalty」、メロウで力強い女性ボーカルが魅力的な「Tonight」、トラックが、どこかオールドスタイルなソウルっぽい「Skate On」、ネプチューンズがプロデュースを手がけた「It Must Be Tough」は、爽やかな雰囲気が、いい意味でポップスさを感じられる作品になっています。

個人的には、音数を絞ったタイトなトラックが魅力的だった「Pussy Money Weed」や、強いビートに、どこか悲しげなピアノが効果的なトラックを奏でる「Come Up」あたりが印象に残りました。

このバリエーションの多さ、フリーのミックステープにも関わらず・・・というよりも、フリーのミックステープだからこそ、いろいろなミュージシャンがそれぞれのスタイルで自由にやっている、そう感じました。ある意味、この自由さがミックステープの良さなのかなぁ。ボリュームたっぷりの作品に大満足。興味のある方は、是非。

評価:★★★★★

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